ジェットスター夢の旅客機B787の感想!

 

 

航空業界は絶えず発展を続けています。航空機メーカーは常に、先進的な技術を駆使した最新機種を開発しているのです。近年ではボーイング社の「B787」という旅客機が、大きな話題を呼びましたね。

 

このB787が世界で就航を開始してから、もう5年の歳月が経過しました。日本の大手航空会社であるJAL(日本航空)ANA(全日本空輸)は、真っ先にこの最新鋭機を導入して、B787は人気路線の最前線で活躍しています。

 

 

しかし、日本で就航しているLCC(格安航空会社)中堅・地域航空会社を見てみると、B787を使用しているのは、ジェットスターの一部の路線だけに限られています。

 

ジェットスターはオーストラリアのLCCです。日本でも数多くの路線を展開している大人気の航空会社です。日本でLCC業界が始まったのは2012年のことで、ジェットスターはその初年度に日本へ参入した老舗なのです。

 

 

航空券の運賃も非常にお得で、しかもLCC(格安航空券)会社としてはサービス内容も充実しています。そのため、ジェットスターは日本で絶大な人気を誇っている格安航空会社なのです!

 

ジェットスターでB787を使用している路線は、成田=メルボルン・ケアンズ・ゴールドコースト路線と、関西=ケアンズ路線です。つまり、日本からオーストラリアへ向かう路線では、この最新鋭の旅客機を体験できるということです!

 

航空券の運賃も非常にお得で、しかも最新の航空機に搭乗できる――。まさに「至れり尽くせり」の素晴らしい路線ですね!

そこで、最新鋭の旅客機「B787」の魅力と、ジェットスターの各オプションの詳細について、これから詳しく見ていきましょう!

 

 

 

1.その名は「ドリームライナー」

 

B787の名称は「ドリームライナー(Dreamliner)」です。Linerという英単語は「定期航空機」を意味するので、B787は「夢の航空機」という名称を与えられていることになります。

 

それもそのはずです!B787は今まで不可能だった先進的な技術が、惜しみなく詰め込まれているのような旅客機なのですから。

 

 

ちなみに、Bの位置を間違えて「787B」にすると、マツダのレーシングカーになってしまいますので、ご注意ください。いずれにせよ、世界トップの日本の技術力が詰め込まれているものには違いありませんが……。

 

 

そんなLCC(格安航空券)会社 ジェットスターの誇る「B787ドリームライナー」ですが、いったいどこがそんなに凄いのでしょうか。夢の航空機B787の魅力を、感想を交え これから詳しく見ていきましょう!

 

 

 

2.効率性を求める航空会社たち

 

かつての航空業界には、「コンコルド(Concorde)」という異端児がいました。今からおよそ40年以上前に、イギリスとフランスが当時の最新技術を駆使して開発に成功した、驚異的な「超音速旅客機(SST)」です。

 

 

コンコルドは通常の旅客機の2倍(2,000km/h)以上の速度で、目的地に到着することができました。しかも安全性も非常に高かったので、絶大な人気を誇っていました。

 

しかし、燃費が恐ろしいほどに悪いという致命的な欠点がありました。そのため、運賃が極めて高額だったのです。例えば、ヨーロッパとアメリカを結ぶ路線では、片道の運賃がなんと100万円を超えていました。

 

そんなコンコルドは悲劇的な幕切れを迎えました。2000年に想定外の事象から炎上墜落事故を起こしました。さらに、同時多発テロにより航空需要が低迷したうえに、イラク戦争で原油価格が高騰したため、非効率的なコンコルドは廃止されました。

 

ボーイング社も、長距離路線用の旅客機「B777」の開発に成功した後は、音速に近い速度で飛行する「遷音速旅客機(ソニック・クルーザー)」の開発に取り組んでいました。さらにライバルのエアバス社では、超大型旅客機「A380」の開発に着手していました。

 

 

しかし、これは航空会社側にしてみると、まったく的外れな方向性だったのです。ボーイング社のソニック・クルーザーはコンコルドと同じく燃費が悪く、またエアバス社のA380も巨大なだけに燃費が悪いので、どちらも効率性がまったく欠けたものだったのです。

 

イラク戦争以降の原油価格の高騰は、航空会社には非常に深刻な問題となり、経営を圧迫していました。そんな多くの航空会社たちが、効率性の高い旅客機、つまり燃費効率の良い旅客機を求めていたのは、当然の成り行きですよね。

 

そこで名乗りを上げたのが、全日本空輸(ANA)だったのです!ANAはボーイング社と共同で、B787の開発計画を進めていきました。ANAなしではB787は存在しなかったと言われるほど、ANAのB787に対する貢献は極めて大きなものだったのです!

 

 

ボーイング社は当初B787を、B777のような長距離路線用に開発することを計画していました。しかし、ANAはB767の後継機種として使えるような、効率性の高い中型機を求めていたのです。

 

 

そこでANAは、効率性の高い中型機を製造するように、ボーイング社に注文をつけました。しかし、ボーイング社にも一流航空機メーカーとしての意地があったので、両者が折り合いを付けるまでの過程は困難なものでした。

 

やがてANAの航空機に対する熱い情熱が実を結んで、ボーイング社はようやく今のようなB787の開発計画に着手したのです!

 

B787は計画開始当初は「7E7」と呼ばれていました。この「E」は「Efficiency(効率)」のイニシャルを取ったものです。ボーイング社が航空機の効率化にかける意気込みが現れていますね!

 

 

B787の最も大きな魅力は、まさにその効率性です!燃費の良さを求めていた航空会社にとって、B787は理想的な航空機なのです!

ジェットスターはこの最新鋭機を、LCC(格安航空券)会社としてはいち早く導入しました。航空券の運賃がとてもお得なジェットスターで、しかも最新のB787に搭乗できるというのは、とても魅力的なことですよね!

 

 

 

3.B787の効率性の秘密は?

 

B787は「効率性」を求めて開発された旅客機です。燃費が非常に優れており、航空会社にとって経済的に優しく、そして何より地球の環境に優しいのです。では、なぜB787はそれほど燃費が良いのでしょうか?

 

それは機体が「軽い」からです!その秘密は最先端の「カーボン複合素材」にあります。B787はなんと全体の半分以上が、そのカーボン複合素材で構成されているのです!

 

これまでの旅客機には、「アルミ合金(ジュラルミン)」が使用されていました。それでも十分な強度があるのですが、B787は新たな航空業界への道を切り開くために、このカーボン複合素材を採用しました。

 

 

カーボン複合素材は、「炭素繊維(カーボンファイバー)」と、エポキシ樹脂などの「繊維強化プラスチック」を組み合わせて、構成されています。これは別名「カーボンモノコック」とも呼ばれています。

 

カーボンモノコックはF1のような「フォーミュラカー」で有名な素材で、現在ではほとんど完璧とも呼べる安全性を確立しています。このように、カーボン複合素材は極めて強度が高いのです。

 

 

さらに、カーボン複合素材は軽量な素材なので、機体の重量も軽くなります。それだけではなく、アルミ合金のような腐食の心配もないため、様々なメリットが生まれてくるのです。

 

カーボン複合素材の原材料は、日本の「東レ(東洋レーヨン)」が独占で製造契約を結んでいます。日本の技術力は本当に素晴らしい、世界に誇れるものですね!

 

 

 

4.ジェットスターの詳細

 

ジェットスターはオーストラリアのメルボルンに拠点を置く、オーストラリアのLCC(格安航空券)会社です。親会社の「カンタス航空」は、世界で最も安全性の高い航空会社と評されており、それはジェットスターにも受け継がれています。

 

就航路線も豊富で、国内線成田・関西・中部空港から新千歳・福岡・九州・四国を結ぶ路線が、国際線日本と香港・台湾・フィリピン、そしてオーストラリアを結ぶ路線があります。

 

さて、そんな素晴らしい格安航空会社であるジェットスターですが、初めて利用される方にはLCC独特のシステムが分かりづらいかもしれません。そこで、ジェットスターの各要素について、これから要点を見ていきましょう!

 

 

(1)運賃タイプ

 

ジェットスターエコノミークラスには3つの運賃タイプがあります。最もお得な「Starter」、コストとサービスのバランスのとれた「Starter Plus」、そして充実したサービス内容の「Starter Max」です。

 

Starter運賃では、受託手荷物有料となるので注意が必要です。Starter Plusでは10kg、Starter Maxでは20kgまでの受託手荷物が無料となるので、便利ですね!

 

さらに、国際線ではビジネスクラスも設定されており、「Business」「Business Max」の2種類の運賃タイプがあります。どちらも30kgまでの受託手荷物が無料となります。

 

 

(2)受託手荷物

 

重量制限は1個あたり32kg以下となっています。それを超える場合は手荷物を分割する必要があり、全ての手荷物の重量は40kg以下でなければなりません。

 

 

先述の無料重量を超える場合は、当日に空港で高額な超過手数料を請求されてしまうので、公式ホームページ上で事前に受託手荷物を申請しておくとお得になります。

 

 

(3)機内持ち込み手荷物

 

「エコノミークラス」の場合は、スーツケース1個手回り品1個を持ち込めます。重量制限は合計2個7kg以下です。

 

 

「ビジネスクラス」の場合は、スーツケース2個(1個の重量は最大7kg)と手回り品1個を持ち込めます。重量制限は合計2個14kg以下です。

 

 

いずれの運賃タイプでも、スーツケース等の大きさは56cm×36cm×23cm以内でなければなりません。これを超えてしまう場合は、機内に持ち込みできません。

 

 

(4)予約の変更と払い戻し

 

ジェットスターでは予約の変更の自由度が高くなっており、日程の他にも搭乗者名や路線の変更が可能です。

 

日程の変更は、エコノミークラスのStarterでは国内線は3,240円・国際線は5,500円の手数料を支払うことで、それ以上のクラスでは無料で可能となります。

 

搭乗者名の変更は、エコノミークラスのStarterでは国内線は4,320円・国際線は9,300円の手数料を支払うことで、それ以上のクラスでは無料で可能となります。

 

路線の変更は、エコノミークラスのStarter Maxもしくはビジネスクラスのみ、無料で可能となります。

 

予約のキャンセルは、エコノミークラスのStarter MaxもしくはビジネスクラスのBusiness Max(通常のBusiness運賃では出来ないので要注意!)のみ可能で、国内線は3,090円・国際線は4,000円の手数料となります。

 

なお、これらの規定はすべて2016年11月現在のものです。ジェットスターでは運賃規定が頻繁に変更されるため、必ず公式ホームページ上でご確認くださいませ。

 

 

5.おわりに

 

ボーイング社の最新鋭機B787と、それを運用しているLCC(格安航空券)会社ジェットスターについて、詳しく見てきました。いかがでしたか?

 

ジェットスターは世界を代表するLCC(格安航空券)で、お得な運賃の航空券がとても魅力的です。最近では日本国内での収益も黒字へ転じ、これから本領発揮ということでますます勢いに乗っています。

 

近年の日本の景気も上り調子なので、海外旅行を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。この機会に、ぜひジェットスターでのオーストラリア旅行を検討されてみてはいかがでしょうか。

 

ジェットスターでのお得で快適な旅行を、ぜひお楽しみくださいませ!

 

 

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※本記事は現時点の情報にてご案内いたしております。
航空会社規定等は航空会社の判断により随時変動しておりますので
最新情報はお客様ご自身にてご確認頂けますよう

お願い申し上げます。予めご了承くださいませ。
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