意外と知らない?知ればもっと旅が楽しくなる!航空用語!!
オープンジョー
ストップオーバー
燃油サーチャージ
コードシェア便
Eチケット
最近では旅行会社を通さずに、航空券予約サイトなどを使って自分自身で航空券を購入することができるようになりました。しかし、その際に多くのオプションや知らない用語に、戸惑いを感じる人も多いのではないででしょうか?
知らないからといってそのままでいると、意外と損をしていることも多いかもしれません。
そこで今回は、多くの人が知らない、もしくは勘違いしている航空用語について説明をします。
オープンジョー
オーブンジョーとは、一般的に行きの到着地と、帰りの出発地が異なる航空券を指します。
たとえば、日本からヨーロッパに行く際、まずは、日本からパリに出発。その後に地上交通を使ってロンドンまで移動し、帰ります。
このように、旅行先で飛行機以外の交通手段を使って移動をし、違う都市から帰ってくることをオーブンジョーというのです。また、旅行先の到着と出発空港は同じで、日本での出国空港と到着空港が違う場合はシングル―オープンジョー、すべての利用する空港が異なる場合はダブルオープンジョーといいます。
これまでの説明をすべてわかりやすくまとめると以下のようになります。
- 一般的な航空券(往復航空券)
成田→バリ パリ→成田
- 通常のオープンジョー
成田→バリ ロンドン→パリ
- シングルオープンジョー
成田→パリ パリ→羽田
- ダブルオープンジョー
成田→パリ ロンドン→羽田
ご理解いただけたでしょうか?
より多くの地域を巡りたいという人には最適のオープンジョー。これは、旅の上級者であり、電車やバスなどにも使い慣れ、町の雰囲気を感じつつ都市間を移動したいという人に人気の航空券です。
しかし、運賃や旅程によっては購入不可の場合もあるので、融通が利かないことが多いのが難点です。また、往復航空券割引が受けられないので、当然料金も高めの設定となります。
そのため、実際の便利さに反して、このオープンジョーが検索できる予約サイトはまだまだ少なく、ほとんどの航空券予約サイトでは、片道、往復航空券の取り扱いのみしています。ですので、下調べや準備の通常の旅行より手間を要すのです。
ストップオーバー
ストップオーバーとは一言でいうと、乗り継ぎをする際に、その都市に24時間以上滞在することを指します。
つまり、乗り継ぎ時間を長く確保することで、観光をしてしまおうということです。多くの航空会社では24時間を境に、ストップオーバーとトランジットを区別しています。
たとえば、日本からバルセロナに行く際に、成田→パリ→バルセロナというようにパリで乗り継ぎをするとします。この時に、せっかくパリに着陸するのだから、市街地まで行きたい!観光したい!となりますよね。
その時に、このストップオーバーをすればいいのです。このストップオーバーは、その時の運賃規則や旅程によって追加料金がかかったりかからなかったりするので、その都度航空会社に確認をする必要があります。うまく好条件が重なれば、ヨーロッパに行く際に、トルコやドバイ、シンガポールに立ち寄れたりなど、旅の幅が大きく広がります。
ただ、このストップオーバーも旅の上級者向けのもの。ストップオーバーする国によってはビザが必要になることもあるので、予め調べておく必要もあります。また、荷物に関してもどこまで預かってもらうのか、どこで通関が必要なのかなど、自分で航空会社係員に確認をとる必要があるので、ある程度の英語力と知識は必要です。
コードシェア便
最近よく聞くようになったこの言葉は、共同運航便とも言われています。
これは、一つのフライトに対して、複数の航空会社が便名を付与して、みんなで航空券を売ろう!という営業上、航空会社間が提携をしたものです。
たとえば、ユナイテッド航空のワシントン行き。
このフライトの正式な便名はUA804です。ですので、もちろん乗員、機材はすべてユナイテッド航空のものです。ANAの係員は一切乗っていませんよ!管理は100%ユナイテッド航空です。
しかし、このフライトに対して、ANAもNH 7028という便名を付与しているのです。そして、ANAのホームページからでも航空券を購入することができるのです。
このように、複数の航空会社で航空券を販売することで、予約率を高くすることもできますよね!
また、ANAとしても、自社便が運航していない都市への航空券も販売することで、そこに行きたいという人々に対して、ANAを通して航空券を購入してもらうことができるのです。つまり、収益が増えるということですね!
旅客も、複数の航空会社ではなく一つの航空会社からすべて旅程の航空券を購入することができるようになるので、この制度は大変便利なのです。
しかし、この仕組みをよく理解しないまま空港に行ってしまうと、ANAの便を予約したのにどうしてユナイテッド航空の飛行機に乗らないといけないの?というトラブルにもなりかねません。
また、ANAで予約かつ便名もANAであっても、あくまでサービスを提供するのは運航会社。そのため、ANAのチェックインカウンターではなく、ユナイテッド航空のチェックインカウンターにいって手続きをする必要があります。多くの人がこの部分を理解していないことが多く、誤ったカウンターに行ってしまうことじゃよくあります。
また、予約変更の問い合わせ先がANAではなくユナイテッド航空になったり、マイルの積算率が減ってしまったりなど、ややこしい点が多々あります。ですので、マイルや航空会社にこだわりの強い人は、予約の段階で便名ではなく、“運航会社” に注目をするといいでしょう。
燃油サーチャージ
燃油サーチャージとは、近年の急な燃料価格の上昇により、航空会社では負担しきれなくなった分を、一部旅客に負担してもらおうというものです。ですので、
燃油サーチャージの価格とは、その時の燃料の価格により大きく変動をします。
航空券を購入するときに気を付けなればいけないのは、
ほとんどの予約サイトで表示している航空券の金額はこの燃油サーチャージを含んでいないということです。そのため、この航空券安いじゃん!!と思って、決済画面に進んでいくと、いきなり高い金額が提示されることがよくあります。最終的な確認画面になって初めて、すべての手数料等が含まれた金額が表示されるのです!
ですので、航空券を購入する際は、燃油サーチャージが含まれているのか含まれていないのかを確認したうえで、金額を見る必要があります。
また、航空会社が期間限定で燃油サーチャージ無料キャンペーンなどをやっている時もあります。時期によっては、燃油サーチャージの金額が航空券とほぼ変わらないくらい高騰しているときもあるので、こういうキャンペーンは逃さずにうまく活用するといいでしょう。
Eチケット
これも最近よく聞くようになった用語です。以前まで航空会社は紙の航空券を導入していましたが、ペーパーレス化を目指して、航空券そのものをすべてシステム上で管理するようになったのです。
つまり、それがEチケット別名電子航空券と呼ばれるものです。
Eチケットとは、予約をした際に、予約情報がメールで送られてくるのみ。
このメールには、航空券番号、予約番号、便名、日付など予約確認に必要な情報がすべて記載されており、航空会社係員はこれをもとに受け付けを行います。そのため、カウンターでチェックインをする際にはこのメールを提示するだけで事足りるのです。
また、Eチケットの種類によっては、2次元バーコードがついているものがあります。この2次元バーコードからは、上記の予約情報をすべて読み取ることができ、自動オンラインチェックイン機を使ったりする際の予約情報の入力の手間が省かれます。
このように、すべてオンライン上で予約が管理できるようになり、全航空会社におうて普及率はほぼ100%です。紛失や盗難の心配もないので、安心して使用することができます。
しかし、旅行会社でツアーを予約すると、持ち物の欄に“eチケットの控え”という記載があります。
これは、念のためプリントアウトしたものを持ってきてくださいね!ということです。
ネットの使い方になれていない人は、このようにプリントアウトしておく、空港にいってからあたふたすることなく安心です。また、海外空港ではネット環境がなく、スマホや携帯でEチケット情報が提示できない場合もあるので、1枚はプリントアウトしたものを持っておくと安心です。
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※本記事は現時点の情報にてご案内いたしております。
航空会社規定等は航空会社の判断により随時変動しておりますので
最新情報はお客様ご自身にてご確認頂けますよう
お願い申し上げます。予めご了承くださいませ。
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