愛知・静岡の方必見！FDA−フジドリームエアラインズのまとめ
日本の航空会社といえば、一般的には日本航空（JAL）と全日空（ANA）が知られています。
しかし、実際のところ、日本国内にはもっとたくさんの航空会社が存在しているのです。実際、ジェットスター・ジャパン、ピーチ・アビエーションといったLCC(格安航空券)の就航は大きな話題を呼びました。
日本には大手2社でもなく、さらにLCC(格安航空券)でもない…という航空会社が少なからず存在しています。たとえば、エアドゥ、スターフライヤー、そしてフジドリームエアラインズ（FDA）などといった航空会社です。
エアドゥ、スターフライヤー、そしてFDAといった航空会社は、どのようなカテゴリーなのでしょうか？分類には諸説ありますが、このような航空会社は一般に“リージョナルエアライン”と呼ばれています。
特定の地方を拠点としており、地方から都会へ、あるいは地方と地方を結ぶ。それがリージョナルエアラインの特徴です。簡単に言えば、ローカル路線に特化した航空会社…といったところでしょうか。
今回は、そんなリージョナルエアラインの中から、東海地方の航空会社−フジドリームエアラインズ（FDA）を特集したいと思います。
そもそも、どこに行けるのか〜FDAの就航路線は？
それでは、まずはFDAの運航路線を紹介したいと思います。あまり聞き慣れない航空会社だと思いますが、いったい、どことどこを結んでいるのでしょうか？
最初に“どこに行く時に利用できるのか”を知らなければ、そもそも検討しようがありません。
・静岡空港（富士山静岡空港）発
静岡空港からは、北海道の新千歳空港、札幌飛行場（丘珠空港）、福岡空港、鹿児島空港への便が出ています。
2016年8月現在、静岡〜新千歳便は週5日、月・水・木・金・日曜に1日1往復。静岡〜丘珠便は週2日、火・土曜に1日1往復。静岡〜福岡便は毎日4往復。そして、静岡〜鹿児島便は毎日1往復となっています。
・名古屋飛行場（小牧空港/名古屋空港）発
名古屋飛行場は、中部国際空港（セントレア）開港以前に名古屋界隈の玄関口だった空港です。
現在、JALやANAといった主要航空会社は中部国際空港に移りましたが、フジドリームエアラインズ（FDA）は名古屋市の中心部に近い名古屋飛行場の立地に着目し、拠点空港にしています。
名古屋飛行場からは、青森空港、花巻空港、山形空港、新潟空港、出雲空港（出雲縁結び空港）、高知空港（高知龍馬空港）、北九州空港、福岡空港、熊本空港に定期便が出ています。
2016年8月現在、名古屋飛行場からの路線はすべて毎日1往復以上の運航です。
・松本空港（信州まつもと空港）発
長野県の松本空港からは、北海道の新千歳空港、福岡空港への定期便が出ています。松本〜新千歳便は1日1往復、松本〜福岡便は1日2往復です。
・新潟空港発
新潟空港からは、福岡空港に定期便が出ています。新潟〜福岡便の運航は1日1往復です。
以上、フジドリームエアラインズ（FDA）が運航する路線紹介でした。
ちなみに、FDAが単独運航しているのは静岡〜丘珠、静岡〜鹿児島、名古屋〜青森、名古屋〜花巻の4路線。そのｈかの路線はFDA運航ですが、JALとのコードシェア便になっています。
2011年までは静岡空港から、石川県の小松空港、長野県の松本空港、さらに熊本空港にも路線が出ていましたが、2016年現在は運休状態となっています。今後、FDAは中部国際空港にも進出し、中部国際空港と成田空港を結ぶ短距離路線の就航を計画しているそうです。
静岡県、愛知県にお住まいの方々にとって、フジドリームエアラインズ（FDA）は、まさに日本全国へ羽ばたく足となるでしょう。
航空券代はいくら!?FDAの料金設定を知る
FDAが数多くの地方路線を運航していることはすでに解説しましたが、問題は航空券の代金です。
JAL、ANAといった大手航空会社と比較して、フジドリームエアラインズ（FDA）は高いのでしょうか、それとも安いのでしょうか？料金体系が分からなくては、利用の可否を決めることができません。
そこで、こちらではFDA便の料金設定を確認してみたいと思います。ほかの航空会社が運航している“ほぼ同じ距離、同じ地域の便”と比較することで、直感的に“高いのか安いのか”を判別できるようにしました。
名古屋飛行場
・ケース1：静岡空港〜札幌飛行場
今回は、2016年8月24日現在、9月10日の航空券代金がいくらになっているか…で比較します。
FDAの静岡〜札幌飛行場便は普通運賃が3万6,000円。搭乗7日前までに予約するweb限定“ひょいとe割”を利用した場合の運賃は1万6,500円でした。
それでは、比較的、近い路線と考えられるANAの中部〜新千歳便を見てみましょう。普通運賃は4万2,210円、搭乗3日前までに予約する特割を利用すると3万2,910円でした。
同じく、JALの中部〜新千歳便ですが、こちらは普通運賃が4万2,210円。搭乗3日前までに予約する特便割引3を利用すると最安価格が1万9,510円でした。
ただし、1万9,510円で搭乗できるのは16:55発の便と、18:35発の最終便だけです。朝や昼に中部国際空港を離陸する便はすべて3万2,910円となっています。
最後にLCCのジェットスター・ジャパンが運航する中部〜新千歳便をチェックしてみました。すると、2016年9月10日は3便の運航があり、17:25発の最終便なら6,590円でした。ただし、7:10発の便は2万1,990円、11:35発の便は1万9,490円となっています。
・ケース2：静岡空港〜北九州空港
今回は、2016年8月24日現在、9月12日の航空券代金がいくらか…という比較です。
FDAの名古屋〜北九州便は普通運賃が2万7,600円。搭乗7日前までに予約する“ひょいとe割”だと、7:45発の始発便が最安値で1万2,100円、18:15発の最終便が最高値で1万2,600円でした。
それでは、ほぼ同じような路線であるANAの中部〜福岡便の料金を確認してみましょう。すると、普通運賃は2万8,810円、搭乗3日前までに予約する特割を利用すると最安料金が1万4,810円でした。
ただし、最安なのは16:15発の便だけ。そのほかの便を利用すると、おおむね1万5,000〜1万6,000円程度になっていました。
最後にLCCのジェットスター・ジャパンです。ジェットスターの中部〜福岡便は、最安値が17:35発の便で9,790円でした。そのほかの便では、11:35発の便が1万590円となっています。
以上のケーススタディを総合すると、リージョナルエアライン−フジドリームエアラインズ（FDA）の価格設定は
“大手よりはリーズナブルだが、LCCよりは少し高い”と認識するのが正解でしょう。ただし、LCCの航空券代が高騰している場合、フジドリームエアラインズ（FDA）のほうが安くなる…ということも珍しくありません。
また、LCCは中部国際空港など中心地から離れた空港を拠点していますが、FDAは静岡空港、名古屋飛行場を拠点しています。FDAが乗り入れている空港までのアクセスが容易なら、多少、LCCより価格が高くてもFDAを選択するメリットは見いだせるはずです。
静岡県、愛知県にお住まいの方が各地に遠出をするなら、ぜひ、東海地方を代表するリージョナルエアライン−FDAを選択肢に入れてみてください。
小型ジェット機が舞う空！リージョナルエアライン−FDA
現在、三菱リージョナルジェットの開発が進められていることはご存じだと思います。
山間部の多い日本では、電車移動だと斜面を迂回するために距離をロスする…という問題がありました。
また、新しく長距離鉄道を敷設するというのは現実的に不可能です。そのため、今後は近距離、中距離の移動に空路を用い、そのために小型ジェット機を運用していく…という方向性が打ち出されています。
FDAが使用しているエンブラエル機
空路重視に転換していくことで、フジドリームエアラインズ（FDA）をはじめとしたリージョナルエアラインはこれからますます存在感を増していくことでしょう。
まさに、今後の国内旅行における主役になるわけです。
ちなみに、FDAが運用する機体は世界４位の航空機メーカー−エンブラエルのエンブラエル170、エンブラエル175です。
運用する11機すべてが別々のカラーリングを施されており、飛行機に搭乗する楽しみもありそう。
ちょっと変わった機体に乗ってみたい…。そんな気持ちがあるなら、旅行の予定を作ってでもFDAを利用する価値があると思います。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
※本記事は現時点の情報にてご案内いたしております。
航空会社規定等は航空会社の判断により随時変動しておりますので
最新情報はお客様ご自身にてご確認頂けますよう
お願い申し上げます。予めご了承くださいませ。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
何か不明な点やご質問等、ありましたら、
以下よりお気軽にお問合せください！
メールでのお問合せはこちら：
お電話でのお問合せはこちら：
国内線ご予約は ↓
.
国際線ご予約は ↓
.
LCC(格安航空券)、
JAL（日本航空）の航空券予約は
⇒ リアルチケット
- 投稿タグ
- FDA, LCC, フジドリームエアラインズ, リージョナルエアライン, 格安航空券
