厳しい制限に要注意! ピーチ航空の手荷物事情

 

厳しい制限に要注意! ピーチ航空の手荷物

 

ピーチ航空は関西空港を拠点とする日本最大規模のLCC(格安航空会社)です。

 

多くのLCCが東京を拠点とするのに対して、ピーチ航空は大阪を拠点としたため、大きな話題を呼びました。現在では羽田空港からの路線を持つようになり、国内線のみならず国際線でも活躍しています。

 

日本のLCCでは最も成功している航空会社のひとつですが、初めて利用される方は「手荷物制限」に不安があるかもしれません。一般的にLCCは手荷物制限が厳しいと言われていますよね。

ピーチ航空の手荷物は、LCCなのでやっぱり厳しいのでしょうか?ピーチ航空の手荷物料金やサイズ(大きさ)などの口コミから、実際の状況をこちらで検証してみました。

 

すると実際に、ピーチ航空の手荷物制限はかなりLCCの中でも有名な厳しさだ、ということが判りました。

 

 

まず、ピーチ航空には3つの運賃種別があります。とにかく節約したい「シンプルピーチ」と、スタンダード「バリューピーチ」と、多くの特典が含まれている「プライムピーチ」です。その運賃種別によって、ピーチ航空の手荷物制限は異なります。

 

それでは、ピーチ航空の手荷物制限について、これから詳しく見ていきましょう!

 

 

1.受託手荷物

実は、一番安い運賃の「シンプルピーチ」では、受託手荷物は有料です。受託手荷物を預ける必要がある場合は、次の3つの方法で受託手荷物を申請できます。

 

 

①当日に空港カウンターで申し込む

 

自動チェックイン機で航空券を受け取った後、ピーチ航空の手荷物カウンターで受託手荷物を申し込みます。この方法では、支払方法はクレジットカード、またはピーチポイントのみとなります。どちらも持ってない場合は、必ず事前に申し込んでおく必要があります。

 

また、この方法では手数料が割高になってしまうので、特別な事情のない限りは、次の方法で事前に申し込むことをおすすめします。

 

 

②事前に申し込む

 

事前にインターネットで受託手荷物を申請しておくと、当日に空港カウンターで申し込むより1,000円程度安くなります。申請の締め切りは、出発予定時刻の1時間前までです。

予約確認・変更から予約番号と姓(ローマ字)を入力することで、簡単に受託手荷物を申請できます。

 

ただし、自動チェックイン機で航空券を受け取った後に受託手荷物を追加する場合は、空港カウンターのみでの受付となるので、注意が必要です。この場合は手数料が割高になってしまうので、出発前にあらかじめ手荷物を確認してから予約することをおすすめします。

 

 

③バリューピーチまたはプライムピーチ運賃を利用する

 

「バリューピーチ」運賃には、20kgまでの受託手荷物料金が含まれています。この他にも、座席指定や日程変更が無料など、「バリューピーチ」運賃には便利な特典がいろいろあります。

受託手荷物や座席指定などのオプションが必要なことがあらかじめ分かっている場合は、この運賃で予約する方が結果的に安くなるかもしれません。

 

「プライムピーチ」運賃にすると2個目まで受託手荷物が無料になったり、無料でできる座敷指定にスマートシートが追加されたり、払い戻し時に取り消し手数料がかからなかったりとお得感満載です。

 

 

 

 

以上の3つの方法で受託手荷物を預けることができます。

 

ただし、いずれの場合でも、受託手荷物の重量は20kgまでとなっています。

20kgを超えた手荷物は、超過料金が必要になります。

超過料金は1個あたり1,700円となり、20キロ超32キロ以下の手荷物1個につき適用されます。

32kgを超えた手荷物は預けられないので、超過した分を新たな受託手荷物として追加しなければなりません。

 

「シンプルピーチ」「バリューピーチ」の2個目以降の受託手荷物料金は国内線の場合

インターネットで予約すると1,800円、コンタクトセンター、もしくは空港カウンターで予約すると2,900円となります。

 

海外線の場合、路線によって変わりますが、

インターネット予約が2,000円~4,900円、コンタクトセンター、もしくは空港カウンターでの予約になると3,100円~7,900円にもなります。

 

「プライムピーチ」だと国内線でも海外線でも2個目まで無料になるので1個じゃ足らなそうだと思ったらあらかじめ「プライムピーチ」に変更するのも手ですね。(3個目以降は同料金)

 

個数制限は5個まで、全ての受託手荷物の合計重量は100kg以内となっています。大きさの制限は、3辺の和が203cm以内です。これらの制限を超える手荷物は預けられません!

 

受託手荷物

 

 

2.機内持ち込み可能な手荷物

 

身の回り品1つと、スーツケースなどの手荷物1つを、機内に持ち込むことができます。身の回り品とは、ハンドバッグ・カメラ・ノートパソコンなどを指します。

身の回り品とスーツケースは、どちらも大きさの制限は50cm×40cm×25cm以内・3辺の和が115cm以内となっています。重量制限は「身の回り品とスーツケースの合計」が7kg以内でなければなりません。これらの制限を超える物は、機内に持ち込めません!

 

機内持ち込み手荷物セット(ピーチ航空基準)

 

 

液体については、国内線と国際線で取り扱いが異なります。

国内線の場合、水やお茶などの飲料は機内に持ち込めます。アルコール飲料はアルコール度数が24%以下であれば持ち込めます。度数が24%から70%の場合は、5リットルまで持ち込めます。それ以上の度数の物は機内持ち込み出来ませんし、受託手荷物にも入れられません。

 

国際線では100mlを超えるあらゆる液体が持ち込み不可です。100ml以下であれば、20cm×20cm以下の透明プラスチック袋に入れることで、機内に持ち込めるようになります。

楽器については、重さ7kg以下・3辺の合計が115cm以内であれば、機内へ持ち込めます。ただし、機内では必ず収納棚へ入れる必要があります。

 

ギターは持ち込み可能(サイズや重量による)

 

ペットは機内持ち込みも預け入れもできません。残念ですが、ピーチ航空で旅行する場合は、ペットの同伴は諦めるしかありません。

 

猫やペットなどは同行不可…諦めるしかない

 

また、刃物や爆発物・発火性物質などの危険物は、機内に持ち込めません。

 

 

3.ピーチエア手荷物持ち込みの注意点

 

機内持ち込みの手荷物検査では、土産袋などの紙袋も、1つの手荷物としてカウントされることに要注意です!旅行先で多くのお土産を買った場合、復路の手荷物検査で制限に引っ掛かってしまうことがあります。

お土産が多くなった時は、受託手荷物に入れるか、あらかじめ余裕のあるスーツケースやリュックサックを持っていく必要があります。

 

 

このように、ピーチ航空の手荷物制限はかなり厳しいことが分りました。事前にしっかり確認しておくことで、この厳しい制限をクリアしましょう!

 

 

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※本記事は現時点の情報にてご案内いたしております。
航空会社規定等は航空会社の判断により随時変動しておりますので
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