ANAの予約変更、払い戻しについて~国際線編~②
前回の記事に引き続き、今回もANA(全日空)国際線利用時の変更、払い戻しについて紹介をしたいと思います。
前回の記事では、ANAでの変更、払い戻しには、以下の3つによって手続きの方法が異なるという話をしました。
1.旅客都合による変更・払い戻し
2.天候など不可抗力が理由の予約便の振替(予約変更)および航空券の払い戻し
3.機材故障などが理由の予約便の振替(予約変更)および航空券の払い戻し
今回は、
2.天候など不可抗力が理由の予約便の振替(予約変更)および航空券の払い戻し、
3.機材故障などが理由の予約便の振替(予約変更)および航空券の払い戻しについて、
具体的な手続き方法を説明していきます。
基本的に、2,3について、予約の変更、振替ができる条件は方法は同じになります。
では、以下から詳しく見ていきましょう。
【予約の変更について】
対象の航空券
基本的にはすべての航空券が対象になります。
ANAで発券されたもの、他社で発券されたもの等関係なく、振替、払い戻しをしてもらうことができます。
旅客事由で予約の変更をする場合は、
航空券の種類や運賃ルールなどが変更できるかどうかに関係してきますが、
天候およびANA事由の場合は、すべての航空券が対象となります。
ここが、1と2.3の大きな違いでしょう。
ANA公式サイトより引用;https://www.ana.co.jp/serviceinfo/international/information/ticket.html
新しい便への振り替え
基本的にはANAグループ運航便への振り替えとなります。
上海行やニューヨーク行は1日に2便以上運航しているので、振替になったとしてもそこまで問題はないでしょう。
しかし、
一日一便しか運航していない場合などは、翌日になってしまい、大幅に予定がずれてしまいますよね。
そういう場合は、ANAに限らず、他社への振り替えも行っています。
この際は、旅客の都合が優先されるので、ANAにこだわりたい、なるべく一番早い便で行きたいなど、
ANAに希望を伝えるようにしましょう。
また、振替先の航空券の金額が、元の航空券より高い場合も差額を支払う必要はありません。
逆に、より安い航空券の便に振り替えられたときは、差額を返金してもらうことができます。
空席がなければ、
ビジネスクラスの航空券を購入していても、エコノミークラスに搭乗しなければいけない時もあります。
そういう際は、しっかりと差額を返金してもらうようにしましょう。
最後に、振替先の航空会社ですが、
基本的にはANAが加盟しているスターアライアンス加盟航空会社への振り替えが優先的に行われます。
それでも、座席数が足りなかったりする場合は、
ワンワールドやスカイチーム加盟航空会社への振り替えとなります。
このように他社に振替になった場合でも、マイレージは購入した航空券、
つまり当初乗る予定だった便に基づいて積算されます。
ですので、他社に振り替えられた場合でも、マイルが積算されなくなることはありません。
宿泊先の手配
もし便が欠航になって翌日の出発になったとしましょう。
そうすると、旅客は空港近辺で一晩過ごさなければいけません。
この際、ホテル代を誰が負担するか、というのが、2.3で異なります。
2の場合は天候が理由のため、ANAの責任ではありません。
ですので、基本的には便の変更や払い戻しはするもののホテル代は旅客が負担をすることになります。
しかし、3の場合は100%ANAの責任です。
この場合は、ホテルの手配、費用の負担はすべてANAがすることになります。
ですが、状況によっては、2の天候事由の場合でも、ANAがホテル代を負担してくれることもあります。
これは当日の状況によって決定されることなので、その都度ANA係員に確認をするようにしましょう。
問い合わせ先
基本的には、遅延、欠航が決定するのは当日なので空港での対応となります。
ですので、もしも搭乗予定の便が欠航、遅延する場合は、近くにいるANA係員に聞きましょう。
また、出発の数時間前からわかっている場合は、あらかじめ専用のカウンターを設けていることもあります。
ですので、当日の掲示や指示に従って行動するようにしましょう。
もしも数日前から欠航することがわかっている場合の問い合わせ先は、ANAの電話窓口になります。
しかし、旅行会社を通じて航空券を購入している場合は、旅行会社に問い合わせるようにしましょう。
ANA電話窓口 0570-029-333
受付時間:24時間、年中無休
東京 03-6741-6685 札幌 011-281-1212
福岡 092-724-5503 名古屋 052-586-8851
大阪 06-7637-6675 沖縄 098-861-1212
【払い戻しについて】
対象の航空券
予約の変更をする際と同じで、すべての航空券が対象になります。
払い戻し可能期間
旅行開始前の場合は発効日から、
旅行開始後の場合は旅行開始日から1年と30日以内であれば、払い戻しが可能になります。
その際の手続きには、航空券またはeチケットお客様控えが必要になります。
ですので、欠航になったからといって処分したりしないようにしましょう。
手続きをする場所
ANAで航空券を購入した場合は、ANA電話窓口、ANAウェブサイト、ANA市内カウンター、
ANA空港カウンターのいずれでも払い戻し手続きをすることができます。
しかし、
ANAウェブサイトで手続きをしてしまった場合は、システム上の関係で、
払い戻し手数料を免除することができません。
ですので、可能なかぎり他の方法で手続きを進めるのがいいでしょう。
旅行会社を通して航空券を購入した場合は、払い戻し手続きの窓口も旅行会社になります。
ANA公式サイトより引用;
http://www.nrtas.ana-g.com/Portals/0/images/business/handling_img_01.jpg
払い戻し金額
使用していない区間に対して払い戻しがされます。
この際、往復割引などで、すでに搭乗した区間の運賃が航空券の総額よりも高くなる場合は、
返金がない場合もあります。
適用している運賃ルールによって大きく異なりますが、すでに旅行を開始してしまっている場合は、
そこまで多くの金額は返ってこないと考えたほうがいいでしょう。
一方で、旅行を開始していない場合は、支払って金額すべてが払い戻しされます。
払い戻し方法
①クレジットカードの場合
クレジットカード口座に払い戻しがされます。
手続きのタイミングによっては、2~3カ月返金までに時間がかかることもあります。
②現金の場合
現金もしくは指定された口座に対しで払い戻しが行われます。
この場合は、本人確認の必要があるので、マイレージカード番号や運転免許証、
保険証などを提示する必要がありあます。
③ANAご利用券の場合
ANAご利用券がそのまま返却されます。
④ANA SKY コインでのお支払いの場合
ANA SKY コイン利用金額が、SKY コイン最新口座へ払い戻しされます。
ANA公式サイトより引用;
https://www.ana.co.jp/cont-image/common/real-capture/0642-lang-multi.jpg
このように、天候やANA事由で便が欠航、遅延する際は、旅客が損をすることがないように、
ANAがしっかりと対応をしてくれます。
スケジュールが大幅にずれてしまうというのはありますが、
ANAではこういったトラブルの際の保証もしっかりとしているので、信頼することができますよね!
まさに、こういった際の対応がLCCとフルサービスキャリアの違いともいえるでしょう。
ですので、ANAで欠航、遅延などに遭遇した際も焦らずに、
ANAに従いながら手続きを進めていくようにしましょう。
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※本記事は現時点の情報にてご案内いたしております。
航空会社規定等は航空会社の判断により随時変動しておりますので
最新情報はお客様ご自身にてご確認頂けますよう
お願い申し上げます。予めご了承くださいませ。
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