エアアジア 手荷物料金の差はいったい何？

アジア向けLCC格安航空券～路線によって違う？　エアアジアの手荷物制限

エアアジア手荷物料金の差はいったい何？

エアアジアはアジア地域をメインに就航している、大人気のLCC(格安航空会社)です。

他の航空会社と比べてはるかに安い運賃が魅力的ですが、その安さゆえに初めてエアアジアを利用される方は、受託手荷物についての不安があるかもしれません。

大手航空会社では23kg程度までの受託手荷物は無料ですが、LCCでは基本的にすべて有料です。エアアジアもその例外ではありません。また、路線ごとに受託手荷物の料金が細かく設定されていて分かりづらいので、事前にしっかり確認しておく必要があります。

エアアジアのような海外のLCC(格安航空券)では、公式ホームページでの詳細情報が英語ページしかなかったり、メールが英文で送信されたりします。そのため、エアアジアを初めてご利用の際は、あらかじめ留意しておく必要があります。

それでは、エアアジアの手荷物制限について、これから詳しく見ていきましょう！

1.受託手荷物

受託手荷物は次の4つの項目について見ていきましょう。

(1)運賃ごとの違い

(2)受託手荷物の制限事項

(3)受付時間

(4)受託手荷物の手数料詳細

(1)運賃ごとの違い

一番安い運賃の「割引運賃」では、受託手荷物は重量に関わらず有料なので注意が必要です。受託手荷物はインターネット上で事前に申請すると割安になります。事前に予約しておく場合は、最低重量が20kgになります。よって、20kg以下の軽い手荷物でも、20kgとして予約することになります。

もちろん当日空港で直接預けることも可能ですが、その場合は非常に割高になってしまいます。ぜひとも事前に受託手荷物を予約しておきましょう！

「バリューパック」と「プレミアムフレックス」運賃では、20kgまでの受託手荷物が無料になります。これらの運賃でも、20kgを超過すると超過料金が必要になります。(「バリューパック」は運賃タイプというよりオプションセットなので、予約の際に追加しておく必要があります。予約完了後の追加はできないので要注意です。）

「プレミアムフラットベッド」運賃では、40kgまでの受託手荷物が無料です。この運賃タイプは座席がフラットになるまで倒せるので非常に快適です。他の航空会社の「ビジネスクラス」に相当する運賃です。

(2)受託手荷物の制限事項

手荷物1個あたりの最大重量は32kgです。これを超える場合は複数の手荷物に分割する必要があります。

受託手荷物の重量は同じ予約番号の搭乗者間で共有することができます。例えば、2人がそれぞれ10kgの手荷物を持っている場合、別々に20kgを予約する必要はなく、20kgの受託手荷物1つの予約で大丈夫です。この場合でも荷物1個あたりの重さは32kg以下でなければなりません。

大きさの制限は81cm×119cm×119cmとなっており、これを超える物は預けられません。

受託手荷物

ただし、スポーツ用品や楽器の場合は例外があります。

サーフボード・スノーボード・自転車・スキューバ用品・ゴルフ・クリケット・スキー用品は「スポーツ用品」として、特別に受託手荷物料金が設定されています。詳細は「(4)受託手荷物の手数料詳細」項目で解説します。

受託手荷物の制限を超える楽器は預け入れできませんが、75キロ以内で大きさが103cm×41cm×41cm以内の楽器は、楽器用の席を別途購入すれば機内に持ち込みできます。

この場合、受託手荷物ではないので手数料は不要です。ギター、チェロ、バイオリン、ビオラなどの比較的小型の楽器がこれに該当します。それ以上の大きな楽器は、LCC(格安航空券)エアアジアでは預け入れも機内持ち込みもできません。

ベビーバギーやベビーカーなどの歩行補助器具は、無料で受託できます。

ベビーバギーやベビーカーなどの歩行補助器具は、無料

(3)受付時間

受託手荷物の受付時間は、路線によって次のようになっています。

エアアジア(AK便/FD便/QZ便/PQ便): 出発時刻の45分前まで

エアアジア(DJ便): 出発時刻の30分前まで

エアアジアX(D7/XJ便): 出発時刻の1時間前まで

なお、AKやFDなどの記号は、エアアジアグループの航空会社を指しています。各記号の意味は次のとおりになっています。

AK: エアアジア

FD/XJ: タイ・エアアジア

QZ: インドネシア・エアアジア

PQ: フィリピン・エアアジア

DJ/JW: エアアジア・ジャパン

D7: エアアジア・エックス

(4)受託手荷物の手数料詳細

先述のとおり、公式ホームページ上で事前に予約しておくと、割引料金が適用されるのでお得です。オンラインでの予約の重量は、国内線が15kgから40kgまで、国際線が20kgから40kgまでとなっています。それを超える場合は、当日空港にて超過料金を支払う必要があります。

LCC(格安航空券)エアアジアでは路線によって手数料が細かく定められているので、目的のフライトの手荷物料金は自分で確認する必要があります。

公式ホームページ(http://www.airasia.com/jp/ja/our-fares/fees-and-charges.page)で、路線を指定すると確認できます。

手数料検索ページ

これらの手数料は路線によって異なるので、ぜひ利用予定の路線の手数料をご確認ください！

2.機内持ち込み手荷物

スーツケースやキャリーケースなどの機内持ち込み手荷物とは別に、PC用バッグやハンドバッグも持ち込めます。

機内持ち込み手荷物の制限は、重量7kg以下で各辺の長さが56cmx36cmx23cm以内となっています。前の座席の下もしくは座席上部の収納棚に格納できるものに限られています。

もしスーツケースの重量が7kgを超えてしまいそうな場合は、PC用バッグに荷物を詰め込むという抜け道があります。

機内持ち込み手荷物

これらの制限を超える物は機内に持ち込みできませんが、機内の手荷物収納棚に収まらない大きさの楽器は、楽器用の席を別途購入すれば機内に持ち込みできます。これは受託手荷物の楽器の特例と同じです。

国際線における液体・エアゾール・ジェルの持ち込みは、安全上の理由から下記のように制限されています。

飲料・クリーム・香水・スプレー・ジェル・歯磨き粉などは、容量が100ml以下の容器に入れて、ジッパー付きの透明なプラスチック袋(大きさ20cm×20cm以内で容量1リットル以内)に入れなければなりません。

旅行に必要な薬やベビーフード、固形化粧品は機内に持ち込めます。

生ものや冷凍の海産物や肉は、適切に梱包することで、機内に持ち込めます。

生ものや冷凍の海産物や肉も適切に梱包すれば持ち込み可

3.注意点

以上がLCC(格安航空券)エアアジアでの手荷物制限の詳細となります。

本記事に掲載した手荷物制限や各種手数料は、2016年8月現在のものです。エアアジアでは頻繁に手数料の改定が行われるので、必ず公式ホームページ上でご確認ください。

また、LCC(格安航空券)エアアジアのホームページ上(http://www.airasia.com/ask/template-group.do?id=42&name=Baggage+Collection+%2F+Tracking)で手荷物に関する質問と回答集が掲載されているので、あらかじめ読んでおくと無難です。

エアアジアの運賃はとても安いですが、そのぶんサービス内容は疎かになっています。そのため、もしサービスの質を求めたり、ビジネス用途で利用する場合は、他の航空会社を選んだほうが賢明です。

LCC(格安航空券)エアアジアの利点は運賃の安さに尽きます。エアアジアはまさにLCC、つまり低コストエアラインなのです。そこをよく理解して利用すれば、エアアジアは素晴らしい航空会社になり、最もお得な運賃で旅行を楽しめることになります。

事前にしっかり確認しておくことで、手荷物に関する厄介なトラブルを未然に回避できますね！

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※本記事は現時点の情報にてご案内いたしております。
航空会社規定等は航空会社の判断により随時変動しておりますので
最新情報はお客様ご自身にてご確認頂けますよう

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