懐かしのプロペラ機!どうやって航空券予約すれば良い?

 

みんな日々忙しく動き回っている現代社会。今回は趣向を変えて、少しノスタルジックな記事をお届けしましょう。

昔なら寝台列車、蒸気機関車などが“時代を感じさせてくれる懐かしの乗り物”だったと思います。

 

しかし、寝台列車や蒸気機関車に乗ったことのある世代はどんどん減ってしまいました。時代はまるで新幹線の窓外を吹き飛んでいく背景のように、瞬く間に飛び去っていきます。

 

パソコン、インターネット、スマートフォンなど、ひと昔前からは考えられないほどの科学技術が溢れかえる現在、“時代を感じさせてくれる懐かしの乗り物”とは何でしょうか?

LCC(格安航空券)の普及で飛行機が身近になった2010年代に懐かしさを感じる乗り物といえば、見かける機会のめっきり減った“プロペラ機”ではないでしょうか?

蒸気機関車がそうであったように、プロペラ機もまた、いずれは過去の遺物へと変わっていくことでしょう。

 

ボンバルディアDHC8

 

プロペラ機の路線が残っているうちに、ぜひ、プロペラの駆動音が響く“懐古趣味的な飛行機”の醍醐味を味わってみてください。こちらでは、そんなプロペラ機に乗ってみたい…という皆さんに向けて、プロペラ機が運用されている路線紹介をさせていただきたいと思います。

 

 

関西の空港からプロペラ機に乗りたい!

大阪−伊丹空港発の出雲空港(出雲縁結び空港)の日本エアコミューター便では、サーブ340BボンバルディアDHC8のいずれかを用いています。日本エアコミューターはJAL系列なので、JALのサイトなどから予約可能。

 

サーブ社はスウェーデンの航空機メーカーであり、日本ではなかなかサーブ機に乗る機会がありません。ちなみに、サーブ340型機はサーブ社とアメリカのフェアチャイルド社による共同開発機体です。

ボンバルディアはカナダのボンバルディア・グループが保有する航空部門ダースボンバルディア・エアロスペースの機体。

ボンバルディア社は世界3位のシェアを誇る旅客機メーカーであり、日本国内で運用されているプロペラ機は大部分がボンバルディア社製です。

 

サーブ340B

 

JAL系列の伊丹発の出雲行きにはジェイエアが運航する便もありますが、こちらの機材はエンブラエル170という小型の双発ジェット機になります。

ブラジルのエンブラエル社は旅客機シェアにおいて世界4位。しかし、1位のボーイング社、2位のエアバス社が圧倒的なシェアを占めているため、あまり馴染みがない…という方が多いでしょう。

 

プロペラ機ではありませんが、エンブラエル170も日本では珍しい機体です。“マイナー機体に搭乗してみたい”という方は一度、乗ってみると面白いかもしれません。

さらに、大阪−伊丹空港発の天草空港、熊本空港(阿蘇くまもと空港)行きの天草エアライン便に使われているのもプロペラ機です。

 

ATR42という機材で、フランスのアエロスパシアル社(現:エアバス社)とイタリアのアエリタリア(現:アレーニア・アエルマッキ社)による共同事業体−ATR社が製造する機種。

ATRは現在も、エアバス社とアレーニア・アエルマッキ社の子会社として存続しており、あちこちの航空会社に近距離小型機を納入しています。

 

東京都内の空港からプロペラ機で旅行したい!

羽田空港、成田空港から出る便でプロペラ機…という路線はほとんどありません

2016年現在は成田空港と新潟空港を結ぶANA便がボンバルディアDHC8を運用しているくらいでしょうか。

 

少し前までは羽田空港から出る伊豆諸島方面のANA便がプロペラ機でしたが、2016年8月現在、羽田発の伊豆諸島便は八丈島空港に行く路線のみで、使用機材はエアバスA320型機となっています。

 

東京からプロペラ機に乗りたいなら、むしろ調布飛行場から出ている伊豆諸島への便がオススメです。

調布飛行場から伊豆諸島の島々に向かう便を出している新中央航空は、使用機材がドルニエ228NGとなっています。ドルニエ228はドイツのドルニエ社が開発した19人乗りのプロペラ機です。

ドルニエ社はすでに倒産していますが、RUAGエアロスペース社がドルニエ228NGとして生産再開。新中央航空が保有しているのは、RUAGエアロスペース社が生産したドルニエ228NG

 

ドルニエ228NG

 

日本国内ではかなり珍しい機体ですから、マイナー機体に興味があればぜひとも乗ってみたいところです。

 

 

北海道の空港からプロペラ機で旅に出たい!

北海道では、北海道内の路線を運行している北海道エアコミューター(HAC)の便がプロペラ機−サーブ340を運用しています。

札幌市の丘珠空港と釧路空港、函館空港、利尻空港を結ぶ路線、函館空港と奥尻空港を結ぶ路線などが北海道エアコミューターの路線です。北海道エアコミューターはJAL系列の会社なので、JALの公式サイトなどから予約することが可能。

 

 

名古屋近郊の空港からプロペラ機に乗るには…?

中部国際空港(セントレア空港)から福岡空港に向かうANA441便には、ボンバルディアDHC8が用いられています。

ただ、441便を除くANA便はボーイング737型機が使われているので注意してください。

 

また、ANAのコードシェア便のうち、スターフライヤー(SFJ)が運航する便はエアバスA320型機、アイベックスエアライン(IBX)が運航する便はボンバルディアCRJを用いています。

ボンバルディアという名称からプロペラ機を想像する方も多いでしょうが、ボンバルディアCRJは双発ジェット機です。日本で珍しい機体であることは間違いないですが、プロペラ機ではありません。

 

 

九州・沖縄路線でプロペラ機を楽しみたい!

福岡空港発の鹿児島空港行きの日本エアコミューター便はサーブ340B、福岡空港発の対馬空港行きのANA便はボンバルディアDHC8による運航になっています。

 

また、鹿児島空港発の奄美空港行きの日本エアコミューター便はサーブ340B、またはボンバルディアDHC8 による運航。

鹿児島空港から沖永良部島や種子島、与論島などの各離島に向かう日本エアコミューターの路線も、同じくサーブ340B、あるいはボンバルディアDHC8が用いられています。

 

那覇空港から出る航空機では、琉球エアコミューター(RAC)が運航する石垣空港、宮古空港、多良間空港、与論空港などへの便がボンバルディアDHC8です。

JAL系列の那覇〜離島便であっても、日本トランスオーシャン航空(JTA)が運航する便は大部分がボーイング737型機となっています。プロペラ機に乗ってみたいなら、琉球エアコミューターが運航する便を優先的に選ぶと良いでしょう。

 

日本エアコミューター、琉球エアコミューターともJAL系列なので、JALのサイトで予約することができます。

 

 

プロペラ機に未来はない!?今のうちに航空券予約を!

飛行機が身近になるにつれ、近距離路線に投入する小型機の需要が高まっています。

今まで特急列車を使っていたのと同じ感覚で飛行機に乗る…。そんな時代が近づいてきているのです。

 

恐らく、皆さんも日本製の小型ジェット機−三菱リージョナルジェット(MRJ)の開発が進んでいるのをご存じでしょう。MRJが実用化されれば、プロペラ機はさらに減っていくかもしれません。

 

それでなくとも、離島の空港を整備してジェット機が離発着できる滑走路を作る例が増えています。プロペラ機が実用レベルで使われる時代は、そう遠くないうちに終わりを迎えるでしょう。

 

プロペラ機に乗ってみたい…という思いがあるなら、何としても、今のうちに乗っておくべきです。

物理的に回転するプロペラを動力源に空を飛ぶ…。ぜひ、ロマン溢れるプロペラ機の魅力をぜひ体感してみてください!

 

 

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