私の航空券では何ができるの?ブッキングクラスごとのサービスをご紹介!
予約しているクラスとは別に、航空券にはブッキングクラスというものが存在します。そして、このブッキングクラスによって、運賃、アップグレードの可否、予約変更の可否などが決定されます。
そこで今回は、ブッキングクラスでどう受けられるサービスが異なるのかを説明していきます。
1.ANAのブッキングクラスの種類
まずANAのブッキングクラスには以下の種類があります。運賃の幅も大きいエコノミークラスは、多くのブッキングクラスに細分化をされています。
ファーストクラス:F/A/O
ビジネスクラス:J/C/D/Z/P/I
:エコノミークラス:Y/E/B/M/U/H/Q/V/W/S/L/K/X
(Y/Eはプレミアムエコノミー)
そして、それぞれの運賃の名称はこのようになっています。以前は“エコ割”“ビジ割”などの名称がつけられていましたが、2015年より以下のように名称が変わっています。
ファーストクラス
A(ハワイ):Basic
A(米本土):Value
ビジネスクラス
J:Flex Plus
D:Value Plus
Z:Value Plus
P:Value
Y:Full Flex Plus
E:Basic Plus/Value Plus
B:Flex Plus
M/U:Basic Plus
H/Q/V/W/S:Value
L/K:Super Value
2.アップグレードの可否
ANAではたまったマイルを使って、一つ上のクラスのアップグレードをすることができます。その際に、一番最初に確認しなければいけないのが、このブッキングクラスです。
以下に記載があるのがアップグレード可能な、ブッキングクラスです。運賃の名称にPlusとついているのが特徴です。
ビジネスクラス:J/C/D/Z
エコノミークラス:Y/E/B/M/U
元の運賃が高めに設定されているのであれば、アップグレードが可能です。そのため、格安航空券など大幅な割引が利いている航空券はアップグレードができないという仕組みです。
また、上記のブッキングクラスに加え、旅程が海外発のものであればブッキングクラスHもアップグレードをすることが可能です。
あとは、当日の空席状況、アップグレード後の食事の数が足りるか、などの条件を満たせばアップグレードをすることができます。
これは注意点ですが、エコノミークラスからビジネスクラスにアプグレードをしたものを、さらにファーストクラスにアップグレードをするということはできません。
アップグレードは、あくまで一つ上のクラスにアップグレードをするのみですので、気を付けましょう。また、エコノミークラスからプレミアムエコノミーへのアップグレードサービスもありませんので、覚えておくといいでしょう。
そして、もう一つ。ANAのホームページで予約をしてもコードシェア便で運航航空会社が他社の場合。
この場合は、ブッキングクラスが上記の条件を満たしていても、当日空港でのアップグレードすることはできません。フライトの24時間以上前から、ホームページで予約をする必要もあります。また、航空会社もマイル提携をしている同じスターアライアンス加盟航空会社である必要があります。
3.マイルの加算率
それぞれのブッキングクラスのマイルの加算率は以下のようになっています。
ファーストクラス;
F/A→150%
ビジネスクラス
J→150%
C/D/Z→125%
P→70%
エコノミークラス
Y/E/B/M→100%
U/H/Q→70%
V/W/S/T→50%
L/K/G→30%
なお、各クラスのO/I/Xは、特典航空券ですので、これらの航空券でのマイルは加算されません。
また、アップグレードをした際も、元のクラスのブッキングクラスに基づいてマイルは加算されるので勘違いには注意です。アップグレードされても、ブッキングクラスに変更はない、と覚えておくといいでしょう。
ANAのホームページでは、ANAマイルシミュレーションという機能があり、旅程と運賃を入力するだけでいくらマイルが貯まるか計算できるツールもあります。
以上の加算率だけではわからない!という人はそういったツールをうまく活用しましょう。
4.予約の変更、キャンセル
次に予約の変更やキャンセルの可否について運賃ごとに紹介します。
この運賃規則は、路線によって異なりますので、詳細はANAのホームページでの確認が必要になります。ここでは、アメリカ、カナダ線を例にとって紹介します。
Flex
便の出発前であれば、無料で予約を変更することができます。
しかし、払い戻しには大人30,000円、小児22,500円の手数料が発生します。また、乗り遅れ等で便出発後に申告があった場合は、払い戻しは一切できません。
Flex Plus
こちらも予約変更は可能です。
出発前の払い戻しには、手数料大人20,000円、小児15,000円がかかります。
この運賃では便出発後も払い戻しが可能です。その場合は、すでに搭乗した分の普通運賃を差し引いた金額のみ払い戻しがされます。そのため、元の金額が安い航空券だと払い戻しができない場合もあります。
Basic Plus
Basic Plusには多くのブッキングクラスがあるため、その中でも予約変更、キャンセル可否は細分化されています。
予約変更には、1回につき15,000円もしくは30,000円の手数料がかかります。
払い戻し手数料は大人20,000円、小児15,000円もしくは大人30,000円、小児22,500円です。
こちらも、便出発後の払い戻しはすでに搭乗した分の普通運賃を差し引いた金額のみ払い戻しがされます。もしくは、払い戻し一切不可のものがあります。
Value
予約変更、便出発後の払い戻しは一切不可です。
ですが、出発前であれば大人30,000円、小児22,500円の手数料で払い戻しが可能です。
Super Value
こちらは、予約変更、払い戻し、すべて不可です。
また、予約変更が可能な運賃であっても、どの航空券に変更するかというのにも規制がありますので、よく確認してから手続きをするようしましょう。
このように運賃が安ければ安いほど、航空券予約後の融通は利かなくなります。ですので、後々旅程の変更等が出てくるのであれば、はじめから少し高くても予約変更可能のものを選んだほうが、最終的には安く抑えることができるできるしょう。
今回は、特にブッキングクラスとかかわりの深いサービスについて説明をしました。
航空券を購入する際に、つい値段ばかりに目が行ってしまいがちですが、
“この航空券は何ができるのか”というところまで注目すると、航空券航空後も無駄な出費を増やさずに、うまく利用することができるでしょう。
ぜひこれをきっかけにANAの運賃規則についてもっと勉強してみると新たな発見があります!
そうすれば、いろいろなサービスをより駆使できるようになるはずです!
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※本記事は現時点の情報にてご案内いたしております。
航空会社規定等は航空会社の判断により随時変動しておりますので
最新情報はお客様ご自身にてご確認頂けますよう
お願い申し上げます。予めご了承くださいませ。
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