JAL（日本航空） 国際線の一部の運休、また新規就航を発表

JALグループ、2017年度国際線路線便数計画の一部変更を決定

JAL（日本航空）は先日、2017年度の国際線路線便数計画の一部変更を発表しました。

路線便数計画とは、以前に発表した就航路線を変更するというもので、

JALはパリ線を運休するとともにメルボルン、コナ線の新規就航を発表しました。

近年ヨーロッパはテロの影響で状況が緊迫しているので、

オーストリア、ハワイへ旅行を計画している人は多いはずです。

そういう人にとっては選択肢が増えるのでうれしいですよね！

そこで今回は、新規就航のそれぞれの国際線路線について紹介してきます。

１．成田=メルボルン線

JALは今までも、ジェットスター航空（JQ）とカンタス航空（QF）

とコードシェアにてメルボルン線を運航してきました。

しかし、自社便を就航したことはありませんでした。

そして、

2015年の日豪経済連携協定(EPA)の発効をきっかけに日豪の関係が強まったことを理由に、

JALは今回のメルボルン線の就航に踏み切りました。

運航開始日

2017年9月1日（メルボルン発は2017年9が2日より運航）

使用機材

787-8（SS8）、JAL SKY SUITE搭載機材

設定クラス

ビジネスクラス・プレミアムエコノミークラス・エコノミークラス

座席数は161席を予定

運航スケジュール

成田―メルボルン線は以下のスケジュールにて毎日運航します。

便名	出発地	到着地	出発時間	到着時間
JL773便	成田	メルボルン	10：30	21：55
JL774便	メルボルン	成田	00：05	09：05

サマータイム期間（10月1日～10月28日）

この期間のみメルボルンの発着時間が異なるので気を付けましょう。

便名	出発地	到着地	出発時間	到着時間
JL773便	成田	メルボルン	10：30	22：55
JL774便	メルボルン	成田	00：35	09：05

JAL公式サイトより引用：

http://press.jal.co.jp/ja/items/uploads/cc6f7abc481d6142ffb35a3721fc3d638f776de7.jpg

JALオセアニア線ネットワーク

JAL国際線を利用してオーストリアに渡航する際には、以下のルートがあります。

以下を利用すれば、JALのマイルも貯めつつ、オーストリアに行くことができます。

・シドニー行き

羽田からJAL直行便

・プリスベン

①JAL便にて成田・羽田からシンガポール→カンタス航空にてプリスベンへ

②JAL便にて成田・羽田から香港→キャセイパシフィック航空にてプリスベンへ

・メルボルン行き

①成田からJAL直行便

②JAL便にて成田・羽田からシンガポール→カンタス航空にてメルボルンへ

・パース行き

①JAL便にて成田・羽田からシンガポール→カンタス航空にてパースへ

②JAL便にて成田・羽田から香港→キャセイパシフィック航空にてパースへ

JAL公式サイトより引用：http://press.jal.co.jp/ja/items/uploads/OCE_network.jpg

２．成田＝コナ線

JAL国際線では現在、成田から1日4便、中部と関空からは1日1便ずつ、ホノルルへ運航しています。

そこに今回成田からコナへ新しく就航することとなりました。

これで合計1日に7便ハワイへ運航することとなります。

ハワイアン航空は2016年12月にコナ線を週3便で運航し始めており、

その需要が良好だったことから、JALも新しく就航させたと考えられます。

また、中国や韓国などの近隣諸国からの需要も考慮した新規就航となります。

運航開始日

2017年9月15日

使用機材

767-300ER（SS6）

ジネスクラスにはフルフラットシートの「JAL SKY SUITEⅡ」、

エコノミークラスには「JAL SKY WIDER」を搭載

設定クラス

ビジネスクラス・エコノミークラス（プレミアムエコノミークラスの設定はありません。）

座席数は199席を予定

運航スケジュール

成田―コナ線は以下のスケジュールで毎日運航します。

便名	出発地	到着地	出発時間	到着時間
JL770便	成田	コナ	21：25	10：15
JL779便	コナ	成田	12：15	16：00（翌日）

サマータイム期間（10月1日～10月28日）

この期間のみコナの発着時間が若干異なるので気を付けましょう。

便名	出発地	到着地	出発時間	到着時間
JL770便	成田	コナ	21：25	10：05
JL779便	コナ	成田	12：05	16：00（翌日）

JALのハワイ線ネットワーク

JAL国際線では成田、関西、中部からホノルルへ毎日運航していますが、

ホノルルからコナへはコードシェア便の運航もなく、ネットワークを持っていません。

ですので、コナへ行く際は今回発表された路線が唯一の手段となります。

なお、コナへすでに運航していうるハワイアン航空は、

JALとは異なるスターアライアンス加盟航空会社となるので、

JAL線と同一の航空券で予約をすることや、マイルを貯めることが不可となります。

JAL公式サイトより引用：http://press.jal.co.jp/ja/items/uploads/HWI_network.jpg

運休路線に関して

2017年10月29日以降、成田ーパリ（JL415便・JL416便）は運休します。

これは近年のテロの影響で需要が急激に減ったことが起因しています。

なお、羽田ーパリ線は従来通り運航を継続する予定です。

新規就航路線、設定シートについて

最後に、

新規就航のメルボルン線やコナ線にはどんなシートが導入されるのかを確認しておきましょう。

JAL SKY SUITE

JAL公式サイトより引用：https://www.jal.co.jp/inter/service/business/seat/Y15/img/pic_jal_skysuite.png

メルボルン線に導入される、ビジネスクラスのシートです。

足を伸ばして熟睡することができるフルフラットベッドが特徴で、

個室のようなプライベート空間も確保されているのが特徴です。

また、

多くのスポーツ選手が愛用していることで有名なエアウィーヴのマットレスと枕が使用されており、

長時間でのフライトでも疲れを感じることもありません。

JAL SKY SUITEⅡ

JAL公式サイトより引用：https://www.jal.co.jp/inter/service/business/seat/Y15/img/pic_jal_skysuite2.png

コナ線に導入される、ビジネスクラスのシートです。

フルフラットになるだけでなく、全席が通路に面しているのが一番の特徴です。

大型のサイドテーブルに、4段階に調整ができる読書灯など、

読書や仕事をするにも最適な環境が整えられています。

JAL SKY WIDER

JAL公式サイトより引用：http://www.jal.co.jp/inter/service/economy/seat/Y15/img/pic_jal_skywider.png

コナ線に導入される、エコノミークラスのシートです。

シートの幅が約47センチと広めに確保されているのが特徴です。

また、座席の前後の幅も86センチとゆとりがあり、

男性でも窮屈に感じることなくリラックスすることができます。

PC電源やスマートフォンフォルダー、小物入れなども完備しており、使い勝手のいいシートです。

いかがでしたでしょうか？

最近ではLCCの新規就航のニュースばかりで、

フルサービスキャリアの存在感が薄れてきていましたが、

JAL国際線もますます自社ネットワークを広げています。

近年ではテロの影響が海外旅行の需要も伸び悩んでいますが、

オーストリアやハワイへの旅行の人気は健在です。

今回新しく就航する路線は共に9月からの運航であり、まだ予約開始日などは発表されていません。

新規路線はすぐに予約がいっぱいになってしまうので、早めに旅行の計画をたて、

すぐに予約できるよう準備をしておきましょう。

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※本記事は現時点の情報にてご案内いたしております。
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