飛行機の欠航や遅延の理由

 

 

航空業界にはイレギュラーは付き物。天候や機材整備などでの飛行機の欠航や遅延はよくありますよね。

 

 

飛行機に乗る機会が少ない人にとって、そういう事態に遭遇してしまった場合は、

いったい何が起こっているのかわからないことも多いのではないでしょうか?

 

 

理由がはっきりわからないと、ただただ憤りを感じてしまうこともありますよね。

そこで今回は、飛行機の欠航や遅延の理由について紹介します。

 

 

 

 

天候による遅延、欠航

 

 

一番わかりやすいのがこの天候による遅延や欠航でしょう。

 

 

雷や豪雪などの場合は安全性が確保できないため、遅延をすることがよくあります。

天候が悪い場合、航空会社はまず遅延を決定します

 

 

そして、そのまま天候が改善しないと欠航となることも稀にあります。

 

 

また、飛行機の遅延や欠航の理由となるのは、日本の天候だけではありません。

アメリカやヨーロッパなど、到着空港の天候が悪いと着陸ができないため、便が欠航することもよくあります。

 

 

そして、時期によってはよくある霧による遅延です

霧による視界不良で操縦に困難をきたす場合は、パイロットの判断によって遅延となることもあります。

 

 

このように一概に天候といっても、飛行機を遅延、欠航させる要因は多くあるのです。

 

 

飛行機の欠航や遅延 ~意外と知られていない理由~

 

 

機材繰りのための遅延

 

 

航空会社事由による遅延として多いのが、この機材繰りです。

機材繰りとはわかりやすくいと、“使用する機材の到着遅れによる遅延“です。

 

 

基本的に飛行機とは、1日に成田→上海→成田など、

複数の便をを1つの飛行機で運航するようになっています

 

 

ですので、成田から上海に到着したら、2時間後にまた成田に向けて出発、

というのが飛行機の1日の基本的な流れになります。

 

 

この際に、到着から出発までの間隔が短いと、その便の到着が遅れた際に、

次の便の出発時間にも影響をすることになります。

 

 

大手航空会社だと代わりの飛行機を用意することもありますが、

たいていの場合は到着便を待つことになります

 

 

これが機材繰りの遅延の詳細になります。

ですがこの場合は、大幅な遅延になることはほとんどなく、30分程度の遅延に収まるでしょう。

 

 

 

 

整備作業による遅延、欠航

 

 

これも航空会社事由によるもので、割と多い理由です。

 

 

整備作業をもう少し詳しく説明していくと、

エンジントラブルや車輪の不具合、水道トラブルなど様々な事由が挙げられます。

 

 

基本的に機材に関することや機内準備に関する遅延は、

整備作業としてひとくくりにされて乗客には案内されることがほとんどです。

 

 

ですが、トラブルの内容によってどの程度遅延するかが大きく関わってきます。

そして、最悪の場合は欠航になることもあります

 

 

この際、大手航空会社出れば、優秀な整備士がいたり、代わりの機材を用意することができたりなど、

遅延を最小限に防ぐこともできます。

 

 

しかし、LCCなどであると、整備士の不足、代替機がないなどで簡単に欠航になってしまうこともあります

 

 

こういった整備作業が多く発生するかは、航空会社が保有している機材が新しいか、

古いか、というのが大きく関係してます。

 

 

大手航空会社の場合は、新しい飛行機を順次導入するなどしていますが、

LCCは中古の飛行機を利用していることもよくあります

 

 

こういった点から、整備作業の発生頻度、というのが関わってくるのです。

 

 

飛行機の欠航や遅延 ~意外と知られていない理由~

 

 

乗員のインターバル時間の確保による遅延

 

 

これはそこまで多いことではないですが、まれにある遅延理由です。

 

 

このインターバル時間による遅延とは、

つまりパイロットの休息時間を確保するために便を遅延させるというものです

 

 

前のフライトが大幅な遅延をしてしまうと、

パイロットが本来取れるはずであった休息時間を取れなくなってしまう場合があります。

 

 

しかし、パイロットには会社の規定によってフライトとフライトの間は何時間以上開けなくてはいけない、

というのが定められているため、便を遅延させてでも乗員に休憩を取らせるということもあります。

 

 

パイロットという代わりの少ない職業だからこその、特異な遅延理由だということができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 空港混雑による遅延

 

 

どの空港においても、出発便や到着便が集中している時間というものがあります。

 

 

たとえば、飛行機が動き出してもずっと滑走路で順番待ちをしているだけで、一向にとびただない、

ということがありますよね。

 

 

これがまさに空港混雑です。ちょっとした悪天候などがこのピーク時に重なってしまうと、

一気に出発便がストックしてしまうのです。

 

 

こういう場合旅客を乗せた状態で滑走路で待機をしていると、

無駄な燃料の消費となってしまうため、あえて搭乗開始時間を遅らせることもあります

 

 

また、空港混雑によって到着できるスポットがないため、出発を遅延させるということもよくあります。

 

 

到着間際になって、

なかなか着陸せずに上空を旋回しているということを経験したことがある人もいるのではないでしょうか?

 

 

これがまさに、着陸箇所が空くのを待っている状態です。

このように旋回して待つのであれば、はじめから遅延をさせてしまったほうがいいですよね。

 

 

空港混雑により遅延は、上海行のフライトでよく発生します

 

 

というのも、上海空港は非常に発着便数が多いのに加えて、

その枠のほどんどが中国の航空会社が独占してしまっているのです。

 

 

そのため、

ANAやJALなどの優先順位は非常に低く設定されており到着させてもらえない、

ということが頻繁に起こるのです

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

 

飛行機の遅延や欠航といってもいろいろな理由があるのがわかってもらえたと思います。

旅行や出張など、飛行機を使う時は大事な予定が詰まっていることがほとんどでしょう。

 

 

そのため、遅延や欠航など怒りを感じてしまう人も多いと思います。

 

 

ですが、安全性や天候、海外の状況など考慮すべき点が多い飛行機に関しては

仕方がないともいうことができるのです。

 

 

ですので、もしも飛行機の遅延や欠航に遭遇した際は、今回紹介した内容を少し思い出してみてくださいね!

 

 

 

 

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※本記事は現時点の情報にてご案内いたしております。
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