夜行バス並みのお値段で飛行機！？
格安航空会社・LCCのメリット・デメリット大解剖！
「旅行は人生の貯蓄である。」
わたしが大学生であるころ、よく大学の教授が呪文のようにこう唱えていました。
当時のわたしからすると、ご老人のたわ言であると思っていて、
なかなか聞こうともしなかったのですが、
今となってはその言葉の重みというか深みにすごく共感を覚えています。
学生という時間のある身分を活かして、
もっといろんなところに旅行をすればよかったと今となってはそう思います。
しかし、なぜ学生は旅行をしないのでしょうか。
その理由はやはり「お金」にその理由があるのではないでしょうか。
当たり前の話ではありますが、旅行というのはかなりの費用がかかります。
学生というのは結構出費が激しく、
そのわりには収入は日々のバイト代のみとなかなか貯蓄することができません。
これでは時間の有り余る学生も旅行ができませんよね。
ですが、昨今は「格安」という言葉が流行語のようにどんな業界でも現れ始めています。
それは旅行産業でも同じようなことをいうことができます。
中でも、飛行機はどんどんと安くなっている現状があります。
それが昨今航空会社を揺るがすLCC（ローコストキャリア）と分類される航空会社のことです。
飛行機といえば、ANAやJALなど、高級感あるイメージがありましたが、
ピーチやジェットスターをはじめとする格安航空会社、LCCの出現は、
時間があるけどお金がないという学生の強い味方になりました。
しかし、賛否両論があるのもまた事実です。
さて、今回はそんなLCCのメリット・デメリットについて大解剖していきましょう！
LCCのメリット
メリット１ 安い！これに限る！
まず、格安航空会社・LCCのメリットについていくつかご紹介します。
まず、メリットで一番大きいのは「安い」というその一点でしょう。
LCCを語り、売り込んでいく上でこれを言わないのは絶対にありえません。
ともかくLCCは本当に安いのです。
FSC（フルサービスキャリア）であるANAやJALに比べると半額、
いえ、さらに安いくらいの金額で航空券を取得できます。
わたしは何度も関西国際空から仙台空港までフライトしていますが、
大体15,000円くらいの金額で移動しています。
ちなみにこれは往復金額です。
シーズンオフ中など、
時期を選べば10,000円ほどで往復航空券を取得することだって可能になっちゃいます。
LCC特有の安さの秘訣は細かいところで経費を削減するところにあります。
たとえば、ブリッジを使わず、空港の滑走路から直接お客さんを階段によって搭乗させたりするところです。
降りるときも同様で、厚木航空基地に降り立つマッカーサーの気分をにわかに味わうこともできますよ(笑)
また、飛行機が空港に滞在する時間をなるべく少なくすることにより、
空港に払わなければならない駐機代を少なくするなど、
そういった細かい点においてコストカットをすることにより、われわれに安い航空券を提供してくれるのです。
メリット２ セールでさらに安くなる！？本当にこの値段でいいの！？
そしてその安いLCC、さらに安くなります。
LCCはセールやキャンペーンが多数存在します。
これを利用してLCCをもっと安くしたい方は
各格安航空会社のメールマガジンの配信登録や会員登録などをしてみましょう。
こうすることによって、指定のアドレスにキャンペーンやセール情報などが入ってきたりして、
いつでも見逃すことなくキャンペーン情報をキャッチすることができます。
わたしも一度、キャンペーン金額を利用したことがあります。
関西国際空港から仙台空港までは大体片道6000円ほどなのですが、
キャンペーン期間中でしたので、2100円にまで落とし込むことができました。
2100円なんてほぼタダ同然ですよね・・・！さすがはLCCといったような感じです。
メリット３ 汎用性の高さ。自由な旅行ルートを設定できる！
格安航空会社・LCCのメリットはまだまだあります。
それが汎用性の高さという面です。
大体の航空会社が往復便での購入をおすすめするのに対して、
LCCでは片道ずつといったような購入方法が可能です。
そのため、関西国際空港から成田国際空港、次いで新千歳空港に降り立ち、
関西国際空港に帰ってくるというようなアグレッシブな旅行に対しても柔軟に対応してくれています。
中には、LCCを使った日本縦断旅行にチャレンジをする人もいて、
これは安さと汎用性の高さのあるLCCならではの楽しみ方といえると思います。
さらに、そのような状況に合わせて、LCCも就航路線を年々増やしていっています。
ハブ空港だけでなく、地方にある小さな空港まで対応してくれるようになりましたので、
目的地選択の自由も大分広がってきました。ぜひぜひアグレッシブな旅行プランを立ててみてください！
LCCのデメリット
デメリット１ え！？これも有料サービスなの？意外なところで出費がかさむ
さて、メリットもあれば、もちろんデメリットもあります。LCCは基本料金がかなり安いです。
しかし、FSCが普通無料でやってくれる事がLCCでは有料サービスでやってくれる事が多いのです。
典型的な例としては預かり荷物です。
FSCである場合であれば、ある一定量のものであれば無料で大荷物を預け、現地で受け取る事ができます。
ところが、LCCの場合は機内荷物預かりがほとんどの場合有料です。
そして、重さや大きさが大きくなれば大きくなるほどその金額はもちろん跳ね上がって行きます。
その他にも有料サービスはたくさんあります。
機内食などもFSCであれば無料であるところ、又は航空券の代金に含まれている事が多いです。
しかし、LCCはそんな事をしていては経済破綻してしまいます。
もちろん有料です。
また、機内に持ち込む食料の数、仕入れる量を最低限にするため、
ジェットスターなど一部の航空会社では航空券予約時に同時予約
という形を取る事もありますので注意が必要です。
ピーチ航空でしたら、座席指定という細かいところも有料です。
窓際の席が良いと思っても、その要望通りにしようとするとお金がいくらかかかってきます。
数百円という単位であれ、座席でお金を取られるのはちょっと・・・。
もし、
複数人で予約した場合に席が離ればなれになってしまうのではないかという恐れもあるかもしれませんが、
そういう事は滅多に起こらないのでご安心ください！
デメリット２ 買ったら絶対乗ろう！払い戻しは基本的に不可！
また、LCCは払い戻しやキャンセルができません。
できないというよりは、キャンセル料が全額負担になってしまうのです。
お金が返ってくることはまずないと考えた方が良いでしょう。
これは、格安航空会社であるので、しっかりと乗るお客さんを確保したいという考えからのもので、
大体のLCCがこの方法を採用しています。
仕方のない一面もありますが、急に旅程に変更が出たり、
キャンセルが出たりすると、困ってしまいます。
こちらの状況をLCCは中々理解してくれないのです・・・。
デメリット３ 遅延リスクの高さ！
LCCは遅延が多いのが特徴です。
実際仙台空港から関西国際空港の発着はいつも３０分ほど遅れています。
時間に余裕を持っておかないと旅程にズレができたりするので注意が必要です。
しかし、不思議な事にいつも遅延しても、予定着陸時間よりも早く着いたりするので、面白いです(笑)
いつも友達とどうなっているんだろうねと口々に言いあうのですが、それがなぜなのか未だに謎です。
そもそもLCCって何？LCCの基本的知識について。
それでは、最後にLCCとは何か、知らない人のために基本的知識についてご紹介させていただきます。
日本でもっとも有名なLCCとして、ピーチ航空やジェットスターが上げられます。
どちらもLCCの典型的なタイプで、とにかく安く行きたいというニーズ層からは広く愛されています。
もちろん、メリットに対してデメリットも多いことは確かですが、自己管理がしっかりしている人なら、
上記で説明したデメリットも感じなくなるでしょう。
また、航空券プラス宿といったようなプラスアルファのあるチケットを販売しているLCCもあるので、
そのようなセット券もどんどん利用していきましょう！
まとめ
いかがでしたでしょうか？
LCCのメリットとデメリットを紹介しましたが、安く行きたい！
というニーズ層からすると、LCCのデメリットはそこまでデメリットには感じないでしょう。
わたしが利用してその感想を持ちました。
また、
機内環境についても狭かったりすることは確かにありますが、
ものの2時間くらいのフライトでは特に苦痛には感じないと思います。
ともかく安く旅行に行きたい！そんな人はLCCのご検討ください！
そして、人生をより豊かなものにしてみてくださいね！
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※本記事は現時点の情報にてご案内いたしております。
航空会社規定等は航空会社の判断により随時変動しておりますので
最新情報はお客様ご自身にてご確認頂けますよう
お願い申し上げます。予めご了承くださいませ。
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