LCC(格安航空会社)が存在感を増し、今では多くの旅行者がLCCに搭乗するようになりました。
2012年にジェットスター・ジャパン、ピーチ・アビエーション、エアアジア・ジャパンが就航してから、日本でもLCCを利用する人が増えています。
しかし、よく考えてみると、2012年以前にも、日本航空(JAL)や全日空(ANA)よりリーズナブルな航空会社は存在していました。
そう、スカイマーク・エアラインです。今でも、LCCより少し高いものの、JALやANAよりリーズナブルな航空会社として、多くの旅行者に親しまれています。
こちらでは、ミドルクラスの航空会社−スカイマークの魅力をまとめることにしましょう。
LCCとの比較!スカイマークのメリットとは?
中には“今はLCC(格安航空券)があるから、スカイマークにメリットが感じられない”という方もいるかもしれません。しかし、ちょっと待ってください。実は、スカイマークにはたくさんのメリットがあるんです。
こちらでは、LCCと比較して“スカイマークのほうが得になる”という部分をお伝えしたいと思います。
東京発着なら大きなメリット!羽田空港を利用できる♪
スカイマークは、LCC(格安航空券)に準じる低料金の航空会社。それにもかかわらず、東京便は羽田発着です。
都内にお住まいの方、あるいは都内に用事がある方にとっては最大のメリットになります。いえ、それどころか、埼玉県、神奈川県にお住まいの方でも羽田のほうが便利です。成田のほうが便利なのは、千葉県の方くらいでしょう。
成田空港はかつて“新東京国際空港”と呼ばれていましたし、現在においても“東京/成田”と表記されます。しかし、実際には千葉県の奥地…。新宿や上野といった都内主要駅からは片道3,000円ほどかかる距離です。当然、所要時間も長く、1時間半程度…。空港との往復だけでも、かなりの労力になります。
羽田空港を利用できる…というのは、それだけで大きなメリットと捉えて良いでしょう。
旅費の計算が簡単!料金がある程度、固定されている♪
LCCの航空料金は、需要と供給のバランスによって変動します。乗りたい人が多い便は高くなり、乗りたい人が少ない便は安くなるのです。だから、日によって、時間によって、航空料金は大きく変わります。
たとえば、2016年10月8日に札幌へ行くとしましょう。航空券を購入するのは10月初頭とします。
さて、2016年の10月8日は3連休の初日。東京から札幌に行きたい…という旅行客が増えるはずです。仮にLCCのジェットスター・ジャパンを利用すると、(出発時刻にもよりますが、高い時間帯だと)片道の航空券代金は1万7,990円になります。人気の高い日ですから、仕方ありません。
そして、帰りが連休最終日の10月10日とします。やはり、非常に人気の高い便なので、ジェットスターの片道航空券代金は2万1,090円です。往復の航空券代金を合計すると、3万9,080円…。
あまり、リーズナブルとは言いがたい金額になってしまいました。
一方、ジェットスターはどうでしょうか? 10月8日の往路は1万3,290円〜、10月10日の復路は1万3,790円〜となっています。最安の便ならLCC(格安航空券)より安くなることもあるわけです。
時間帯によっては片道2万円前後になる便もありますが、同日のジェットスターとそれほど変わりません。往復合計が3万〜4万強となります。
以上のように、日取りによっては、スカイマークとLCCの航空券代金にほとんど差がない…ということもあるのです。その上、羽田空港を利用できるわけですから、こういった状況では明らかにスカイマークが得でしょう。
スカイマークの便はどこを結んでいるの?
さて、スカイマークの航空便はどこを結んでいるのでしょうか?
就航路線が分からなければ利用の可否を検討できません。ここでは、スカイマークの就航路線をまとめたいと思います。
同じ路線を重複して記載しないよう、より東京に近い空港(本州優先)から見た路線案内だけを記載しました。
・羽田空港の発着便
羽田空港〜新千歳空港(札幌)
羽田空港〜神戸空港
羽田空港〜福岡空港
羽田空港〜長崎空港
羽田空港〜鹿児島空港
羽田空港〜那覇空港
・茨城空港の発着便
茨城空港〜新千歳空港(札幌)
茨城空港〜神戸空港
茨城空港〜福岡空港
茨城空港〜那覇空港
・中部国際空港(名古屋)の発着便
中部国際空港(名古屋)〜札幌空港(札幌)
中部国際空港(名古屋)〜那覇空港
・神戸空港の発着便
神戸空港〜長崎空港
神戸空港〜鹿児島空港
神戸空港〜那覇空港
・福岡空港の発着便
福岡空港〜新千歳空港(札幌)
福岡空港〜那覇空港
各地の主要空港に加えて、茨城空港、神戸空港、長崎空港、鹿児島空港などに就航しているのが特徴的です。一方、主要空港であっても、成田空港と関西国際空港には就航していません。
とはいえ、北海道、関東、関西、九州、沖縄にそれぞれ就航しているので、多くの方が“この路線なら使う機会があるかも!”という路線を見つけられるでしょう。ぜひ、旅行の際にはスカイマークの利用を検討してみてください。
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※本記事は現時点の情報にてご案内いたしております。
航空会社規定等は航空会社の判断により随時変動しておりますので
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