アップグレードポイントを使ってのアップグレード
以前の記事で、アップグレードポイントについて説明をした際、アップググレードポイントの活用法の1つに、上位クラスへのアップグレードがあるという話をしました。
その際は、具体的な必要なポイント数や、細かい規定などについては詳しく述べませんでした。
ですので、今回はそのアップグレードの仕方や条件など具体的な内容について紹介していきます!
https://www.ana.co.jp/amc/reference/premium/assets/img/amc-premium-3_8/pic_01.jpg
1,利用条件(国内線、国際線共通)
まず大前提として、このアップグレード特典は、プレミアム会員本人と特典利用者登録をしている家族が利用することができます。
この特典利用者登録は、プレミアム会員の2親等以内の家族であれば登録することができるので、あらかじめANAウェブサイト特典利用者の登録ページから手続きをするか、プレミアムメンバー専用デスクに問い合わせて手続きを完了させておきましょう!
2,国内線のアップグレード
国内線を利用する際、プレミアムクラスにアップグレードすることができます。
国内線は、マイルを使ってのアップグレードは受け付けていません。ですので、この国内線のアップグレードは、アップグレードポイントが付与されるANAのプレミアム会員限定のサービスなのです!
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国内線利用条件
ANAグループの運航便であれば、アップグレードをすることができます。
特別な条件は特に設定されておらず、いずれの航空券を購入していても、関係なく特典利用ができます。
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必要ポイント数
国内線でプレミアムクラスにアップグレードする際は、一律で4アップグレードが必要になります。航空券の種類や路線は関係なく、すべて同じポイントが設定されています!
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アップグレードの手続き方法
国内線でアップグレードをする場合は、すべて当日の手続きになります。
国内線では、アップグレードをする際も、自動チェックイン機で、手続きをすることができます。
しかし、団体割引運賃、国際航空券や他の航空会社で発券した航空券など、自動チェックイン機では手続きができないものもあります。その際は、搭乗手続きカウンターにいって、アップグレード希望の旨を伝えましょう!
そして、予約率が高くアップグレードがすぐに確約できない場合は、空席待ちをすることができます。その際は、搭乗手続きカウンターで空席待ち整理券をもらいましょう。結果は搭乗口にて知らされます。
また、特典利用者登録をした家族がアップグレードをしたい場合も、搭乗手続きカウンターにて手続きをする必要があります。
自動チェックイン機では、手続きができないので気をつけましょう。そして、プレミアム会員の特典を利用する場合には、プレミアム会員の名前と10桁のANAのマイレージ番号が必要になるので、あらかじめ控えておきましょう。
https://www.aviationwire.jp/wp-content/uploads/2013/06/130529_0204_787_ana-640.jpg
3,国際線のアップグレード
国際線は、ANAグループ運航便に加え、ユナイテッド航空運航便に搭乗する場合もアップグレードをすることができます。
このユナイテッド航空運航便でのアップグレードは最近始まったサービスなので、まだ知らない人も多いことでしょう。
アメリカから中南米に乗り継ぐ場合などにも使えるので、長いフライトの際にはとても便利です。
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利用条件
国際線は国内線とは異なり、アップグレードが可能航空券と、そうでないものがあります。
以下に対象のプッキングクラスを記載しているので、事前の確認を忘れないようにしましょう。
ANAグループ運航便
プレミアムエコノミー・エコノミークラス
→ビジネスクラス |
ビジネスクラス→
ファーストクラス |
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日本地区旅程開始 | G/E/Y/B/M/U クラス | J/C/D/Z クラス |
日本地区以外の旅程開始 | G/E/Y/B/M/U/H クラス | J/C/D/Z クラス |
ユナイテッド航空運航便
プレミアムエコノミー・エコノミークラス
→ビジネスクラス |
ビジネスクラス→
ファーストクラス |
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対象クラス | Y/B クラス | J/C/D クラス |
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必要ポイント数
必要なアップグレードポイント数は、各区間の基本マイレージ(距離)によります。以下の表にすべて必要なアップグレードポイント数を記載するので、参考にしましょう。
また、ユナイテッド航空運航便を利用する際も、基本マイレージに基づいて必要なアップグレードポイント数が決定されます。
下記の表では、基本マイレージごとに必要なアップグレード数を記載しているので、実際に搭乗するフライトの基本マイレージを参照にして、必要数を確認しましょう。
ANAグループ運航便
プレミアムエコノミー・エコノミークラス
→ビジネスクラス |
ビジネスクラス→ファーストクラス | |
欧米路線
イギリス、フランス、ドイツ、ベルギー、アメリカ合衆国、バンクーバー |
10アップグレードポイント | 20アップグレードポイント |
リゾート・東南アジア・南アジア路線
ホノルル、シンガポール、デリー、ムンバイ、ジャカルタ、バンコク、ホーチミンシティ、ハノイ、マニラ、クアラルンプール、ヤンゴン、プノンペン |
8アップグレードポイント | 16アップグレードポイント |
東アジア路線
中国(香港含む)、台湾、韓国 |
6アップグレードポイント | ― |
オセアニア路線
オーストラリア |
10アップグレードポイント | ― |
ユナイテッド航空運航便
1区間(片道)の距離
区間基本マイレージ |
プレミアムエコノミー・エコノミークラス
→ビジネスクラス |
ビジネスクラス→ファーストクラス |
1-1,000 | 4アップグレードポイント | 8アップグレードポイント |
1,001-2,000 | 6アップグレードポイント | 12アップグレードポイント |
2,001-4,000 | 8アップグレードポイント | 16アップグレードポイント |
4,001- | 10アップグレードポイント | 20アップグレードポイント |
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ANAダイヤモンド会員のみの特別ルール
【2倍のアップグレードポイントを利用してのアップグレード】
アップグレードができるのは、原則上記に記載のありブッキングクラスのみです。
しかし、ANA運航便をANA便名で予約している場合のみ、ダイヤモンド会員であれば、ブッキングクラス関係なくアップグレードをすることができるのです!!
しかし、この特別ルールを利用するにはいくつかの条件があります。
まず、このルールを適用する場合、予約は受け付けておらず、全て当日の受付となります。ですので、当日に上位クラスに空きがあるか、食事の準備が間に合うか、この2つの条件を満たす必要があります。
また、この特別ルールを利用する場合、どのブッキングクラスでもアップグレードできる代わりに、2倍のアップグレードポイントを支払わなければいけません。
そして、この2倍のアップグレードポイントを使ってのアップグレードは、プレミアム会員本人のみに適用されるルールで、特典利用者登録をしている家族も利用することができません。
【日本発のブッキングクラスHのアップグレード】
上記に加えて、もう1つダイヤモンド会員限定の特別ルールがあります。
通常プッキングクラスがHで、旅行開始エリアが日本の場は、アップグレードの対象外となります。
しかし、ダイヤモンド会員であれば、通常のアップグレードポイント必要数でアップグレードをすることができます。このルールは、特典利用者登録をしている家族にも適用することができます。
以上のダイヤモンド会員限定のサービスを利用する場合は、事前にダイヤモンドサービス」メンバー専用デスクにて予約をしましょう。ANAウェブサイトでは、予約ができないので注意が必要です。
そして、このサービスに関しては、搭乗日当日まで回答を得ることができないので、搭乗手続きカウンターにてアップグレードの可否を確認するようにしましょう。
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予約方法
国際線のアップグレードの予約は、ANAウェブサイトの会員専用ページ、プレミアムメンバー専用デスクから、ご搭乗日の355日前から搭乗便出発時刻の24時間前まで予約をすることができます。
しかし、予約時の空席状況によっては、すぐにアップグレードが確約されずに、空席待ちという扱いになります。その際は、当日空港にて結果を確認するようにしましょう。
事前予約をしていない場合でも、空席数や食事の準備が間に合うようであれば、当日でもアップグレードを受け付けることができます。ですので、搭乗手続きの際にANA係員に確認をしてみましょう。
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注意点
アップグレードポイントを利用してアップグレードをした際は、購入した航空券の搭乗クラス(アップグレードをする前のクラス)も基づいてマイルが積算されます。
アップグレード先のクラスではありません。場合によっては、積算率が大きく異なりますので、勘違いしないように気をつけましょう!
また、イギリス、フランスを出発する際のフライトをアップグレードした場合は、追加で税金を納めなければいけません。
この2つの国では、搭乗クラスによって課税金額が設定されています。ですので、アップグレードによって上位クラスに搭乗することになった際は、追加で支払いが生じます。この差額は当日空港で支払うことができます。
※イギリス: イギリス航空旅客税(AIR PASSENGER DUTY)
フランス;フランス国際連帯税(AIR PASSENGER SOLIDARITY TAX)
いかがでしたでしょうか?
このようにアップグレードポイントを利用すると、マイルを使ったアップグレードよりも多くの選択肢があり、より希望にそった旅ができるようになるのです!!
また、アップグレードポイントの活用法は、アップグレード、ラウンジ利用、ANAスカイコインへの交換(期間限定)、この3つのみと大変限られています。
それに加え、有効期限も1年と短い設定なので、1ポイントでも無駄にしないよう積極的にアップグレードに利用するようにしましょう!
そして、ANAのプレミアム会員として優雅な空の旅を満喫しましょう!!
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※本記事は現時点の情報にてご案内いたしております。
航空会社規定等は航空会社の判断により随時変動しておりますので
最新情報はお客様ご自身にてご確認頂けますよう
お願い申し上げます。予めご了承くださいませ。
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