いまさら聞けない!格安航空会社、LCCの基礎知識

 

 

格安航空券、LCCってなんだろう?

 

 

こんにちは!

もうすぐお正月ですよね。皆さんの年末年始のご予定はいかがですか?

 

 

休みなんかない!仕事!、 家でまったり過ごす、 旅行に行く! 等々

色々なご予定があるかと思います。

 

 

さてさて、そんなバタバタしたりバタバタしてなかったりする師走時ですが

既に旅行の予定を立てられてる方も多いはず。

 

 

このブログにも「格安航空券」「LCC」などのキーワードで検索された方々が多数見に来てくれているようです。

 

 

既にLCC(格安航空券・格安航空会社)の事を熟知されてる方も多いと思いますが、

格安航空券」「LCC」などで検索される方はあまりこれらをご存じないのかな?

 

 

と思い、今回初心に帰り?

 

格安航空券、LCCってなんだろう? いまさら聞けない!格安航空会社、LCCの基礎知識」と題して、

 

LCC、格安航空券についてざっくりとご紹介したいと思います。

 

 

ざっくりと書かせて頂くので、もっと細かい情報を知りたい!という方はこのブログの過去記事を読んでみてくださいね!

 

 

それではどうぞ!

 

 

LCC(格安航空会社)、格安航空券って何?

 

 

LCCとは、ローコストキャリア(Low-cost carrier)の略です。

つまり大手航空会社に比べ運賃が大幅に安い航空会社の総称なんですね。

 

 

多くの方が航空会社といえばANA(全日空)JAL(日本航空)といったメジャーな航空会社を

思い浮かべると思います。

 

 

これらは50年以上も前から民間旅客機として就航し、高い安全性、行き届いたサービス

を売りとして今迄多くの方々の旅行の足として活躍してきたのは皆さんもご存知ですよね!

 

 

反面、「料金がもうちょっと安くなれば・・・」「ここまでサービスはいらないかな・・・

なんて声もありました。

 

 

もうちょっと安くなれば気軽に利用できるのに・・・・そんな声が高まって来てる中

登場したのがLCC(格安航空会社)、格安航空券なんです。

 

 

さてそんなLCC(格安航空会社)、格安航空券ですがいつ頃かから登場したのか?

簡単にその成り立ちをご案内します。

 

 

LCC(格安航空会社)、格安航空券の歴史

 

 

格安航空券、LCCってなんだろう? 格安航空券の歴史

 

 

既にイギリスでは1970年代後半から登場していたLCC(格安航空会社)、格安航空券

ですが日本での登場はもう少し後になります。

 

 

また、そのころは「LCC」という言葉もどうやらなかったようですね。

元々航空運賃は各大手航空会社間の取り決めで一定の価格が維持されていました

 

 

そんな中、大手航空会社の価格協定に参加していなかったイギリスのレイカー航空という

航空会社が従来の3分の1という驚きの価格でニューヨーク~ロンドン便を就航させます。

 

 

レイカー航空は若年層、バックパッカーなどから多大な支持を受け成功しました。

(が、そののち破産・・・)

 

 

アメリカでは世論や経済界の声に押され1978年に航空規制緩和が行われ、

新規航空会社の設立や路線開設が事実上自由化されます。

 

 

そして新興の航空会社が乱立する事になります。

 

 

それらの新興航空会社の「無駄を省き効率を追求する」というビジネスモデルが

民間から高い支持を受けたんですね。

 

 

これにより航空運賃大幅値下げの波がいよいよ日本にもやって来ます

 

 

〇日本でのLCC(格安航空会社)、格安航空券の登場

 

 

格安航空券、LCCってなんだろう? 日本のLCC

 

 

日本では1980年代に入るとキャセイパシフィック航空大韓航空シンガポール航空などが

勢力を増してきます。

 

 

これらは大手航空会社の割引運賃をはるかに上回る安価な運賃で勢力を伸ばしますが、

限られた路線しかなく、国内企業、日本資本としての格安航空会社はまだありませんでした。

 

 

当然国内線はなかっため、まだまだ一般化されませんでした

 

 

しかし、80年代後半に日本でも航空規制緩和が行われました!

そしてついに1996年から国内線でのLCC(格安航空会社)、格安航空券が登場します

 

 

日本では下記の様なLCC、格安航空会社が設立されます。

 

 

1996年設立

 

スカイマーク

AIRDO(エアドゥ)

 

 

2002年設立

 

スターフライヤー

 

 

2011年設立

 

ピーチ・アビエーション

 

 

2011年設立

 

バニラ・エア

ジェットスター・ジャパン

エアアジア・ジャパン

 

 

2012年

 

春秋航空日本

 

 

これらは純日本資本の新興会社もあれば、海外の航空会社との共同資本、

また日本大手航空会社との共同資本の物まで形態は様々です。

 

 

しかし何といっても大手航空会社の半額近い料金設定で国内旅行が出来る事から

徐々に人気を集め、今では若年層や家族旅行、企業の国内出張などで多く利用されることになり今に至ります。

 

 

LCCと大手航空会社の違い

 

 

LCCと大手航空会社の違い

 

 

さてさてここまで格安航空会社40年の歴史をかなり速足でざっくりとご紹介しましたが、

そんな事はいいからLCCと大手航空会社の何が違うかもっと知りたいんだけど・・・

という声が聞こえてきた気がしますしたので、その辺りをご紹介しますね。

 

 

まず先程少し書きましたが一番の違いはやはり「運賃」です!

では運賃に関してざっくりご案内します。

 

 

〇運賃の違い

 

 

格安航空券、LCCってなんだろう? 運賃の違い

 

 

やはりLLCの大きな魅力、「運賃」に関してですが、

例えば下記は来年の1月18日、東京羽田発~北海道千歳空港着の運賃の比較です。

 

 

ANA(全日空)    片道37,790円

JAL(日本航空)   片道37,790円

エアドゥ        片道29,290円

※上記は普通席、割引無しの定価運賃

 

いかがですか? どれも割引なしの定価プランなので少々高いですが、

それでもエアドゥ は大手航空会社2社に比べ8千円近くも安いんです!

 

 

では割引運賃で見てみましょう。

 

 

ANA(全日空)            「旅割」を利用 ⇒  片道19,190円

JAL(日本航空)      「特便割引21」を利用 ⇒  片道20,190円

エアドゥ     「AIRDOスペシャル21」を利用 ⇒  片道10,470円

 

 

どうですか!? 割引の条件等はそれぞれ違いますが、料金だけを見ればほぼ半額です!

新幹線を使って北海道に行くよりも安いんです!

 

 

上記は一例でキャンペーン、ツアーなどによって各大手航空会社もかなり安く利用できる

場合もあるので、各会社のホームページで色々調べてみてくださいね♪

 

 

〇預け荷物(受託手荷物)の対応の違い、料金

 

格安航空券、LCCってなんだろう? 手荷物の対応

 

 

 

運賃以外に大手航空会社とLCCでは預け荷物(受託手荷物)の対応条件で違いがあります。

 

 

ANA、JAL等の大手の航空会社、また一部のLCC20kgまでの受託手荷物は無料ですが、

ピーチ航空などは運賃に受託手荷物の料金は含まれていません。

 

 

つまり料金が掛かります

 

 

フライトするエリアによって違うのですが下記は

ピーチ航空の東京(成田)発⇒札幌(新千歳)着便の場合の受託荷物料金(1個20kgまでの料金)です。

 

 インターネットで予約 コンタクトセンター /

空港カウンターで予約

プラン ハッピーピーチ ハッピーピーチプラス ハッピーピーチプラス
1個目 ¥1,800 無料 無料
2~5個目 ¥1,800 ¥1,800 ¥2,880
重量超過 受付不可 ¥2,730
スポーツ用品
(スキー、ゴルフ)
受付不可 ¥2,060
スポーツ用品

(自転車、サーフボード)

受付不可 ¥4,380

 

受託荷物の対応は各航空会社によって細かな条件が違うので要注意です!

場合によってはLCCを使わない方が良いかも・・・なんて事もあるかもしれないです!

 

 

格安航空券の予約、購入の前に受託手荷物に関しての詳細を

各航空会社のホームページで必ずチェックしてくださいね!

 

 

〇予約、変更、キャンセルなどの手数料の違い

 

 

格安航空券、LCCってなんだろう? キャンセル手数料

 

 

ANA、JAL等の大手航空会社の多くは購入前の予約変更は基本的に無料です

 

 

しかしLCCの多くは、各会社ごとに条件は異なりますが有料であったり、

予約の取り消しで払い戻しが不可だったりします。

 

 

ここも注意点ですね!

 

 

下記はピーチ航空の国内線の予約、変更、キャンセルなどに関する手数料の一覧です。

参考にしてください♪

 

 インターネットで予約 コンタクトセンターで予約 空港カウンターで予約
プラン ハッピーピーチ ハッピーピーチプラス ハッピーピーチ ハッピーピーチプラス ハッピーピーチ ハッピーピーチプラス
新規予約手数料 無料 ¥1,620 ¥2,700
支払手数料
(クレジットカード)
¥440 ¥440
支払手数料
(コンビニ)
¥550 受付不可
支払手数料
(ピーチポイント)
¥200(ポイント)
(PCのみ)
¥200(ポイント)
変更手数料
(フライト)
¥3,240 無料 ¥4,320 ¥1,080 ¥5,400 ¥2,160
変更手数料
(運賃種別)
受付不可 ¥2,160 ¥2,160
取消手数料 払い戻し不可 ¥1,080 払い戻し不可 ¥1,080 払い戻し不可 ¥1,080

 

さてさて、気になる運賃の違いをざっくりとご説明しましたが、

ここからは運賃以外の違いをまたまたざっくりとご紹介します。

 

 

その他運賃以外の違い

 

 

〇サービスの違い

 

 

格安航空券、LCCってなんだろう? サービスの違い

 

 

大手航空会社では「食事・飲み物」「アメニティ」「映画、音楽などの機内エンターテインメント

が無料で利用でき、かつ質が高いですのが特徴です。

 

 

しかしLCC(格安航空会社)、格安航空券ではそれらの殆どが有料になりますし、

その質も大手航空会社に比べますと若干低い様です。

 

 

これらはコストを抑えるために当然といえば当然ですね。

 

 

私は初めてLCCに乗った際、「あれ?飲み物はいつ来るんだろう?」なんて思いましたが、

同乗した友人に「来るわけないろ?LCCだぞ!」と言われ、「そうか!だから安いのか!」

と思った記憶があります(笑)。

 

 

とはいえ、有料ですが機内販売で食事、飲み物等は購入出来ますし、

国内旅行であれば長くても2時間のフライトなので「我慢!」という手もありますね♪

 

 

また、空港の売店でお弁当、飲み物を購入して持ち込む、という手もあります。

ただし航空会社によって機内持ち込み禁止の場合もあります

 

 

せっかく売店で弁当を買ったのに搭乗ゲートで

持ち込みはお断りしてます

なんて言われる場合もありえますので事前のチェックは欠かさないようにしてください!

 

 

〇機内設備の違い

 

 

格安航空券、LCCってなんだろう? 機内設備の違い

 

 

LCCの多くがボーイング737エアバスA320といった航空機を使用しています。

 

 

この2機種は小型機ですので満席になりやすい事から運航効率があがり、コスト削減につながるようです。

しかし大手航空会社が所有する同型機に比べ機内設備をカットしていますので居住性はやや不便になっています。

 

 

例えば・・・・

 

 

・各座席へのモニター設置 

 

大手航空会社 ⇒ 有り

LCC      ⇒ 無し

 

 

・座席の広さ

 

大手航空会社 ⇒ 中型機、大型機が多いので比較的広い

LCC      ⇒ 小型機であることと密度が高く座席を配置してあるので基本的に狭い

 

 

LCCが利用する小型機は座席間の幅を狭くすることで大手航空会社の同型機よりも

10%~20%程度多く乗客を乗せることが出来るそうです。

 

 

そのため料金が安いんですね。

 

 

ちなみにLCC各社で多く使われるエアバスA320ボーイング737の座席数は下記になります。

 

航空会社 機種 座席数
JAL B737-800 165席
ANA 166席
スカイマーク 177席
ANA B737-700 120席
AIR DO 144席
ANA A320-200 166席
Peach 180席

 

 

またLCCの多くはビジネスクラスがなく、エコノミークラスだけの様です。

 

 

これは予約管理、チェックインの対応、クラス別のサービス対応を単一クラスにすることで

簡略化しコストを下げる為だそうです。

 

 

エコノミーばかりを使う私にはあまり関係がありませんねw。

 

 

がしかし、座席間の幅が若干狭い事はちょっと気になります。

しかしそれも2時間位のフライトであれば我慢できますよね!?

 

 

〇欠航・遅延時の振替などの対応の違い

 

 

格安航空券、LCCってなんだろう? 欠航、遅延について

 

 

ANA、JAL等の大手の航空会社では自社都合(機材故障等)での遅延、欠航となった場合、

払い戻し、または他交通機関への振替などの対応をしてくれます。

 

 

また翌日以降への振替になった場合はホテルの手配・宿泊費を保証してくれます。

空港から手配されたホテルへの移動に関して電車、バスなど交通機関が

終電が終わってしまっている場合はタクシー代も保証してくれます。

 

 

対して、LCCの多くは「自社の後続便への振り替え」または「払戻し」のみです。

後続便があればまだいいのですが、後続便が無い、後続便の予約がいっぱい、なんて場合もありますよね?

 

 

そんな時は宿泊先を探さなければいけません。しかも宿泊費は当然自腹です。

 

 

台風などで沖縄に2~3日は飛行機が飛ばない!!

なんて時は宿泊費がかなりかさみます・・・・

 

 

よくニュース番組などで、

正月、ゴールデンウィーク、お盆、シルバーウイーク等に台風などで飛行機が欠航になり、

空港内のベンチで一晩を明かす・・なんて映像が流れますが、あれは辛そうですよね。。。。

 

 

それと、天候が回復した時に大手航空会社は臨時便を出す等で対応してくれる場合がありますが

LCCの場合、予備機が無いので中々後続機に乗れない場合があります

 

 

ですのでさらに空港に缶詰・・・なんて悲惨な状況もあるかもです。。。

 

 

旅行がタイトなスケジュールな方にはちょっと危険かもしれないですね。

ただし、欠航の割合は大手航空会社とさほど変わらないというのも事実です

 

 

ですのであまり不安視する必要はないですがLCC(格安航空会社)、格安航空券を利用する場合は

こういったデメリットがあるという事も一応頭に入れておきましょう!

 

 

まとめ

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

 

今回は初心者の方向けに

格安航空券、LCCってなんだろう? いまさら聞けない!格安航空会社、LCCの基礎知識

と題してご紹介させて頂きました。

 

 

ゆったりと快適な飛行機の旅を楽しみたい! ビジネスクラスじゃなきゃダメだ!

予約変更があるかも・・・旅行の予定が台風時期、でも欠航した時に空港での寝泊りは絶対にやだ!

旅行のスケジュールがタイトだから遅延、欠航はマズイ!

という方々にはやはりANA、JALのような大手航空会社に軍配が上がりますね♪

 

 

しかし

 

 

とにかく旅費を削減したい!機内サービスはいらない!安ければ安いほどいい!

空港のベンチは割と寝心地いいよ?

という方にはLCCに軍配が上がりますね!

 

 

企業なども昨今経費が厳しいのか地方への出張は大手航空会社は使わずLCC

格安航空券を利用する事が多いようです♪

 

 

また、学生さんなどで「友達と旅行に行く!」などの場合も、やはりLCCは強い味方です。

 

 

皆様のライフスタイル、目的、お財布事情に合わせてLCC、格安航空券の利用を検討されてはいかがでしょうか?

 

 

それではまた!

 

格安航空券、LCCってなんだろう? まとめ

 

 

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