ジェットスターは近年人気急上昇中のLCC(格安航空会社)です。
しかし、これからジェットスターを利用する方は、
若干戸惑いを感じるかもしれません。
「格安航空会社ではどんな手続きが必要なの?」
実はジェットスターの予約や搭乗手続きは、
大手航空会社とほとんど違わないのです。
①インターネットで予約する
②旅行の準備をする
③チェックインする
④空港で搭乗手続きをする
⑤楽しい旅行へ出発!
たったこれだけなんです。
基本的な部分では、他の航空会社と何も違いはありません。
とはいえ、予約から搭乗までのプロセスで、注意すべき点や
知っておくと便利な点があります。
ここでは初めてジェットスターで旅行される方を対象に、
予約から搭乗までの流れを詳しく見ていきましょう!
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運賃タイプを上手に利用しよう
ジェットスターにも他の航空会社と同じように、運賃のクラスに
よってサービスの内容が違ってきます。
ジェットスターではそれを「運賃タイプ」と呼び、次の3種類からなります。
①Starter
②Starter Plus(ちゃっかりPlus)
③Starter Max(しっかりMax)
これらの違いは次のとおりです。
①「Starter」運賃は最安値で旅行したい場合におすすめ!
基本運賃の「Starter」は最も安いですが、
そのぶん融通も一番利きません。
フライト日時の変更は有料ですし、
キャンセル時の払い戻しもありません。
また受託手荷物が重量に関係なく有料で、
欠航や大幅遅延時の「見舞金」が受け取れない点は、要注意です!
とはいえ、「Starter」運賃の安さは非常に魅力的です。
そのためこの運賃タイプは
『必ずその日に旅行することが決まっている』場合におすすめです。
細やかなサービスを求めなければ、最安値で旅行できるのです!
②「Starter Plus」はバランス重視のお得な運賃!
「Starter Plus(ちゃっかりPlus)」は、
価格とサービスのバランスがとれた非常におすすめな運賃タイプです。
フライト日時の変更は無料で、通常座席は無料で指定できます。
「受託手荷物」が10kgまで無料で、
欠航や大幅遅延時に10,000円の「見舞金」を受け取れる点は、
とても魅力的です。しかしキャンセル時の払い戻しはありません。
この運賃タイプは価格の割に融通が利くので、
多くの場合におすすめできます。
『旅程変更の可能性がある場合』や『天候による欠航が考えられる場合』
の「保険」として利用するのも良いでしょう。
③「Starter Max」は充実したサービスを求める方におすすめ!
一番高額な「Starter Max(しっかりMax)」は、すべての変更が
無料というフレキシブルな運賃タイプです。
座席指定はどの座席でも無料で、
キャンセル時の払い戻しは有料ですが可能です。
「受託手荷物」は30kgまで無料で、
欠航や大幅遅延時に受け取れる「見舞金」は20,000円となっています。
これらの内容は大手航空会社のサービスに似ていると言えるでしょう。
そのぶん運賃もかなり割高になっているというわけです。
ジェットスターは安さを求めて利用する方が多いです。
そのため、この運賃を利用する機会はほとんどないでしょう。
しかし「Starter Max」は唯一払い戻しができる運賃タイプです。
『予定が流動的でキャンセルする可能性が高い場合』は、
この運賃タイプが非常に便利です。
また、繁忙期は基本運賃が値上がりするため、「Starter Plus」運賃
との価格差が小さくなります。
そういう場合に欠航時の「保険」として
この運賃タイプを利用するのもいいかもしれません。
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予約手順は簡単!
ジェットスターの航空券を予約は、公式ホームページ上で行えます。
その手順はとても単純で分かりやすく、
表示された手順に従って進めていくとすぐに予約できます。
ただし、予約時は間違った操作を
してしまわないように、隅々まで説明を読むと無難です。
①出発地と到着地を指定
今回の例では大阪から東京までの往復航空券を予約してみます。
まず初めに出発地と到着地を指定します。
カレンダーが表示されるので、希望する日をクリックします。
往復の日程を指定すると、2機の飛行機に
囲まれたオレンジ色の範囲が、旅程として表示されます。
画面を下にスクロールして、搭乗者の区分と人数を指定します。
「検索するフライト」項目を確認して、正しければ
「フライトを検索する」をクリックします。
この例では大人1人で8月8日から12日までの旅程で検索しています。
「日程ごとの料金」がバーの長さで表示されます。
オレンジ色で表示されている日が最も安い運賃ですので、
最安値を狙う場合はその日をクリックすると変更できます。
この例では8月9日から22日までの旅程としました。
その下の
「早見表」で概算料金が表示されているので、確認しましょう。
②運賃タイプを設定
先ほど説明した「運賃タイプ」をここで設定します。
詳細が画面に表示されるので確認しましょう。
今回は往復どちらも最安運賃の「Starter」にしました。
「ご予約内容」項目で運賃が表示されるので、
確認して「続ける」をクリックします。
今回は夏休みシーズンで運賃が高い時期なので、
往復で12,940円となっています。
③搭乗者情報と各種サービスを指定
搭乗者情報を入力して、画面を下にスクロールします。
「手荷物」の項目で事前に受託手荷物の重量を申請できます。
当日空港で直接するより遥かに安いので、
ぜひともここで予約しておくことをおすすめします。
画面をスクロールすると連絡先の入力項目がありますが、ここでは
必ず正しい連絡先を入力しておきましょう。
遅延や欠航が生じた場合、ここで登録したメールアドレスに
その情報が送信されます。
その次の項目では、美味しそうな
機内食と便利な機内バウチャーを注文できます。
次のページでは機内座席を指定できます。
機内の座席図と各座席の説明が表示されるので、確認しましょう。
今回の例は「Starter」運賃ですので、
全ての座席が有料となっています。
AIUの「国内旅行傷害保険」に加入するかどうかの確認があります。
これは旅行中の様々なトラブルに柔軟な対応を
受けられる保険なので、ぜひとも加入することをおすすめします。
支払い情報を入力して、最後の画面で最終的な運賃を確認します。
その内容で正しければ「購入する」をクリックします。
以上の手順で航空券の予約は完了です!
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受託手荷物には要注意!
これまでにも何度かお伝えさせていただきましたが、
「Starter」運賃を選択した場合、「受託手荷物」は
重量に関係なく有料です。
他の運賃を選択した場合は一定量の手荷物料金が含まれています。
予約時にあらかじめ受託手荷物を申請しておくと安く済みますが、
ジェットスターの手荷物検査は厳しいので注意が必要です。
もし事前に予約した重量を上回っていると、空港で高額な手数料を
請求されるのです!
また、お土産をたくさん買った場合、重量がかさんで
復路で重量オーバーしてしまうこともあるので、要注意。
その場合の超過料金は、1kgあたり800円です。
「機内持ち込み手荷物」は、最大重量が7kgです。
それを上回ってしまうと受託手荷物として預けなければならず、
先ほどと同様に手数料を請求されてしまいます。
このように、ジェットスターは手荷物の重量に厳しいので、
当日持っていく予定の荷物を事前に確認しておくと無難です。
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ウェブチェックインで快適に出発しよう
ジェットスターのチェックイン方法は次の2種類です。
①空港の自動チェックイン機を使う
②ウェブチェックインを利用する
空港に設置されている「自動チェックイン機」でチェックイン
する場合は、「予約番号」が必要です。
画面に表示されるとおりに進めるだけなので、とても簡単に
チェックインできます。
しかし、当日は空港が混雑している場合もあるので、この
チェックインも事前に済ませておくと、より便利です。
出発時刻の48時間前になると、ジェットスターの
ホームページ上でチェックインできるようになります。
この「ウェブチェックイン」はとても便利なシステムです。
しかも簡単に出来るので、ぜひ利用しましょう。
実は「Starter」運賃で予約していても、ウェブチェックイン時に
空いている座席を無料で指定できます。
手荷物の追加も可能です。当日に追加するより安く済むので、
もし荷物が増えた場合はここで指定しておきましょう。
当日使用する航空券は、「ウェブ搭乗券」と「モバイル搭乗券」の
2種類から選べます。
ウェブ搭乗券はプリントアウトする必要があるので、スマホがある人は
モバイル航空券を選択すると便利です。
またプリンターがなくても、当日に空港カウンターへ行けば
搭乗券を発行してもらえます。
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空港カウンターの位置を確認しよう
先ほどの「ウェブチェックイン」を利用しても、
「受託手荷物」を預け入れる場合は当日に空港の
受付カウンターに行く必要があります。
ジェットスターなどの格安航空会社は、時間に非常に厳しいです。
空港への到着が遅れたり、カウンターに大勢の人が
並んでいたり、時間に余裕のない時は焦りがちです。
成田空港や関西国際空港のような大空港では、各航空会社の
受付カウンターがずらりと並んでいるので、位置が分かりづらいです。
時間に余裕のないときでもすぐにカウンターへ行けるように、
こちら(http://www.jetstar.com/jp/ja/help/articles/airports-and-terminals)で
使用する空港でのカウンター位置を確認しておくと安心です。
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遅延や欠航時の対応を確認しておこう
「備えあれば憂いなし」ということわざがあるように、非常時の
対応を考えておくと、いざというときに役立ちます。
ジェットスターの定時運行率は、大手航空会社と大差ありません。
大幅な遅延や欠航といった事態は滅多に起こらないと言えます。
しかし万が一そのような事態が発生した場合、ジェットスターから
受けられる対応は、基本的に「払い戻し」か
「後続便への振り替え」のどちらかになります。
自社都合で欠航した場合は、必要に応じてホテル代や食事代も
補償されます。
ホテルは1室あたり10,000円、夕食は3,000円、朝食は1,000円までの
補償となっています。
もしくはお詫びのバウチャーが8,000円程度支給されることもあります。
どの対応を受けられるかは、そのときの状況によって異なります。
しかし天候やストライキなど、
自社都合ではない事情で欠航になった場合は、「払い戻し」か「後続便への振り替え」
のどちらかの対応しか受けられないことがほとんどです。
見舞金制度のある「Starter Plus」か「Starter Max」の運賃タイプ
で予約した場合は、払い戻しを受けなければ定額の見舞金を受け取れます。
「Starter」運賃ではこの見舞金はないので、「航空機遅延費用」
のある旅行保険に加入しておくと無難です。
欠航や大幅な遅延が予想される場合に、いざというときの
「保険」としてアップグレードしておくのも一つの方法です。
「振り替え便を待っていたら予定に間に合わない!」という切迫した
状況のときは、ただちに空港カウンターで払い戻し手続きを受けて
代替の交通手段を自分で手配するしかありません。
カウンターが遠かったり混雑していたりする場合は、
コールセンター(0120-9347-87)もしくは
カスタマーセンター(0570-550-538)に電話しましょう。
こちらの方がずっと早く対応を受けられます。
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当日は早めに空港へ
搭乗手続きの締め切り時刻は、出発時刻の30分前です。
それに間に合わないと、搭乗できません!
当日は早めに空港へ行って、出発までの時間を有効に使いましょう。
心にゆとりがあると、旅行もより楽しくなるものです。
ジェットスターで旅行するまでの
流れを見てきましたが、いかがでしたか?
ジェットスターは素晴らしい航空会社です。
ぜひジェットスターでお得で快適な旅行をお楽しみください!
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※本記事は現時点の情報にてご案内いたしております。
航空会社規定等は航空会社の判断により随時変動しておりますので
最新情報はお客様ご自身にてご確認頂けますよう
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