本当に便利!?那覇空港発−スカイマーク深夜便の搭乗記録

 

スカイマークは、繁忙期に限り、羽田空港から各地に毎日1往復の深夜便を運航しています。

特に目玉となっているのが、羽田空港と那覇空港を結ぶ深夜便です。

2016年の夏期には、2:35羽田発のSKY527便、3:05那覇発のSKY528便が運航されていました。

 

深夜の那覇空港

 

本来、スカイマークの羽田〜那覇便は普通運賃で2万5,190円。

しかし、搭乗7日前の前割7で深夜便を予約すれば、片道9,990円という破格の値段で搭乗することができます。

リーズナブルに格安旅行を楽しみたいなら、この深夜便を利用しない手はありません!

 

 

しかし、問題は離陸時間です。といっても、2:35羽田発の往路はそれほど心配いらないでしょう。

都内なら深夜でも居場所くらい見つかります。それほど退屈するとも思えません。2:35に羽田を離陸したSKY527便が那覇空港に着陸するのは5:20です。

受託手荷物を受け取ったりしているうちに5:45を回るでしょう。那覇空港から那覇各地に向かうモノレールは、6:00始発なので、那覇空港で右往左往…という心配もありません。

15分も待てば、モノレールで目的地に向かうことができます。往路は、深夜とはいえ、それほどの不便を感じる機会はありません。

 

問題は、3:05那覇発の復路−SKY528便です。果たして、快適に搭乗することはできるのでしょうか?

…というわけで、実際に深夜便−SKY528便を利用してきた搭乗記をお届けしたいと思います!

那覇空港からの移動手段−ゆいレール

 

 

 

問題はスカイマークの搭乗手続きが始まるまでだった!

 

私がSKY528便に搭乗したのは9月23日でした。厳密な日時が9月23日で、感覚的には9月22日の深夜…と表現すれば分かりやすいでしょうか。

ちなみに、“9月22日の深夜に飛行機に乗る”という感覚なら、予約するべきなのは9月23日の3:05に那覇空港を離陸する便です。間違えて9月22日の便を予約する人がわりと多いようなので、深夜便を利用する際にはご注意を!

 

ちなみに、羽田からの往路は普通のANA便でした。マイルが溜まっていたので特典航空券をGETできたのです。

行きは9月15日、羽田から新石垣空港に向かい、9月20日まで離島を満喫してから那覇へ。那覇で2泊して、いよいよ東京に帰る日です。

 

 

さて、3:05に離陸するSKY528便の搭乗手続き開始は1:30となっています。

しかし、那覇空港の営業時間は深夜0時まで。

2015年までは、深夜0時に空港がいったん閉鎖される…というルールだったらしく、夜に空港待機は不可能でした。

しかし、2016年夏期にはスカイマークの窓口に近い一部区画が開放されており、空港内での待機が可能になっていました。恐らく、今後も深夜便を運航している日には一部が待機可能な状態になるものと思われます。

 

夕方の那覇空港

 

しかし、私はそんなこととは知らず、スマートフォンで“2015年までの情報”を知ってしまいました。

つまり、深夜0時に空港がいったん閉鎖される…という情報を信じ込んでしまったのです。すでに夜22:30のことでした。

 

 

空港職員に訊いてみれば良いのに、私はスマートフォンの情報を盲信し、22:30に空港から出ることに…。

空港周辺には何もないので、とりあえず、最寄りの街である赤嶺へ向かうことにしました。

 

赤嶺というのは、モノレールで空港の隣駅にあたる場所です。

 

まだモノレールは動いていましたが、深夜1:30に空港へ戻る際、モノレールの終電は終わっています。

空港に来るとき、道に迷っては困りますから、私は徒歩で赤嶺まで向かうことにしました。空港と赤嶺の間の道順をあらかじめ、覚えておこう…

というわけです。あまりにも複雑なルートなら赤嶺まで行くのは諦め、空港周辺で待機することも念頭に置いていました。旅行最終日にとんだドタバタ劇です。

 

 

しかし、案外、赤嶺駅までのルートは簡単でした。というのも、モノレールのレールに沿って歩けば、迷う余地がなかったからです。この点に関してだけは、非常に幸運でした。

 

“この点に関してだけ幸運だった”と申し上げたのには理由があります。

那覇空港から赤嶺までは徒歩30分程度。夜遅く、もうほとんどフライトもない空港周辺は、自動車もまばらです…。

 

 

歩行者や自転車なんて、ほとんどいません。赤嶺の近くにある交差点付近にさしかかるまで、30分間にすれ違ったのは歩行者1名と自転車2名だけでした。

 

道路の両側は空港と敷地を共有する自衛隊基地…。

夜なので、人の影はありません。真っ暗です。寂しいなんてレベルを通り越しています。おまけに、途中で雨が降り出し、傘なんて持っていないのでビショ濡れ…。重たいスーツケースを引きずって、ただ惨めに歩きました。どうか、そのときの私の気持ちを察してみてください(笑)

 

 

どうにか赤嶺に着いた頃には雨も上がり、私は駅前のマクドナルドで本を読みながら時間を潰すことにしました。

ちなみに、マクドナルド以外にも、居酒屋、ネットカフェ(ダーツやビリヤード設備あり)といった施設があるので、時間を潰すのは簡単です。私は旅費を安くするために深夜便を使ったので、何としても待ち時間を100円で済ませようと意固地になり、マクドナルドを選択しましたが…。

 

もちろん、お金を使っても構わないなら、那覇の中心地である国際通りあたりで深夜まで遊び、タクシーで空港に向かえば良いのです。

ただ、そんなことをするなら、わざわざ深夜便に搭乗する理由がありません。

やはり、深夜便を利用してまで旅費を抑える以上、徹底的に安く抑えよう…と考えたのです。

 

 

 

さて、マクドナルドで1時過ぎまで時間を潰し、それから再び徒歩で那覇空港へ向かいました。

空港に着いたのは1:45頃でしょうか。空港内のベンチでぐっすりと眠る人々を目の当たりにして、

“どうやら、深夜0時移行も空港は開いていたらしい”と気づいたのです。自分の苦労が全部無駄だったと分かったときの徒労感は、それはもう相当なものでした。

 

 

搭乗手続きは普通の航空便と同じ要領!

 

さて、いろいろあった深夜ですが、搭乗手続きに入ってしまえば、何ということはありませんでした。

別に深夜便だからといって、特別なことはありません。普通どおりにチェックインして、受託手荷物を預けて、保安検査場に向かって…という要領です。

 

面白かったのは、保安検査場を抜けて待合室に入ったときです。待合室には2台のテレビが置かれていましたが、

片方は“電波を受信できません”と表示されているだけ。

すでに深夜2時を回っていたので、地方のテレビ局なら放送休止になっている時間。恐らく、OTV沖縄テレビのチャンネルに設定してあったのでしょう。しかし、空港職員はまったく、テレビのチャンネルを変える気配がありません。さすがに、全国ネットのチャンネルに変えれば良いのに…と思いました(笑)

 

さて、2:55には飛行機への搭乗開始。定刻の3:05には無事、那覇空港を飛び立ちました。

ただ、1つだけ、深夜便だけの特徴がありました。単なる夜間の便なら、離着陸のときだけ照明が暗くなります。しかし、深夜便は水平飛行に入っても照明は暗いまま。

ほとんどの乗客が機内で仮眠を取るので、照明をつけないのです。もちろん、読書灯は使えますので、灯りが必要な方はそちらをご使用ください。

 

唐突ですが、搭乗記はこれで終わりです。なぜかって…?それはもちろん、旅行で疲れ切った私は、水平飛行になった直後に眠りこんでしまい、その後のことは何も覚えていないからです。

次に覚えているのは、ドンッという着陸の衝撃で目を覚ました瞬間。気づけば羽田…という状況だったのです。

羽田空港に降り立ったのは定刻の5:25でした。すでに始発は動いている時間ですから、羽田に来てしまえば何も不便はありません。こうして、初めての深夜便搭乗は快適な眠りのうちに終わりました。

 

 

 

フライト自体は快適〜課題は那覇空港の受け入れ体制!

 

深夜便を利用して思ったことは1つ。フライトそのものは快適ですが、那覇空港サイドの受け入れ体制はまったく整っていない…ということでした。那覇空港の周辺にはコンビニさえありません。

そもそも、“深夜に誰かが滞在する”という想定になっていないのです。

 

 

そして、空港の本来の営業時間が終わる深夜0時以降、搭乗手続き開始まで待機できるかどうかのアナウンスもなし。アナウンスどころか、掲示などもありませんでした。

結果、私は去年の情報をもとに“空港を離れる”という選択を余儀なくされました。

 

せっかく深夜便を就航させているのですから、もう少し、搭乗客が快適に過ごせるようにしてほしかったと思います。空港内で待機できる場所があるなら、どの区画にいて良いのかを明示する。

今後も繁忙期に深夜便を出すなら、空港内のコンビニを24時間営業にして、飲食店の1つくらいは開けておく…。那覇空港を深夜便に対応させる必要があると思います。

 

 

ただ、那覇空港の受け入れ体制が改善されれば、リーズナブルな深夜便はより高い人気を集めるでしょう。

どうせ、飛行機内では何もすることがないのです。深夜便を選択して眠っているほうが、むしろ退屈もまぎれるでしょう。

個人的には、那覇空港の受け入れ体制が整えば、毎回、沖縄旅行では深夜便を使いたいとさえ感じました!

 

今回の旅行記があなたの参考になりましたら幸いです。

 

 

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