事前の指定で快適な空間を! 春秋航空の座席
春秋航空は中国で非常に人気の高いLCC(格安航空券会社)で、近年日本へ進出したことで話題を呼びました。
他のどの航空会社よりもお得な運賃が特徴的で、路線によっては空港税などを除いた運賃が100円なんていうところもあるくらいなのです!
どんな航空会社を利用するときでも、
「やっぱり座席は少しでも良いところを選びたい!」という方は多いのではないでしょうか。
各LCC(格安航空券会社)では事前に座席を指定できるサービスが一般的になっており、好きな座席を選ぶことが可能となっています。果たして春秋航空ではどうなのでしょうか?
春秋航空でも他の航空会社と同じように、事前に座席を指定しておくことが可能です。
座席の場所によって足元の間隔やリクライニングの角度が違うところもあるので、あらかじめ座席配列(シートマップ)も確認しておくと便利ですよね。
ただし、春秋航空では事前の座席指定は「予約時」に限られています。他の航空会社では一般的な、予約後に座席を指定しなおすということは、春秋航空ではできません。当日に空港カウンターで変更するしかないのです。
また、出発時刻の12時間前より以降に航空券を予約した場合は、予約時に座席を指定することもできなくなるので、要注意です!
このように、春秋航空の座席指定に関しては、他の航空会社やLCC(格安航空券会社)とはやや異なっている点があります。そういった点も事前に確認しておくと、安心ですよね。
そこで、春秋航空の座席の指定方法とシートマップについて、これから詳しく見ていきましょう!
1.最新の機材で快適な旅行へ!
一般的に「LCC(格安航空券会社)」というと、他の航空会社の古い機体を安く買い取って、それを再利用して運行しているようなイメージがあるかもしれません。
しかし、実はそうではないのです!確かに古い旅客機は機体自体は安く買えるのですが、長い目で見ると、それでは逆にコストが高くなってしまうのです。
主に「整備コスト」が関係していて、古い機体は整備にかかる時間が非常に長いですが、新しい機種はできるだけ短時間で整備ができるように、構造が改善されています。そのため、新しい機材の方が整備コストはずっと安くなるのです。
春秋航空でも同じように、意外にも最新の機材を使用しているのです!
春秋航空には「日本国内路線」「成田空港発国際線」「中国国内路線」があります。
「日本国内路線」および「成田空港発国際線」では、ボーイング社の「B737-800」型機が使用されています。
「中国国内路線」では、エアバス社の「A320」型機が使用されています。どちらも素晴らしい性能と安全性を誇っている機種なので、ご安心ください!
路線によって座席タイプやシートマップが異なったものになっているので、あらかじめ確認しておくと、座席指定の際に便利ですね!
2.日本国内路線の座席配列
春秋航空で使用されている航空機は、ボーイング社の「B737-800」型機です。
この機種はボーイング社の最新鋭の中型旅客機で、内装設計にも新しい仕様が採用されています。
騒音を低減する素材やLED照明などを駆使することにより、斬新で快適な機内環境を演出しており、しかも環境への負担も低減されているのです!
日本国内の路線では、次の3つの座席タイプが用意されています。
・コンフォートシート
・レッグシート
・スタンダードシート
これらの座席について、詳細を確認していきましょう!
(1)コンフォートシート
1列目の座席が最も快適な「コンフォートシート」として設定されています。最前列なので、搭乗時や到着時の乗り降りが非常にスムーズになります。
足元も機内で一番広いものになっているので、とてもリラックスした空間を楽しむことができますね!
しかし快適な分、座席指定の料金も最も高額になっています。インターネット・コールセンターで指定した場合は1,000円、空港カウンターで指定した場合は1,200円の手数料が必要になります。
快適な座席を求められる方には、ぜひともこの座席をおすすめします!
(2)レッグシート
2列目と3列目・16列目と17列目が、足元のスペースが広い「レッグシート」として設定されています。
これらの座席では、「コンフォートシート」の次に座席の間隔が広いので、快適なシートとなっています。
インターネット・コールセンターで指定した場合は800円、空港カウンターで指定した場合は1,000円の手数料が必要になります。
しかし、16列目・17列目は「非常口列」の座席となっているため、16列目はリクライニングができないようになっています。そのため、座席指定の際は注意が必要です。
また、これらの非常口列を指定する場合は、下記のすべての条件を満たしている必要があります。あらかじめご確認ください。
(1)満15歳以上である。
(2)12歳未満の子供を連れていない。
(3)搭乗の際に付き添いやスタッフの援助を必要としない。
(4)緊急脱出時に同伴者の脱出を援助する必要がない。
(5)非常口の開閉や他の乗客の緊急脱出の援助ができる。
(6)脱出手順の案内および客室乗務員の指示を理解して、他の乗客へ口頭で伝えることができる。
(7)日本語または英語で流暢な会話ができる。
これらのいずれかの条件を満たしていない場合は、非常口列の座席は利用できないので、座席を変更されることになります。
その場合でも座席指定料金の払い戻しは受けられないので、注意が必要です!
万が一の事態が発生してしまった場合は、客室乗務員の援助をする必要があるので、あらかじめ留意しておきましょう。
(3)スタンダードシート
上記の座席以外の通常の座席(5から15列目と、18から33列目)が、「スタンダードシート」として設定されています。
あらかじめ座席を指定していなかった場合は、自動的にこの座席の中から振り分けられることになります。
また、13列A(左側の窓側)座席はシート配列の都合上、窓がありません。そのため景色を楽しみたい方は、この座席を指定しないように注意が必要です。
ただし、15列目の座席は後方が「非常口列」となっているので、リクライニングができません。そのため、座席指定の際は注意が必要です。
春秋航空会社は「LCC(格安航空券会社)」ということで、この座席を指定する際でも手数料が必要になります。
インターネット・コールセンターで指定した場合は400円、空港カウンターで指定した場合は600円です。
スタンダードシートの中には不便な座席もあるので、座席を気にされる方はあらかじめ指定しておくと無難です。
3.成田空港発着の国際線の座席配列
成田空港発着の国際線でも、日本国内路線と同じ機材が使用されているので、シートマップや注意点は同じになります。
ただし、国際線ということで座席指定の手数料は高額になっています。路線によって次のように異なります。
(1)コンフォートシート
インターネット・コールセンター: 2,000円(120人民元)
空港カウンター: 2,700円(170人民元)
(2)レッグシート
インターネット・コールセンター: 1,200円(80人民元)
空港カウンター: 1,600円(100人民元)
(3)スタンダードシート
インターネット・コールセンター: 600円(40人民元)
空港カウンター: 800円(50人民元)
4.中国国内路線の座席配列
日本国内路線や成田発着国際線のように、中国国内路線でも複数の座席タイプが用意されています。
中国国内路線ではエアバス社の「A320」型機が使用されており、シートマップは異なったものになっています。
中国国内路線でも、座席の特徴に応じて4つの座席タイプに分類されているので、とても分かりやすくなっています。中国国内路線の座席タイプは次のとおりです。
・VIPシート(V席)
・スペシャルシート(S席)
・ポピュラーシート(P席)
・ファミリーシート(F席)
これらの座席について、これから詳細を確認していきましょう!
(1)VIPシート(V席)
1列目および2列目の座席が、特別な「VIPシート」として用意されています。
この座席のシート間隔は100cmとなっており、とてもゆったりとした空間を楽しむことができます。座席の間隔が広いので、搭乗時や到着時の乗り降りがスムーズにできるようになりますね。
しかし快適な分、価格設定も高額になっており、指定料金は2,200円です。
(2)スペシャルシート(S席)
12列目および13列目の座席が、「スペシャルシート」として設定されています。
「VIPシート」の次に座席の間隔が広いので(78cmから86cm)、機内でも快適に過ごせるようになっています。
ただし、これらの座席は「非常口列の」座席となっています。12列目の座席はリクライニングができません。そのため、座席指定の際は注意が必要です。
また、これらの非常口列を指定する場合は、下記のすべての条件を満たしている必要があります。あらかじめご確認ください。
(1)満15歳以上である。
(2)12歳未満の子供を連れていない。
(3)搭乗の際に付き添いやスタッフの援助を必要としない。
(4)緊急脱出時に同伴者の脱出を援助する必要がない。
(5)非常口の開閉や他の乗客の緊急脱出の援助ができる。
(6)脱出手順の案内および客室乗務員の指示を理解して、他の乗客へ口頭で伝えることができる。
(7)日本語または英語で流暢な会話ができる。
これらいずれかの条件を満たしていない場合は、非常口列の座席は利用できないので、座席を変更されることになります。
その場合でも座席指定料金の払い戻しは受けられないので、注意が必要です!
この座席の指定料金は、1,400円となっています。
(3)ポピュラーシート(P席)
3列目から11列目の座席が「ポピュラーシート」として設定されています。
この座席は通常の座席「スタンダードシート」より多少足元の間隔が広くなっています。(71cmから78cm)
この座席の指定料金は、900円となっています。
(4)ファミリーシート(F席)
上記の座席以外(14列目から30列目)が、「スタンダードシート」になっています。
事前に座席を指定しなかった場合は、この座席の中から自動的に振り分けられることになります。
やはり通常座席でも指定料金が必要で、400円となっています。
5.座席指定の方法
各路線ごとのシートマップについて確認してきましたが、肝心の「座席指定の方法」はどのようになっているのでしょうか?
実は、春秋航空では事前の座席指定は「予約時のみ」に限られています。
他の航空会社やLCC(格安航空券会社)では一般的な、予約後に座席を指定しなおすということはできません。当日に空港カウンターで変更するしかないのです。
不便になってしまいますが、春秋航空の極めて安い運賃を考えると、仕方のないことなのかもしれませんね。
また、その他にもいくつか注意点があります。
・インターネットやコールセンターでの事前の座席指定は予約時の1回のみで、かつ出発時刻12時間前までに行う必要があります。
・インターネットで予約する場合は、支払い方法がクレジットカードのみに限られます。
・座席指定は予約した便に限り有効です。
・座席指定料金は変更や払い戻しができません。
・空席状況によって、希望の座席を指定できない場合もあります。
・欠航時やその他のやむを得ない事情が発生した場合は、予告なしに座席が変更される場合があります。
・障碍者や妊婦などでスタッフの援助が必要な場合は、インターネットで予約することはできず、「Spring Japanコールセンター」へ問い合わせる必要があります。
また、日本国内路線・成田空港発国際線は、機体の左右でシートピッチ(座席前後の間隔)が異なっているので、注意が必要です。
「スタンダードシート」でも座席によってシートピッチに違いがあり、機体右側(DEF)の方が広くなっています。これは、先ほどのシートマップ画像でも分かるようになっています。機体右側には「10列目」が無いのです。
そのため、スタンダードシートの場合は、6から15列目のDEF座席が断然オススメです!
機体前方の右側が開いていない場合は、左側ではなく右側の後方を指定するほうが、結果的に足元の間隔は広くなります。あらかじめ知っておくと便利ですね。
6.おわりに
以上が春秋航空での各路線ごとのシートマップの詳細と、座席指定の方法になります。いかがでしたか?
春秋航空はどの航空会社やLCC(格安航空券会社)よりもお得な運賃が魅力的です。
格安航空会社ではどうしても運賃と引き換えに快適性が失われがちですが、事前に座席を指定しておくと、少しでも機内での時間が快適になりますね。
お得で快適な旅行を、春秋航空でぜひお楽しみください!
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