どっちがお得!?東京〜大阪でLCC(格安航空券)と新幹線を比較
ある日、東京から大阪に出張することになったら…。
もしくは、友達とユニバーサルスタジオジャパンに出かけることになったら…、交通手段の第一選択は何になるでしょう?ほとんどの人が、“東京から大阪なら新幹線が普通”という先入観をお持ちだと思います。
しかし、ちょっと考えてみてください!格安航空会社−LCCの就航で空の旅が身近になった現在、新幹線より飛行機のほうがリーズナブル…という例が増えてきています。
ひょっとしたら、東京〜大阪の移動には飛行機を選んだほうが賢明かもしれません。
こちらでは、意外と知られていないLCCの東京〜大阪便にスポットを当てて、新幹線との比較を行うことにしました。
料金で比較!LCC(格安航空券)と新幹線はどっちが安い!?
まずは一番気になる料金面を比較してみましょう。
LCCで東京(成田空港)から大阪(関西国際空港)への路線を運航しているのはジェットスターとピーチ・アビエーションです。いずれも料金は同程度で、最安なら4,000円を切ることもあります。ただ、登場希望の多い便は高くなる傾向があり、中には1万円を超える便も…。
ただ、比較的安い便を見つけることは決して難しくありません。平均すれば、成田→関空の往路は6,000円台、関空→成田の復路は5,000円台がおおよその中央値です。つまり、往復で1万1,000円程度となります。
次に新幹線ですが、こちらは往復とも同じ料金。2016年8月現在、東京〜新大阪間の片道交通費は1万3,620円です。往復を合計すると、2万7,240円ということになります。
ただ、この時点で「LCC(格安航空券)のほうが断然安いじゃん!」と決めつけるのは早計。
なぜなら、LCC(格安航空券)は成田空港〜関西国際空港を結んでいるからです。
成田空港は東京23区から離れていますし、関西国際空港も大阪の中心地から離れています。それぞれの中心地から空港に向かうための費用を計算に入れなくては、実態が見えてきません。
そこで、今回は条件を細かく
東京側の出発地を新宿、大阪側の目的地をユニバーサルスタジオジャパンのあるユニバーサルシティ駅と仮定しましょう。
まず、LCCの場合、新宿駅から成田空港の国内線ターミナルまで移動しなければいけません。最安の行き方は、山手線で日暮里に向かい、京成線に乗り換えて空港第2ビル駅に向かう…という方法。
料金は1,429円になります。往復で約3,000円と計算しましょう。
関西国際空港のある関西空港駅からユニバーサルシティ駅までは南海空港線とJRを乗り継ぎます。
こちらの料金は最安ルートで1,100円なので、往復2,200円。LCCの航空券代が往復1万1,000円程度ですから、すべて合計すると往復の交通費は約1万6,200円になります。
今度は新幹線の場合です。新宿駅から新幹線の出発する東京駅までは中央線1本で、料金は194円。往復で400円としましょう。
次に新大阪駅からユニバーサルシティ駅まではJR京都線と大阪環状線を乗り継ぎます。運賃は220円なので、往復だと440円。これらを合計すると、新幹線利用の往復運賃は約2万8,080円になります。
以上から、LCC(格安航空券)は約1万6,200円、新幹線は約2万8,080円となり、空港への移動にかかる金額を含めてもLCCの圧勝
…となりました。
所要時間で比較!LCCと新幹線はどっちが早い!?
次に所要時間を比較してみましょう。
LCC(格安航空券)は成田空港から関西国際空港まで約1時間20分のフライトで到着します。それに対して、新幹線はのぞみを利用した場合でも、東京から新大阪まで約2時間30分…。ただ、速度を考えれば、飛行機が早いのは当たり前ですよね?
問題は空港への移動時間を加味した場合にどうなるか…という現実的な所要時間です。
今回も、出発地は新宿、目的地はユニバーサルスタジオジャパンという仮定で考えてみましょう。
LCC(格安航空券)の場合、飛行機に乗るためには、新宿から成田空港まで移動しなければなりません。
なるべくリーズナブルに…ということで有料特急を避ければ、成田空港までの所要時間は約1時間30分になります。
さらに、同じく有料特急を使わずに関西国際空港からユニバーサルシティ駅まで移動すれば、1時間15分ほどかかります。そのため、フライト時間と合わせて片道4時間強に…。
飛行機に搭乗する場合は保安検査場の通過をはじめ、さまざまな手続きがありますから、実際には片道4時間30分ほどかかるでしょう。
それに対し、新幹線はどうでしょうか?新宿駅から東京駅までの所要時間は15分といったところです。さらに新大阪駅からユニバーサルシティ駅までの移動時間も20分程度。駅での乗り換え時間などを含めても、片道の所要時間は3時間30分以内に留まると思います。
以上から、LCC(格安航空券)は約4時間30分、新幹線は約3時間30分となり、実質的な所要時間では新幹線の勝利…となりました。
ただし、LCC利用の場合、新宿から成田空港(空港第2ビル駅)の移動に有料特急−京成スカイライナーを使うと所要時間を約30分短縮できます。
この場合、LCCの所要時間は4時間程度になり、新幹線の所要時間に肉薄。片道1,200円ほどコストが上がりますが、LCCと新幹線の料金差を考えれば微々たるものです。
多少のコストをかければ、LCCを利用した場合の所要時間を短縮することは十分に可能といえます。
結論!格安の国内旅行なら、第一選択はLCC!
以上から、東京〜大阪でLCCと新幹線を比べると“料金ではLCC優位、所要時間では新幹線優位”という結論になりました。なるべくコストを抑えて東京〜大阪間を移動するなら、第一選択となるのはLCCです。
2012年にLCCが就航してからというもの、国内旅行の常識は大きく変わりました。なるべく費用を抑えて国内旅行をするなら、有料特急や新幹線を利用するより、LCC(格安航空券)を活用した空の旅のほうがリーズナブルなのです!
これからは、国内旅行の計画を立てる際に、“LCCの航空券代はいくらかな?”と確認する習慣をつけてみてください。
東京と大阪…という近距離でさえ、飛行機が第一選択となる時代です。もっと遠い場所に行くなら、きっと新幹線よりリーズナブルな航空券が見つかるでしょう。
スカイマーク、ジェットスター、ピーチ・アビエーション、バニラ・エア、そして春秋航空日本…。
たくさんのLCC(格安航空券)がありますから、探せばきっと格安の航空券を購入できると思います!
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