新規就航 ANA国際線のメキシコシティー線
ANA(全日空)の国際線では2月15日より東京・成田=メキシコシティー線の就航を開始しました。
現在同路線はスカイチームに加盟しているアエロメヒコ航空が週5日運行をしていますが、
日本と中南米を直行便で結ぶ路線への就航は、日本の航空会社ではANAが初となります。
そこで今回はANA(全日空)の国際線、東京・成田=メキシコシティー線に関してご案内します。
東京・成田=メキシコシティー線の歴史
まず最初にANA国際線、東京・成田=メキシコシティー線就航に至るまでの歴史を簡単にご案内しますね。
メキシコシティーへの運行は、JALとメヒカーナ航空との共同運航便で、
東京・成田=バンクーバー経由=メキシコシティーという路線がありました。
しかし、両航空会社が経営破綻に陥た結果2010年ごろに同路線は運休になりました。
アエロメヒコ航空では2006年から東京・成田=メキシコシティー線を運航しています。
しかし、標高の高いメキシコシティーのベニート・フアレス国際空港では、
空気が薄い為エンジンの燃焼効率が悪く、充分な揚力が得られない、などの問題がありました。
その為、
メキシコシティー発=東京・成田線のような無着陸直行便等の超長距離線用機材では、重量等の問題で離陸は難しく、
アエロメヒコ航空では、2006年当時はティフアナ経由での運行のみで直行便はありませんでした。
その後、航空技術の発展ともに、経由地をティフアナからモンテレイに変えて、
最終的にはノンストップで運行することが可能になりました。
そして、ANAでも最新のテクノロジーを採用したボーイング787型機の導入等により
メキシコシティーへの直行便就航が可能になり、現在はANAとアエロメヒコ航空の2社が
成田=メキシコシティー直行便を運航する事になりました。
ANAの同路線の就航のより、アエロメヒコ航空では、
週間便数を増やす、運賃を以前より安くする、などの対策を行っているようです。
それではここからはANAの東京・成田=メキシコシティー線の運航スケジュール、
メキシコに行くならアエロメヒコ航空とANAのどちらがおすすめか? という部分をご案内します。
運行スケジュール
今回、新規就航するANAの東京・成田=メキシコシティー線は下記のようなスケジュールになっています。
NH180 | 東京・成田
16:40 |
メキシコシティー
13:55 |
12:40 | B787-8 | 2月15日より
毎日運航 |
NH179 | メキシコシティー
01:00 |
東京・成田
06:35(翌日) |
14:35 | B787-8 | 2月16日より
毎日運行 |
基本的に現在アエロメヒコ航空が運航している便とフライト時間等はほぼ変わりません。
運行機材も同じものです。
ここで差が出るのが機内サービスと運賃ではないかと思います。
どっちがお勧め?① 機内サービス
アエロメヒコ航空は東京・成田線に就航してから約10年がたちます。
東京・成田=メキシコシティー線ではANAに比べてベテランです。
しかし、正直な話、日本人には中南米の航空会社は合わない気がします。
日本人が南米の航空会社に搭乗して快適な空の旅を過ごせるかは少し疑問です。
なぜそう思うのか? まず最初いに来るのが「言葉の壁」です。
機内で日本語は通じるのか?
例えば、
アエロメヒコ航空では日本人の乗務員、または日本語が堪能な乗務員も搭乗していますが、
そういった乗務員の主な仕事は、スペイン語のアナウンスを日本語訳にしてアナウンスする、などで、
人数もあまり多くありません。
基本的に乗務員は現地の人がメインなので、
日本語がちゃんと通じるかどうかはその時々の乗務員のスキルによると思われます。
また、何か用事がある時に日本語の上手な乗務員が自分の席にすぐに来てくれるとは限りません。
こういう面を考えるとANAのほうがお勧めですよね。
機内エンターテイメント
これに加えて、機内エンターテイメントでも、言葉の壁は存在します。
日本語の雑誌、新聞も用意されているようですが、主に映画などはやはりスペイン語や英語になってしまいます。
この様なことから外国語がきついと思う方はぜひANAを選んだほうが善いのではないでしょうか?
機内食関して
もう一つ航空会社を選ぶときに考慮してほしい点は機内食です。
ANA国際線もアエロメヒコ航空も、有名シェフ監修の機内食を提供する等力を入れています。
しかし、ANAの場合、昨年3月に国際線エコノミークラスのサービスをリニューアルし、
2016年「機内食総選挙」選ばれた上位メニューを中心にラインナップを刷新するなど、
他社に比べ機内食に力を入れています。
また、月毎、季節ごとにメニューが変わるのもANAの魅力です。
今回のANAのメキシコ線での機内食はまだホームページなどでは確認できませんが、
そこはANAの事です。きっとおいしい機内食を用意してくれている事でしょう。
アエロメヒコ航空も機内食に力を入れているようですが、
メニュー内容、また、日本人好みの味、という事を考えると日本人にはANAが合うのではないかと思います。
機内食の内容は各航空会社のホームページで確認できますのでこの機会にチェックしてみましょう。
どっちがお勧め?② 運賃に関して
気になる運賃ですが、ANAとアエロメヒコ航空のホームページを確認したところ・・・・
運賃に関してはアエロメヒコ空港に軍配が上がるようです。
下記はエコノミークラスでの一例です
日本出発日時 2017年2月23日 成田⇒メキシコシティ
メキシコ出発日時 2017年2月28日 メキシコシティ⇒成田
アエロメヒコ航空 124,900円(往復金額)
ANA 156,560円(往復金額)
※各種税金、燃油特別付加運賃等を含みます。
まとめ
2月15日からANA国際線のメキシコシティー線新規就航に伴い、日本と中南米のアクセスが非常に便利になります。
直行便の場合、今までは選択肢がアエロメヒコ航空しかありませんでした。
しかし、今後は日本人向けの行き届いたサービスを提供してくれるANA国際線の直行便の利用もできます。
どちらの航空会社を利用すればいいのか・・・迷い所ですね。
運賃で選ぶかサービスで選ぶか・・・。
ここは旅行の目的にあった航空会社を選べばいいかもしれませんね。
日本にはあまりなじみのない中南米という世界への旅行はやはり不安があります。
初めての海外、初めてのメキシコ、という方は、
サービスの行き届いたANAの国際線を利用してみてはいかがでしょうか?
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※本記事は現時点の情報にてご案内いたしております。
航空会社規定等は航空会社の判断により随時変動しておりますので
最新情報はお客様ご自身にてご確認頂けますよう
お願い申し上げます。予めご了承くださいませ。
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