ピーチ航空は日本で最初の純国産のLCC(格安航空会社)です。現在では多くの格安航空会社が日本で路線を展開していますが、ピーチ航空はその先駆けとなった記念すべき航空会社なのです。

 

驚くほど安い運賃で航空券を提供しているので、お得な旅行を楽しみたい方には特にオススメな航空会社です。関西空港を拠点としているので、特に関西圏で絶大な人気を誇っています。

 

ピーチ航空の正式名称は「Peach Aviation(ピーチ・アビエーション)」です。

2012年に就航して、それに続いてバニラエア(旧エアアジア・ジャパン)や外資系のジェットスターも参入して、日本のLCC業界は途端に賑やかになってきました。

 

 

豊富な路線を展開しており、国内線は関西空港と成田・新千歳・仙台・福岡・松山・長崎・宮崎・鹿児島・沖縄空港などを結ぶ路線を、国際線は中国・台湾などのアジア圏を結ぶ路線があります。

 

日本のLCC(格安航空券)業界の「パイオニア(先駆者)」とも呼べる存在のピーチ航空ですが、現在はますますその勢いを増しています。路線網や拠点地をさらに広げる計画が進んでいるのです!

 

そこで、ピーチ航空の新たな運行状況計画の詳細やその人気の秘訣など、ピーチ航空のすべてをこれから詳しく見ていきましょう!

 

 

 

1.新たな拠点を那覇空港に!

 

就航開始当初からピーチ航空は那覇空港も重視して、積極的に路線の開拓を行ってきました。第一拠点の関西空港に続き、第二の拠点として那覇空港を位置づけてきたのです。

 

 

那覇空港発着の路線運行状況は、国内線・国際線あわせて5路線を運行しています。路線の詳細は次のようになっています。

 

・大阪(関西)=沖縄(那覇): 最安運賃4,890円(ハッピーピーチプラスは7,390円)

・東京(成田)=沖縄(那覇): 最安運賃5,890円(ハッピーピーチプラスは8,390円)

・福岡=沖縄(那覇): 最安運賃3,990円(ハッピーピーチプラスは7,290円)

・沖縄(那覇)=タイペイ(トウエン): 安運賃4,780円(ハッピーピーチプラスは8,080円)

・沖縄(那覇)=ホンコン: 最安運賃6,880円(ハッピーピーチプラスは10,980円)

 

いずれの路線も高い需要を誇っており、なかでも「沖縄(那覇)=タイペイ(トウエン)線」は古くからインバウンド(訪日外国人)需要が多く、就航からわずか3年で累積旅客数が35万人を突破しました!

 

 

2015年には第三の拠点を2017年を目途に仙台空港とする計画が発足しました。さらに2016年10月には、新千歳空港を新たな拠点空港とする運行状況計画も、新たに明らかにされたのです!

 

つまり、新千歳空港はピーチ航空の第四の拠点となります。この計画は2018年の運用開始を目標として進められています。

 

拠点設置後には、新千歳空港での機材の夜間駐機を活用した、利便性改善が行われます。北海道内の他の空港との接続線・新路線の開設や、北海道と本州を直行便で結ぶ新路線の開設など、新たな事業の展開が計画されているのです!

 

 

 

それに加えて今回のピーチ航空運行状況の発表で、第二の拠点としての那覇空港へ、乗務員の拠点機能(ベース設置)の確立を計画していることが明らかになりました!これにより、那覇空港はさらに発展することになり、より便利な空港へ進化することでしょう。

 

ピーチ航空は国内でトップの人気を誇るLCC(格安航空券)会社ですが、今後もさらに成長を押し進めていくようですね。この進撃の勢いは、もはや誰にも止めれらないでしょう!

 

 

 

 

2.ピーチ航空が大人気の理由とは?

 

ピーチ航空は日本で最初のLCC(格安航空券)会社であると同時に、日本で最も人気があって営業収益も高い航空会社なのです!ピーチ航空はなぜそれほど人気があるのでしょうか?

 

そのピーチ航空が大人気の理由は、「品質の良さ」にあります。ピーチ航空の発表によると、定時運行率はなんと99.8%で、国内トップに躍り出ています。これは大手航空会社よりも高い数値なので驚きですね!

 

LCC(格安航空券)会社は運賃が非常に安いため、運行状況の遅延や欠航が多いと考えられています。しかし、搭乗者にとって「予定どおりに運行する」ことは、LCC(格安航空券)会社でもとても重要なのです。

 

 

ピーチ航空が関西空港を拠点地として選択したのも、成功の秘訣となっています。関西圏はおよそ2000万人の人口を抱えているため、首都圏に引けを取らない非常に大きな経済規模があるのです。

 

しかも、京都や奈良のような外国人にとても人気のある地域が含まれているため、「インバウンド(訪日旅行客)需要」も高いのです。運行状況の要点を押さえたピーチ航空が大人気なのも納得ですね!

 

 

 

3.那覇空港を重視する理由

 

ピーチ航空と那覇空港はとても深い関係にあります。ピーチ航空は最初に関西空港を拠点として運航を開始しましたが、その次に拠点地として目を付けたのが那覇空港なのです。

 

ピーチ航空の全ての路線で使用されている「エアバスA320-200型機」は、航続距離が4時間程度しか無いため、運行状況上長距離路線の運航はできません。つまり、関西空港だけを拠点としていると、限界があるのです。

 

 

格安航空会社では、できるだけ全ての路線を同じ機材で統一することで、整備コストを削減しています。そのため、大型の機材を使って航続距離を伸ばすというのは、LCC(格安航空券)会社ではなかなか困難なことなのです。

 

そこで、ピーチ航空は那覇空港に注目したのです!那覇空港に就航することで、アジア地方のさらに南にまで路線網を伸ばすことができるからです。そういった着眼点に、ピーチ航空の熱い野望を垣間見ることができますね!

 

 

 

4.ピーチ航空の特徴

 

さて、素晴らしい経営方針で着実にその勢力を伸ばしつつあるピーチ航空ですが、格安航空会社に慣れていない方にとっては、LCC(格安航空券)会社独特のシステムが分かりづらいかもしれません。そこで、ピーチ航空の様々なオプションについて、これから詳しく見ていきましょう!

 

 

ピーチ航空の(1)運賃タイプ

 

ピーチ航空では2つの運賃タイプが設定されています。極めてお得な航空券の「ハッピーピーチ」と、充実したサービス内容も付帯した「ハッピーピーチプラス」運賃です。

 

運賃タイプによってサービス内容が異なるので、予約の際は注意が必要です。各運賃タイプごとの特徴は、次のようになっています。

 

 

①ハッピーピーチ運賃

 

最もお得な運賃タイプですが、そのぶんサービス内容も最低限のものに簡素化されています。特に受託手荷物は有料となるので、予約の際は注意が必要です。

 

フライト日時の変更も有料で、キャンセル時の払い戻しは不可能です。そのため、事前に予約の運行状況変更やキャンセルの可能性が考えられる場合は、次に紹介する「ハッピーピーチプラス」運賃で予約しておく方が無難です。

 

 

②ハッピーピーチプラス運賃

 

こちらの運賃タイプには様々なサービスが付帯しています。フライトの変更が無料で出来るようになり、キャンセルも手数料は必要ですが可能です。受託手荷物も20kgまで無料となるので便利です。

 

 

 

(2)受託手荷物

 

「ハッピーピーチ」運賃で受託手荷物を預ける必要がある場合は、申請方法や路線によって1,200円から3,880円の手数料が必要になります。

 

どちらの運賃タイプでも、20kgを超える場合は超過手数料が請求されます。超過手数料は路線によって2,110円から3,650円になります。

 

1つの手荷物の最大重量は32kgで、それを超える場合は手荷物を分割する必要があります。全ての手荷物の最大重量は100kgで、個数制限はありません。

 

 

受託手荷物の申請は、公式ホームページ上で簡単に行えます。当日空港カウンターで直接預け入れることもできますが、かなり割高になってしまうので、事前の予約が断然オススメです!

 

 

(3)予約の変更と払い戻し

 

ピーチ航空はどの運賃タイプでも「フライト日時の変更」が可能です。ただし、「ハッピーピーチ」運賃では変更方法や路線によって、3,240円から5,400円の手数料が必要となります。

 

「ハッピーピーチプラス」運賃では、フライト日時の変更が無料で可能です。しかし、いずれの場合も変更可能なのはフライト日時に限られています。他の路線への変更や、搭乗者名の変更はできません。あらかじめご注意ください。

 

予約のキャンセルは「ハッピーピーチプラス」運賃のみ可能です。航空券の料金から1,080円の手数料を差し引いた金額が、「ピーチポイント」として返金されます。

 

ただし、現金での払い戻しは受けられず、出発時刻の1時間前までのキャンセル手続きが必要となります。それ以降の払い戻しはできないので、注意が必要です。

 

 

 

(4)使用機材と座席

 

ピーチ航空の機材はすべてエアバス社の「A320-200」という機材で統一されています。これはエアバス社で最もメジャーな機種で、非常に高い性能と安全性を誇っています。安心ですね!

 

 

ピーチ航空では次の4つのシートタイプがあります。様々なオプションが付帯した「ハッピーピーチプラス」運賃では、「スタンダードシート」「プレジャーシート」の指定が無料なのです!

 

 

①スタンダードシート

 

機体中央から後部にかけての真ん中および通路側の座席が、「スタンダードシート」として設定されています。

 

この座席を指定する場合は、350円(国際線は600円)の手数料が必要です。「ハッピーピーチプラス」運賃では無料です。なお、座席指定をしない場合は、この座席から自動的に割り当てられることになります。

 

 

②プレジャーシート

 

前方6列目から11列目の全ての座席と、14列目から30列目の窓側の座席が、「プレジャーシート」として設定されています。

 

この座席を指定する場合は、500円(国際線は850円)の手数料が必要です。「ハッピーピーチプラス」運賃では無料です。

 

ただし、11列目は後方が「非常口エリア」となっているので、リクライニングができません。座席指定の際はご注意ください。

 

 

③スマートシート

 

前方2列目から5列目の全ての座席と、非常口の列(12・13列目)の座席が、「スマートシート」として設定されています。この座席を指定する場合は、650円(国際線は1,100円)の手数料が必要となります。

 

前方2列目から5列目の座席は、機内への搭乗や降機が素早くできるので、とても便利です。非常口の列(12・13列目)の座席は、足元のスペースが広いので、他の座席より快適に過ごすことができます。

 

ただし、12列目は後方が「非常口エリア」となっているので、リクライニングができません。座席指定の際はご注意ください。非常口の列(12・13列目)を指定する場合は、次のすべての条件を満たしている必要があります。

 

(1)満15歳以上である。

(2)満12歳未満の子供を連れていない。

(3)搭乗に際して付き添いや係員の援助が必要ない。

(4)緊急脱出時に同伴者の脱出を援助する必要がない。

(5)航空機ドアの開閉など、緊急脱出の援助を実施することができる。

(6)妊婦(出産予定日から28日以内)ではない。

(7)日本語または英語での会話が流暢にできる。

(8)脱出手順の案内および乗務員の指示を理解して、他の乗客へ口頭で伝えることができる。

 

 

④ファストシート

 

最前列の座席が「ファストシート」として設定されています。足元のスペースが広く、機内への搭乗や降機が早くできるので、非常に便利で快適な座席です。こちらの座席へ変更する場合は1,300円(国際線は2,200円)の手数料が必要となります。

 

 

 

 

5.おわりに

 

日本のLCC(格安航空券)業界のパイオニアであるピーチ航空運行状況の新たな計画と、様々なオプションの詳細について見てきました。いかがでしたか?

 

お得な運賃で手に入る航空券や、必要に応じて追加できるオプションは、とても魅力的ですね。これまでピーチ航空を利用されたことがない方も、この機会にピーチ航空でのご旅行を検討されてみてはいかがでしょうか。

 

 

ピーチ航空でのお得な空の旅を、ぜひお楽しみくださいませ!

 

 

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※本記事は現時点の情報にてご案内いたしております。
航空会社規定等は航空会社の判断により随時変動しておりますので
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お願い申し上げます。予めご了承くださいませ。
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