今更人に聞けない?観光ビザってなに?
海外に旅行に行く際、観光ビザを申請しないといけない国と、しなくてもいい国があります。
しかし、日本人が多く行く国のほとんどは、ビザの申請が必要ないため、いろんな国に旅行に行っている人さえ、ビザの申請の仕方などわからない人も少なくありません。
始めて海外に行かれる方は、パスポートとLCC(格安航空券)を取得すればOK!…って安易に考えてしまうかも知れませんね。
このページでは、そんな観光ビザについて書いていきます。
そもそも観光ビザとは?
観光ビザとは、簡単に言うと『観光目的での入国を許可します。』と相手の国に許可をもらうことで、現在67ヶ国の国と日本は協定を結んでいるため、許可を申請しなくても決まった期間、観光目的でその国に入国することができます。
日本人の多くが観光に行く、アメリカ、カナダなどは、観光ビザの申請が必要ないため観光ビザの申請をしたことがない人も多いはずです。
オーストラリアやカンボジアなどの国は事前に観光ビザの申請が必要な国です。
電子入国許可を取り入れているオーストラリアやカンボジアはオンラインで申請することができますが、オンライン申請はできない国の場合、観光ビザの申請は領事館へ書類を郵送するか、窓口で直接申請することもできます。
LCC(格安航空券)などの航空会社には、問い合わせしても解決することができない所ですのでしっかり認識しておきましょう。
これには外務省のサイトで観光ビザ面免除の国が確認できます。事前に必ず確認しましょう。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/visa/tanki/novisa.html
観光ビザが必要な国と申請方法
観光ビザが必要な国に行く場合、事前にビザの申請をしないといけません。
ビザの申請は現地の空港でできるものや、申請してから許可がでるまでに一週間ほどかかる国、オンラインで簡単にできる国など国によって様々です。
また1ヶ月以内の観光にはビザは必要なくても、それ以上ならビザが必要になったりもします。
ビザを申請していないと、出発時に空港でチェックインができなかったり、着いてから入国できなかったりする事もありますので、観光ビザの申請有無を確認する作業はとても大切になります。
さらに、航空券を安く入手するには逆にLCC(格安航空券)の熟知や情報も欠かせませんよね。移動と、暮らし=お互いをワンセットでしっかりと意識しておくことが大事です。
では各国の観光ビザについて紹介します。
・インド
事前に観光ビザの申請が必要ですが、条件付で現地申請も可能です。
大使館は旅券を購入前にビザの申請をする事を進めています。
・インドネシア
30日以内なら現地空港でビザ取得可能です。
・ブラジル
事前に査証取得が必要。ブラジル領事館にて申請可能です。
・オーストラリア
電子入国許可ETAをオンライン申請する。
・パプアニューギニア
2ヶ月以内の観光なら現地空港でビザを発行できる。
・ロシア
ロシア領事館にて申請可能です。
アフリカや中近東、東欧は観光ビザを申請しないといけない国が多いですので、その方面に行く場合は、観光ビザが必要か必ず調べましょう。
観光ビザが免除の国はどこ?
日本国民が観光ビザを免除されている国は現在67ヶ国あります。
この場合は、観光ビザを日本人は申請しなくてもいいだけで、他の国の人は申請しないといけません。
まれにですが、入国審査の際に『ビザの申請をしているのか?』と審査官に聞かれる事もあります。
その場合は、日本人は申請しなくても良いことを伝えましょう。
また滞在期間によっては、ビザの申請が必要な場合もありますので、一ヶ月以上の滞在を考えている場合は、一度確認するようにしましょう。
・15日以上でビザの申請が必要な国
中国、ベトナム
・30日以上でビザの申請が必要な国
シンガポール、モルディブ
・45日以上でビザの申請が必要な国
グアム(ESTA不要)、サイパン(ESTA不要)
・90日以上でビザの申請が必要な国
韓国、台湾、マレーシア、トルコ、チェコ、イタリア、スイス、スペイン、フランス、アメリカ(ESTA が必要)、ニュージランド
・180日以上でビザの申請が必要な国
イギリス、カナダ(eTA が必要)、メキシコ、
観光ビザが必要ないので、飛行機のチケットを購入すれば入国できてしまうと言うことです。
LCC(格安航空券)チケットの入手については、弊社リアルチケットにて承っておりますので、ぜひ一度お問い合わせください。
ビザのルールは常に変わっていますので、ここでビザが必要ないと書かれていても、一度各国のホームページをチケットの購入前に見るようにしてください。
電子渡航認証について
最近では観光ビザの申請は必要なくても、電子渡航認証の登録が必要な国も増え、アメリカはESTA、カナダはeTAを入国前に申請しないといけなくなりました。
これはテロ対策とも言われていて、観光ビザなしに入国する旅行客を事前に調べることで、保安上の安全を確認しています。
現在この電子渡航認証システムを取り入れているのが、アメリカとカナダです。
どちらもオンライン申請が可能ですので、事前に必ず申請しましょう。
この電子渡航認証は、入国を許可するものではありません。
あくまでも事前確認であることを知っていてください。
アメリカは、アメリカ内で不法に働く人が多いことから、長期滞在者には厳しい審査が入ります。
ですので、ESTAが承認されたからと行って、アメリカにどのくらい滞在できるかは入国審査官が決めます。
電子渡航認証は、旅行者だけでなく、飛行機の経由地にアメリカ、カナダがなっている場合も申請をしないといけません。
例えば、アメリカのニューヨーク行きの飛行機でカナダのバンクーバーを経由する場合、カナダのeTAも必要になります。
これは、飛行機の乗り換え時に空港外に出ることが可能なことからこのようになっています。
これを知らずにチェックインすると、その場で急いでeTAの申請をするハメになってしまします。
eTAもESTAも、どちらも申請してからすぐ認証されるので、申請忘れていても問題ありませんが、急いでいる場合や、飛行機に遅刻しそうな場合は、空港で申請する時間の余裕はありません。
またeTAは英語での申請になるので、時間もかかってしまします。
アメリカ、カナダ方面に行く場合は、経由地と目的地、どちらも電子渡航認証を申請しましょう。
電子渡航認証はパスポートに登録されるので、書類などは何も必要ありません。
では、電子渡航認証の登録の仕方を説明します。
・アメリカ(ESTA)
こちらのサイトから申し込みできます。
https://esta.cbp.dhs.gov/esta/application.html?execution=e1s1&language=ja(日本語)
申請料:$14US
有効期限:2年
アメリカ経由でカナダ、メキシコ、南米などに行く場合も必ず申請してください。
・カナダ(eTA)
2016年11日9日から電子渡航認証が必要になりますが、ANAやエアカナダでは、2016年の春頃から事前申請を呼びかけています。
こちらのサイトから申し込みができます。
http://www.cic.gc.ca/english/visit/eta-start-ja.asp(英語)
カナダは英語で質問に答えないといけないので、日本語訳を見ながら申請します。
http://www.cic.gc.ca/english/pdf/eta/japanese.pdf(日本語訳)
申請料:$7CAN
カナダ経由でアメリカ、メキシコ、南米に行く場合も必ず申請してください。
※カナダから陸路でアメリカに入国する際は、ESTAの申請は必要ありません。
観光ビザでできる事、出来ない事
観光ビザなので、観光しかできない・・・
そう思っていませんか?
じつは、観光ビザでも語学学校に行ったり、ボランティア活動に参加したりすることができます。
語学留学の場合、学生ビザ(就学許可)が必要だと思われていますが、実は語学留学の場合趣味の範囲になるので、観光ビザの期間内なら語学学校に通うこともできます。
語学学校にはフルタイム、パートタイムがあり、観光ビザならパートタイムコースを受講でき、授業がフルタイムより短いだけで、他の生徒と同じように授業を受けることができます。
しかし、観光ビザでは基本アパートを借りたり、仕事を探したりはできないので、長期滞在の場合、入国審査の時に資金証明が必要になることもあり、持っている貯金額によっては滞在期間が予定より短い期間になることもあります。
ですので、学費や宿泊費を事前に払ったりしないようにしましょう。
学校に通えるのは語学学校だけなので、大学や高校には観光ビザで通うことはできませんが、短期のホームステイなどは観光ビザで体験することができます。
また、観光ビザでのボランティア活動の活動範囲は国によって違いますが、会社の収益につながらないものや、その国の人の仕事を奪わない仕事が条件でボランティアに参加できます。
観光ビザで学校やボランティア活動に参加できるなら、プチ留学もしてみたいですよね。
特に、学生のうちはどうしても資金が少ないと思いますのでLCC(格安航空券)の存在は必須ですよね☆
観光ビザ~まとめ
せっかく予定していた旅行なのに、観光ビザを申請してなかったから、入国できなかった・・・そんなことが実際に起こることがあります。
またバックパックで旅をする場合も、次に移動する国の観光ビザを調べていないと、国境でビザが下りるまで足止めされます。
またパスポートの期間が短い場合、入国できない国も多いです。
滞在期間の半年以上必要と言われていますので、フライト購入前、ビザの申請前にパスポートの期限も確認してくださいね。
ビザについて航空会社に問い合わせをしても答えてもらえませんので、各国領事館のホームページやコールセンターに問い合わせをしましょう。
ワクワクなLCC(格安航空券)での海外渡航前に、事前の下調べや準備はしっかり入念に行っておきましょう!
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※本記事は現時点の情報にてご案内いたしております。
航空会社規定等は航空会社の判断により随時変動しておりますので
最新情報はお客様ご自身にてご確認頂けますよう
お願い申し上げます。予めご了承くださいませ。
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