しっかり覚えて正しく使おう!航空券ルール!!
飛行機に乗る際って、航空券とか搭乗券とか予約番号に、発券番号…といろいろな用語があり、混同してしまっている人は多いですよね?そのため、一つ一つに対して正確な知識を持ちあわせておらず、航空券を電車や新幹線のチケットと同じような感覚でとらえている人はいませんか?
もし、そうならばちょっと危険かもしれません。なぜなら、航空券には厳しいルールがあり、せっかく買った高い航空券もそれを守らないとただの紙切れになってしまうからです。
航空券には、LCC(格安航空券)やJALなどの大手航空会社など様々ありますが、今回はそんな人に向けて、ANAにスポットを当てて、航空券ルールについて紹介します。
1.有効期限
まず、ANAの航空券の有効期限は1年となります。オープン券など、航空券のみを購入して予約をしないでいると、この期間を過ぎてしまうこともあるので扱いには注意が必要です。そして、発行から1年を経過したものは一切無効という扱いになります。
また、旅程を開始して場合はその旅程開始日から1年間が有効期限となりますので覚えておきましょう!
2.適用運賃に関して
ANAでは、2歳以上は小児運賃、12歳以上は大人運賃という決まりになっています。この際は、旅程開始日の年齢を基準に運賃を設定します。たとえば、11歳の男の子が、半年間アメリカに行くとします。
そうすると帰国時には12歳、つまり大人運賃が適用される年齢になっていることもあります。
しかし、同一の予約で航空券を購入している場合は、旅程開始日は日本を出国した日になるので、その日の年齢である11歳を元に、小児運賃が適用されるという仕組みです。ですので、ANAが12歳の子供が小児運賃で飛行機に乗るということは規則上可能なのです。
しかし、いつの年齢を運賃に適用するかはLCC(格安航空券)なども航空会社によって異なりますので、確認忘れがないよう気を付けましょう。
もし誤った運賃で購入をしていると、その航空券を使うことはできません。その場合、新券購入となり、当日予約ということで高い金額を請求されることも考えられます。
3.利用者は本人のみ
航空券の使用は、航空券に記載のある名前の本人のみ使用が可能です。そのため、カウンターでのチェックインの際に、パスポートの名前と航空券の名前の一致を一字一句確認しているのです。
航空券の譲渡は一切不可となっており、本人以外が利用することは認められません。そのため、旅行に行けなくなったころ、代わりにだけ誰かに譲る!ということはできないのです。必ずキャンセルをして、新しい人の名前で再度購入するというステップが必要になります。
また、航空券は、お金を払ってその座席を購入しているという考えなので、それぞれに充てられた座席への着席が義務付けられます。しかし、以下のように勘違いをしている人が多いのが事実なのです。
たとえば、家族内で2人はビジネスクラス、残りの2人はエコノミークラスの航空券を購入しているとします。
こういう場合、機内に進んでからビジネスクラスとエコノミークラスの席を家族内で交換して使いたい、という人も多くいますが、それも座席を交換する=航空券の譲渡に値するので、一切不可なのです。
これはビジネスクラスとエコノミークラスの移動だけではなく、同じクラス内での移動でも同じことです。
搭乗券さえもらってしまえば大丈夫!ということではなく、旅程が終了するまで、自分の名前で発行された航空券、座席をしっかりと使用する義務があります。
これはANAの約款にも記載されていることですので、覆ることはありません。
特にアメリカ線に関しては保安上の自由でその傾向が強いので、座席の交換は認められていません。
もし、同じクラス間で座席変更をしたくなった場合は、機内でいえばいいや!と安易に考えずに、必ず搭乗口にいる地上係員に言いましょう。そして、再度正しい座席での搭乗券を発行してもらいましょう。
4.航空券の使用順序
航空券を使う際は、旅程に記載されている通り、順番に使用する必要があります。旅程を途中から始めたり、区間を飛ばしたりということは一切できません。
たとえば、バンコク→成田→ニューヨークという航空券を購入したとします。この際に、バンコク→成田の区間の飛行機に搭乗していないと、成田→ニューヨークの飛行機にも搭乗することができなくなります。
これには、飛行機の運賃が大きくかかわっています。というのも、航空券の金額とは発券する国の貨幣価値によって大きく異なるからです。
そのため、今回の旅程の場合、成田→ニューヨーク間の航空券を日本で購入する料金よりも、バンコク→成田→ニューヨークという航空券をタイで購入したほうが安くなることもあります。
それを狙って、使用する予定もないバンコク→成田間の航空券を購入してしまう人もいるのです。こうすると、航空会社の収入にも関わりますし、当日キャンセルも増えることとなります。そして、本来乗りたかった人に、航空券が渡らなくなってしまうのです。こういった事態を防ぐためにも、航空券は順番通りに使用するというルールが存在するのです。
しかし、大幅遅延や欠航によって、本来飛行機を使う予定だった旅程を、地上交通に変更した、という場合は、このルールに反していても航空券を利用することができます。そういう際は、予めANA内で旅客情報として共有されているはずですので、当日の手続きも問題ありません。
LCC(格安航空券)だけでなく、大手の航空会社でも意外に「知らなかった・勘違い」していることもありますね、
しっかりとルールを把握しておくと、どんな事態でも対処することは可能です。
旅の機会が多い方にとっては、知識は身を助ける「防御術」になりますね♫
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※本記事は現時点の情報にてご案内いたしております。
航空会社規定等は航空会社の判断により随時変動しておりますので
最新情報はお客様ご自身にてご確認頂けますよう
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