充実の内容で安心! スターフライヤーの手荷物
スターフライヤーは北九州を中心に路線を展開している地域航空会社です。
かつてはLCC(格安航空会社)として運行していましたが、「ハイブリッド・エアライン」へ方向転換しました。「大手航空会社並みのサービス」と「格安航空会社並みの価格」を両立させようという新しい試みを始めて、大成功を収めました!
現在では北九州を結ぶ路線のほかにも、「羽田空港=関西国際空港」路線も展開していて、今後の動向が期待される航空会社です。大手航空会社と格安航空会社の良いとこ取りをした、素晴らしい航空会社ですね!
そんなスターフライヤーですが、初めてこの航空会社を利用される方は、「手荷物」について不安を感じているのではないでしょうか。
一般的にLCC(格安航空会社)では手荷物制限が厳しいと言われているので、大手航空会社以外で旅行するときには、この手荷物の心配は付きものですよね。
しかし、心配する必要はありません。実は、スターフライヤーの手荷物制限は、大手航空会社並みに優しいのです!ここが「ハイブリッド・エアライン」の魅力的な点ですよね。
とは言っても、やはり受託手荷物には重量や大きさの制限があります。そこで、スターフライヤーの手荷物制限について、これから詳しく見ていきましょう!
1.受託手荷物
多くのLCC(格安航空会社)では、受託手荷物は重量に関わらず有料という航空会社が多いです。しかし、スターフライヤーは地域航空会社なので、どの運賃タイプでも20kgまでの受託手荷物が無料となっています。魅力的ですね!
(1)受託手荷物の預け入れ方法
受託手荷物を預ける場合は、出発ロビーの「手荷物カウンター」での受け付けが必要となります。
その際に「eチケットお客様控え」もしくは、携帯電話からダウンロードした「2次元バーコード」などの提示が必要となります。
スターフライヤーでは、受託手荷物を預け入れる場合でも「スキップサービス」を利用できるので、とても便利になっています。
(2)受託手荷物の各種制限
スターフライヤーではどの運賃タイプでも20kgまでの受託手荷物の預け入れが無料となっていますが、その他にも細かな制限があります。
受託手荷物の重量が20kgを超える場合は「超過手数料」が必要となります。
ただし1個あたりの最大重量は32kgまでで、それを超える場合は複数の手荷物に分割しなければなりません。また、受託手荷物の個数制限はありませんが、すべての合計重量は100kg以下である必要があります。
大きさの制限は3辺の和が203cm以内となっています。これを超える手荷物を預け入れる場合は、事前に「SF CALL CENTER(国内線予約案内センター)」へ連絡しておく必要があります。
ただし、貨物積載スペースの都合上、受託できない場合があるので、あらかじめ注意しておきましょう。
(3)超過手数料の詳細
超過手数料は次のとおりになっています。
1kgから10kgまでの超過: 2,500円
11kgから20kgまでの超過: 3,500円
21kgから30kgまでの超過: 4,500円
以降10kgあたりの超過: 1,000円ずつ加算
例えば40kgの受託手荷物を預け入れる場合は、超過手数料として3,500円が必要になります。
(4)楽器を預け入れる場合
スターフライヤーでは通常の手荷物以外のものを預け入れることもできます。ただし、先ほどの制限を超えてしまう楽器を預け入れる場合は、やはり超過手数料が必要となります。
(5)ペットを預け入れる場合
ペットを預け入れることも可能ですが、様々な注意点があります。受託できるペットは小型犬・猫・小鳥などに限られており、これらに当てはまるペットでも、貨物積載スペースの都合で預けられない場合があります。
①ペットの預け方
ペットを預ける場合は、事前に「SF CALL CENTER(国内線予約案内センター)」へ連絡しておく必要があり、ペットの種類に関わらず手数料として6,000円が必要となります。
また、ペットを預ける場合は事前に「同意書(http://www.starflyer.jp/checkin/pdf/pet_2014.pdf)」に署名をしておき、搭乗日は出発時刻の30分前までに「手荷物カウンター」へ行く必要があります。
②注意点
なお、貨物室内部は客室内と同様に気温や気圧が保たれていますが、夏季は太陽光の影響により貨物室が高温になる場合があります。冬季は非常に気温が下がりやすいので、ペットの種類によっては注意が必要です。
安全性を保つため、ペットケージ内に飲み水や餌などを入れておくことはできません。ただし、ケージにしっかりと固定できて、強い振動でも水漏れしない「ノズル式タイプ」の給水器は、ケージに備え付けておくことができます。
夏季期間(5月1日から10月31日)は、スターフライヤー側でケージへの保冷剤や、給水器の取り付けサービスが行われています。もし希望される場合はペットを預ける際に、手荷物受付カウンターでスタッフに相談しましょう。
③預けられない犬種
また、次に当てはまる「短頭種犬」および「短吻種犬」は、飛行中に体調を崩す可能性があるので、夏季期間の6月1日から9月30日は預けられません。
・ブルドッグ
・フレンチブルドッグ
・ボクサー
・シーズ
・テリア(ボストン・テリア、ブル・テリア)
・スパニエル(キングスチャールズ・スパニエル、チベタン・スパニエル)
・ブリュッセル
・グリフォン
・チャウチャウ
・パグ
・チン
・ペキニーズ
これらの犬種は口吻(鼻腔)が短いため、体温調整が苦手です。
よくワンちゃんが「ハァハァ」と息を吐いていることがありますが、実はこれは体温調整のためなのです。上記の犬種はそれが苦手なので、貨物室で「熱中症」になってしまう可能性があります!
上記の犬種は言うまでもありませんが、肥満犬や高齢犬も要注意です。最悪の場合は死に至ることのあるので、可能な限りペットは預けないほうが無難です。
もしどうしても預けなければならない場合は、これらの点に十分に注意してください!
④専用ケージの貸し出し
普段使用しているケージが鍵の掛からないタイプであれば、スターフライヤーのケージを無料で借りることができます。また、鍵の掛かるタイプであっても、木製・布製・籐製の場合は強度が不足しているため危険なので、専用ケージを借りるようにしましょう。
借りられるケージのサイズは次のとおりになっています。
Sサイズ: 縦41cm×横53cm×高さ38cm
Mサイズ: 縦51cm×横69cm×高さ47.5cm
Lサイズ: 縦61cm×横91cm×高さ66cm
ただし、数に限りがあるので、これらのケージを借りられない場合もあります。
(6)預け入れできないもの
以下のいずれかに該当するものは、決して受託手荷物として預けることなく、機内に持ち込むようにしましょう。
・高価品、現金、宝石類、貴金属、有価証券、証券、美術骨董品などの高価な物品。
・書類、電子データ、旅券などの旅行に必要な身分を証明する文書。
・現金、カード類、金券、通帳、小切手、定期券、鍵などの貴重品。
・パソコンおよび周辺機器類、携帯電話、カメラ、デジタルカメラ、ビデオカメラ、時計などの電子機器。
・医薬品などの生活に必要不可欠なもの。(紛失時に困ったことになってしまう可能性があります!)
・陶器、ガラス製品、瓶に入った酒類や飲料水などの壊れやすいもの。
(7)危険物について
燃えやすいものや爆発の可能性があるものは、非常に危険なため受託手荷物として預け入れることができません!
特に次に該当するものは受託手荷物に入れることができないので、あらかじめしっかりと確認しておきましょう。
・ガスライター
・オイルライター
・葉巻用ライター、プリミキシングライター
・ペンキ、塗料
・花火
・電池式のヘアカーラーおよびヘアアイロン
(8)受託手荷物が破損した場合
受託手荷物は基本的に大切に取り扱われていますが、到着先の空港で受託手荷物を受け取った際に、万が一破損や紛失などが発生していることに気付いた場合は、「国内旅客運送約款」に基づいた対応を受けられます。そのため、直ちに空港スタッフにお知らせください!
また、空港を離れた後の滞在先や自宅で、破損や紛失に気付いた場合は、到着日の翌日から起算して7日以内に、到着地の空港カウンターに申告する必要があります。この期間を過ぎてしまうと対応を受けられなくなるので、必ず期限内に申告しておきましょう!
ただし、次のいずれかに当てはまる場合は「免責」となってしまうので、受託手荷物を預ける際はあらかじめご注意ください。
・過重量や過容量による手荷物の破損。
・老朽化などの手荷物固有の不具合に起因した破損。
・着脱式キャスター、ストラップ、フック、名札、ベルトなどの突起した付属品の破損。
2.機内持ち込み手荷物
機内に持ち込み手荷物として、身の回り品(ノートパソコン用バッグやハンドバッグなど)の他に、スーツケースやキャリーケースなど1つを機内に持ち込むことができます。
(1)機内持ち込み手荷物の制限
スーツケースやキャリーケースの重量制限は10kgで、大きさの制限は3辺の合計が115cm以内・55cm×40cm×25cm以内となっています。これらの制限を超えるものは機内に持ち込めないので、「受託手荷物」として空港の手荷物カウンターで預け入れる必要があります。
手荷物検査場でサイズを厳密に確認されるので、必ず制限内に収めるようにしましょう。サイズを超えている場合は受託手荷物として預ける必要があり、受託手荷物の制限重量を超えている場合は、高額な超過手数料を請求されてしまいます。
(2)楽器の持ち込みについて
楽器を機内へ持ち込む場合は、別途手数料が必要となる場合があります。あらかじめ「SF CALL CENTER(国内線予約案内センター)」へ連絡しておきましょう。コントラバスのような大型楽器は機内への持ち込みができません。
(3)特別旅客料金について
先述の制限を超える、楽器や絵画などの壊れやすい手荷物を、どうしても機内へ持ち込む必要がある場合は、楽器や絵画専用の座席を別に購入しなければなりません。
スターフライヤーでは、この特別な座席を「特別旅客料金」と呼び、どの路線でも料金は一律で11,300円となります。必要な場合は空港カウンターで申告しましょう。
(4)ペットの機内同伴は不可
残念ながら、ペットを機内に連れて搭乗することはできないので、ペットを旅行に同伴させる場合は「受託手荷物」として、空港の手荷物受付カウンターで預ける必要があります。
ただし、ペットの種類によっては貨物室で体調を崩したり、預けることが出来ない場合があるので、あらかじめよく確認しておきましょう。
(5)危険物について
燃えやすいものや爆発の可能性があるもの、また他の乗客へ危害を加える恐れのある刃物などの「危険物」は、決して機内に持ち込むことができません!
特に次に該当するものは、機内への持ち込みが厳しく制限されているので、あらかじめしっかりと確認しておきましょう。
・オイルタンク式ライター
・葉巻用ライター、プリミキシングライター
・ペンキ、塗料
・花火
・電池式のヘアカーラーおよびヘアアイロン
3.おわりに
以上がスターフライヤーの手荷物制限の詳細となります。いかがでしたか?
スターフライヤーは地域航空会社なので、手荷物制限に関しては大手航空会社並みに緩いと言えます。
一般的なLCC(格安航空会社)の厳しい制限になれていると、とても素敵なサービスに感じますよね。
ですが、重量や大きさ以外の細かな制限もあるので、事前にしっかりと確認しておくとさらに安心ですね!
安心の手荷物制限で、スターフライヤーでの充実した旅行をお楽しみください!
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