JAL（日本航空）の国内線で、訪日旅行者向け運賃を一部変更

訪日旅行者向け国内線運賃

「Japan Explorer Pass」の一部運賃変更を決定

JAL（日本航空）は、2015年12月より訪日外国人向けに

「Japan Explorer Pass」という国内線割引運賃を提供してきました。

これまでは利用区間にかかわらず、

すべての国内線路線に対して税込10,800円の金額が一律で設定されていましたが、

JALは今回この金額の変更を発表しました。

変更されるのは一部の路線の運賃のみですが、今後さらなる訪日外国人の増加を目指して、

なんと大幅に安くなった金額が設定されています。

外国人に限らず、海外在住者も利用できる「Japan Explorer Pass」ですので、

日本に来た際にはぜひ利用したい航空券です。

では、「Japan Explorer Pass」の詳細とともに、新しく設定された運賃を紹介してきます。

JAL公式サイトより引用；

https://www.world.jal.com/world/japan_explorer_pass/common/en/img/head_main_01.png

対象者

「Japan Explorer Pass」を購入するには、日本国外に在住していることが条件となります。

外国人であっても、日本に居住している場合は購入することができません。

同様に、日本人であっても、海外にて永住権を取得している場合は購入することが可能です。

つまり、国籍で判断をするというより、“どの国に居住権があるか”、

というところで購入できるかが決まります。

留学や駐在などでの長期滞在はその国に居住しているとはみなされないので、

永住権の有無を1つの判断要素とするとわかりやすいでしょう。

購入条件

海外発航空券で、さらに日本国内に乗り継ぐ場合のみ「Japan Explorer Pass」を購入することができます。

海外から日本に来る際の航空会社に制限はなく、自由に選択することができます。

つまり、JAL便や、JALが加盟するワンワールド加盟航空会社でなければならない、

といった縛りは一切ありません。

ですので、格安航空券購入サイトなどで日本までの航空券を購入し、

それに「Japan Explorer Pass」を組み合わせることで、大幅に航空券代をおさえることができるのです。

購入期間

「Japan Explorer Pass」は搭乗の72時間前まで購入することができます。

そのため、日本に到着してから国内線航空券を購入することも可能です。

つまり、日本到着後に旅程を変えたくなったり、新たに訪問したい場所が増えたとしても

「Japan Explorer Pass」で気軽にJAL便を利用することができるのです。

ただ、夏休みやゴールデンウイークなど、

混み合う時期には直前の予約は取りにくくなるので早めに予約をしておくようにしましょう。

対象路線

JAL便および日本トランスオーシャン航空（JTA）便が対象となり、

コードシェア便や琉球エアコミューター（RAC）、北海道エアシステム（HAC）

による運航便は対象外となります。

現在JALグループは、日本全国に約130の国内線路線を運航しています。

ですので、「Japan Explorer Pass」でも自由に好きなところを旅行することができます。

JAL公式サイトより引用：https://www.jal.co.jp/dom_network/

購入方法

JALの海外地区サイトからのみ購入することができます。

※海外在住者向けの航空券となるため、日本語のウェブサイトは用意されていません。

アメリカ地区サイト：http://www.world.jal.com/world/en/japan_explorer_pass/ar/

イギリス地区サイト：http://www.world.jal.com/world/en/japan_explorer_pass/uk

香港地区サイト： http://www.world.jal.com/world/en/japan_explorer_pass/hk/

現在では、上記の3か国だけではなく、対象を22ヶ国・地域に拡大しています。

対応言語も

英語、中国語簡体字・繁体字、韓国語、タイ語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、

と9カ国語まで増やされました。

このような変化に伴い、より外国人も航空券を購入しやすくなりますし、

世界でのJALの知名度も上がっていきますよね！

運賃

これまでは1区間税込10,800円がすべての路線に対して設定されていましたが、

今回の変更で新たに以下の金額が設定されています。

北海道や東北地方を中心に運賃が変更され、

北海道内の路線に関しては従来の金額の半額となっています。

この金額であれば、気軽に飛行機を利用でき、旅行の幅も広がりますよね！

※１　上記以外のJAL国内線路線およびJTA路線は従来と同じく、一区間10.800円での販売となります。

※２　三沢空港は滑走路補修工事に伴い、2017年5月11日から2017年7月4日まで運休となります。

対象路線	運賃／区間
【北海道内路線】札幌（新千歳）―女満別札幌（丘珠）―釧路、函館、利尻函館―奥尻	5.400円
【東北発着路線】東京（羽田）―青森、三沢、山形大阪（伊丹）―青森、三沢、秋田、花巻、山形、仙台福岡―花巻、仙台札幌（新千歳）―青森、秋田、花巻、仙台札幌（丘珠）―三沢函館―三沢	5.400円
【沖縄離島路線】那覇―久米島、宮古、石垣	7.560円