対処法に要注意! エアアジアの遅延と欠航

 

 

せっかくエアアジアの航空券を手に入れても、何らかの理由でフライトが欠航されることがあります。

 

欠航の理由は大きく分けて2つあります。天候等が理由のものと、機材故障等が原因のものです。それらに加えて、LCC(格安航空券)エアアジアでは旅客数が少ないため突然欠航されることもあります。あらかじめ注意しておきましょう。

 

エアアジアはLCC(格安航空会社)ですので、いざというときの対応が不安な方もいるかもしれません。そこで、エアアジアが欠航してしまったときの対処法を、これから詳しく見ていきましょう!

 

 

欠航の告知は英文メールで!

 

エアアジアでは欠航が確定した時はメールで通知されます。そのため、予約時に登録するメールアドレスは必ず有効なものにしておき、出発前は注意深くメールをチェックしておきましょう。また、送信されるメールは英文のみです。例えば、次のような内容のメールが届きます。

 

「We regret to inform you that your AirAsia flight has been rescheduled to a new flight time due to circumstances beyond our control. (申し訳ございませんが、あなたのエアアジアのフライトは、やむを得ない事情により欠航が決定しました。)」

 

こういった内容のものは、大抵が悪天候による欠航です。欠航理由が”Commercial Reasons”と表記されている場合は、商業的理由によるものです。つまり、そのフライトを運行すると利益が出ないため、キャンセルされるのです。

 

どの理由で欠航しても、LCC(格安航空券)エアアジアでは最低限の補償しかありません。振り替えの際に生じる交通費や宿泊費などはいっさい補償されません。他社の便への振り替えもありません。あらかじめ留意しておきましょう。

 

欠航した際は、次の3つの選択肢から選ぶことになります。

 

①フライトを変更する

②クレジットシェル化する

③払い戻しを受ける

 

これらの選択肢について、これから詳細を見ていきましょう。

 

 

1.フライトを変更する

 

搭乗予定日から14日以内の後続便へ振り替えできます。運賃に差額が生じる場合でも、追加料金を支払う必要はありません。つまり無料でフライト日時を変更できるということです。どの運賃タイプでも同じです。

 

ただし、他の路線に変更したり、他社の便への振り替えはできません。また、当日中の振り替えができず、ホテルに泊まる必要があっても、交通費や宿泊費等はいっさい補償されません。これはエアアジア側が原因の欠航でも同じです。

 

エアアジアの対応は一貫していないので、その時によって対応が違うことがあります。そのため、どうやってフライトを変更できるかは、送信されたEメールをご確認ください。基本的には次のいずれかの方法でフライトを変更できます。

 

 

①空港カウンター

 

空港で欠航を知った場合は、LCC(格安航空券)エアアジアの空港カウンターへ行けば、振り替えの対応を受けられます。これが最も簡単な方法ですが、自宅で欠航を知ることもありますよね。その場合は別の方法をとる必要があります。

 

 

②コールセンター

 

コールセンターへ連絡すると、振り替え手続きを行えます。欠航時には欠航お手続き専用DESK」という専用の回線が設けられます。

 

しかし、LCC(格安航空券)エアアジアのコールセンターは非常に繋がりにくいので、何度も電話しなければならないでしょう。電話番号は次のとおりです。

 

欠航お手続き専用DESK: 0570-007-122(通話料有料) 通話可能時間はその時によります

コールセンター(日本語/英語対応): 0570-200-858 月曜日から金曜日の午前10時から午後6時まで(通話料有料)

 

ところが、エアアジアのコールセンターは有料なのに非常に繋がりにくいので、どうしても他の手段が使えないという場合以外はおすすめできません。

 

 

③専用のページ

 

メールに”use our support channels listed below(下記の対応ページをご利用ください)”と表記して、専用のページが設けられていることもあります。その場合はコールセンターよりもこちらの方が圧倒的に便利なので、ぜひご利用ください。

 

 

④指定されたメールアドレス

 

送信されたメールに、対応用のメールアドレスが記載されている場合は、そちらにフライト変更の対応を求める内容のメールを送信できます。日本語での対応も可能ですが、英語で書く方がエアアジア側の対応は早くなります。

 

海外のLCCに慣れていない方は、英文でメールを書く場合は戸惑いを感じるかもしれませんが、適当でかまいません。氏名(ローマ字)・フライトの予約番号・変更先の便名と日時を書いて、“change my flight”という言葉さえ使えば、大抵は問題ありません。

 

“Hello, my name is Taro Asahi.

 

I’ve received your flight cancellation notification. I’d like to change my flight to AK0378 01 October 2016. My booking number is 123456.

 

Sincerely.”

 

名前・予約番号・便名・日時は仮のものです。必要に応じて書き換えてください。

ただし、便名は元のフライトと同じ出発地・到着地のものでなければなりません。変更可能なのは日時(月は”10″のような数字ではなく、”October”のように正式名称の文字で記述しておきましょう。)だけです。とても簡潔な内容ですが、これさえ書けば伝わります。

 

英語が苦手な場合は“My English is bad so I need you to reply to this e-mail in Japanese. (英語が苦手なので日本語で返事ください)”と書いておけば、日本語で対応してもらえます。

 

また、欠航通知のメールに直接返信しても、返事は戻ってきません。この方法が有効なのはエアアジア側がメールアドレスを提供した場合のみです。

 

 

⑤E-Form

 

公式ホームページ上のEフォーム(https://eform.airasia.com/?lang=ja-jp)では、「問題の種類」項目に「払い戻し」・その下の「種類」項目に「欠航便」という選択肢があるのですが、どういうわけか「振り替え便」の選択肢がありません

 

しかし、「問題の種類」で「ご要望」を選ぶと、「種類」で「予約の変更」を選択できるようになります。ここでは日本語が記入できるので、欠航便の振り替えを求める内容を書いて送信すれば、対応を得られるかもしれません

 

ただし、LCC(格安航空券)エアアジアの対応はいい加減なことが多いので、この方法では対応してもらえない可能性もあります。あくまで選択肢のひとつとして考えておきましょう。

 

 

⑥ライブチャット

 

公式ホームページにはライブチャット(http://www.airasia.com/my/en/live-chat.page)が備え付けられています。ビデオチャットではなくテキスト形式のチャットですのでご安心ください。

 

こちらは日本語に対応していないので、英語で書き込む必要があります。あらかじめ“Booking Number (予約番号)”を入力するようになっているので、内容は「④指定されたメールアドレス」で書いてあるようなことを書けば、大抵は理解されます。

 

急いでいる場合はこの方法か、次の方法が最も確実かもしれません。

 

 

⑦ツイッターアカウント

 

「Ask AirAsia」ツイッターアカウント(https://twitter.com/askairasia)へメッセージを送信すると、ライブチャットと同じく素早い対応を受けられます。

 

こちらも日本語に対応していないので、英語で書き込む必要があります。

 

「Twitter」ですので、書いた内容は他人にも公開されることに注意してください!決して名前や電話番号を書かないようにしましょう。フライトの予約番号と、欠航したから別の便へ振り替えてほしい、という内容さえ書けば大丈夫です。

 

“Hello, I’d like to change my flight to XXX DD/MM/YY because my flight (booking number: ZZZ) has been cancelled.”

 

XXXには便名を、DD/MM/YYには日/月/年(誤解されるといけないので、月にはJanuaryやDecemberのような正式名称の文字を書きましょう)を、ZZZには予約番号を入れてください。1日1便の路線の場合、もしくは同じ時間の便を利用する場合は、同じ便名になります。

 

それ以外の場合は、こちら(http://www.airasia.com/jp/ja/where-we-fly/flight-schedule.page)から探して便名を記入してください。ただし、現在予約している路線と同じものでなければなりません。変更可能なのは日時だけです。

 

例えば、予約番号123456の「クアラルンプール=バリ」路線「AK0378」便を、2016年10月1日の「AK0370」に変更したい場合、次のように書けばいいだけです。

 

“Hello, I’d like to change my flight to AK0370 01/October/2016 because my flight (booking number: 123456) has been cancelled.”

 

もし次のように氏名やEメールアドレスなどを聞かれた場合は、DM(ダイレクトメッセージ)を使って返信しましょう。こちらの場合は非公開なので、他人には見られません。

 

“Hi, may I have the full name of the guest, email address used and date of birth for a check? (こんにちは。確認のために、搭乗者のフルネーム・Eメールアドレス・誕生日を教えていただけますか?)”

 

DMで求められた内容を伝えれば、振り替えの対応を受けられるはずです。

 

 

注意点

 

大抵の場合は上記のいずれかの方法で大丈夫です。ちなみに、こちらから何の対応もしない場合は、自動で空席のある最寄りのフライトへの変更となります。それで構わない場合は、そのまま放っておいて、変更先の便へ間に合うように空港へ行けば大丈夫です。

 

また、何の連絡もなしに勝手にフライトが変更されることもあるので、ウェブチェックイン時に必ず正しいフライトかどうか確認しておきましょう。LCC(格安航空券)エアアジアを利用する場合、事前にこういった不具合の可能性によく注意しておく必要があります。

 

 

2.クレジットシェル化する

 

支払済みの航空券の料金を、「クレジットシェル」として90日間保管できます。

 

クレジットシェルとはいわゆる「バウチャー」のことです。クレジットシェルはエアアジアの乗客へ自動的に与えられる口座のことであり、利用者のクレジットカード口座への返金ではないので、注意が必要です。

 

90日以内にそのクレジットシェルを使って予約し直すことで、新たなフライトを予約できます。つまり、この場合は他の路線への変更ができるということです。クレジットが足りなければ、不足分をクレジット/デビットカードから追加して利用することも可能です。

 

LCC(格安航空券)エアアジアのクレジットシェル口座の有効期限は90日なので、その期限内に残高を使い切らなかった場合は、その残金は無くなってしまいます。

 

クレジットシェルを利用する場合、「マイ・ブッキング」からエアアジア会員IDを入力しログインします。フライト選択後、支払い方法のオプションとして、「クレジットアカウント」のタブが表示されるので、それを選択してください。

 

ログイン画面が分かりづらいですが、右上の「マイ・ブッキング」メニューにログインボタンがあります。

 

LCC(格安航空券)エアアジアのログイン画面

 

クレジットシェルへの変更手続きは、公式ホームページ上のEフォーム(https://eform.airasia.com/?lang=ja-jp)から可能です。

 

 

3.払い戻しを受ける

 

振り替え便とは違って、払い戻しを受ける場合はEフォームから手続きができるので簡単です。

 

「問題の種類」項目で「払い戻し」・その下の「種類」項目で欠航便」を選択して、必要事項を記入します。日本語での対応が可能なので、日本語で記入しましょう。送信してしばらくすると、日本語での確認メールが届きます。

 

払戻しの方法は原則としてクレジットカードへの返金のみです。払い戻しには30営業日程度かかりますので、気長に待ちましょう。

 

返金手続きの状況は、LCC(格安航空券)エアアジアの公式ホームページでログインして、「払い戻しの状況」を選んだ後に、予約番号もしくは案件番号(メールに記載されている「ケース番号」)のどちらかを入力すると、現在の状況が表示されます。

 

払い戻しされるのはあくまで航空券の料金のみです。例えば、欠航のせいで予定がずれてしまってホテルをキャンセルしても、ホテルの料金やキャンセル料等はいっさい補償されません。あらかじめ留意しておきましょう。

 

そのため、航空機遅延費用のある旅行保険に加入しておくことを強くおすすめします。保険に加入しておくと、遅延や欠航時に必要な費用が補償されるので安心です。

 

 

注意点

 

あらかじめ「運送約款」に目を通しておくことをおすすめします。

こちら(http://www.airasia.com/jp/ja/about-us/terms-and-conditions.page)に各路線の運送約款が掲載しています。日本発着便の場合はD7便の約款(http://www.airasia.com/jp/ja/about-us/terms-and-conditions-d7.page)の第9条を、特に確認しておきましょう。

 

LCC(格安航空券)エアアジアでは、通常の航空会社のような「悪天候」「機材故障」などの他に、「商業的理由」で欠航される場合が多々あります。

 

極めて安い運賃がLCC(格安航空券)エアアジアの魅力ですが、そこには秘密があります。「利益の出ないフライトは欠航する」ことで、利益を出しているのです。旅客数が少なくて利益が見込めない場合、そのフライトは容赦なくキャンセルされます。

 

エアアジアは格安航空会社つまり「低コストエアライン」なのです。コストの削減ぶりはLCCの中でも際立っています。突然欠航したり、対応が不完全だったり、いろいろな欠点があります。そのため、サービスを重視したり、ビジネス用途の場合は利用しない方が賢明です。

 

しかし、あらかじめそのようなことを理解しておけば、LCC(格安航空券)エアアジアどこよりも安い運賃でアジア各国を旅行できるという、素晴らしいメリットがあります。

 

事前にしっかり対処方法を確認しておくと、いざというときでも安心ですね!

 

 

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※本記事は現時点の情報にてご案内いたしております。
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